最終更新日 2018年11月26日
開館から15年、来館者30万人に(掲載日H30.11.26)
このたび、当館への来館者が30万人に到達し、11月20日(火)、平和学習に来館した長岡市立深沢小学校の児童のみなさんへ、館長から花束と記念品を贈呈しました。
開館15周年の記念の年に訪れた嬉しい知らせに、運営ボランティアのかたがたも笑顔になりました。
当館はこれからも、長岡空襲を次代に語り継ぎ、平和を伝える市民活動の場として多くのかたからお越しいただけるよう、前進していきます。
長岡空襲体験画展-中之島地域展・川口地域展-を開催(掲載日H30.11.2)
10月3日(水)から14日(日)まで長岡市中之島文化センターで、また、10月17日(水)から28日(日)まで川口地域交流体験館杜のかたらいで、「長岡空襲体験画展」を開催しました。中之島地域と川口地域ではいずれも初めての開催で、両地域にお住まいの皆さんから体験画を御覧いただきました。
開催期間中は、地元の小・中学生が平和学習のため、会場を訪れました。
長岡戦災資料館長が体験画や焼夷弾の模型、防空頭巾の複製品などの被災資料を用いて長岡空襲について解説し、長岡空襲の体験者で長岡戦災資料館運営ボランティアの木村初江さんが長岡空襲紙芝居の公演や、空襲の体験談の語りをしました。川口地域では、同じくボランティアの金子登美さんも空襲当時の状況を語りました。
両地域の小・中学生は、真剣な表情で熱心にメモを取りながら、73年前の長岡空襲や、戦争と平和について学んでいました。
長岡空襲解説講座~長岡空襲の真実を知ろう~を開催(掲載日H30.7.12)
7月7日(日)、次代を担う中学生に長岡空襲の理解をさらに深めてもらうとともに、平和学習に意欲的に取り組んでもらうため、「長岡空襲解説講座~長岡空襲の真実を知ろう~」を開催しました。
昨年から開催し、2回目となる今年は、広島平和記念式典へ派遣される中学生を含む24名の参加がありました。
講師は長岡戦災資料館のアドバイザーで、米軍資料の研究者でもある星貴さん。
なぜ県内で長岡市だけが大規模空襲を受けたのか、なぜ模擬原子爆弾が長岡に投下されたのかなど、これまで教わることのなかった真実に、参加した中学生は興味深げに耳を傾けていました。
※高校生や一般のかたがたを対象とした長岡空襲解説講座を11月に開催する予定です。 詳細は決定次第お知らせします。
戦災資料館15周年記念特別展を開催(掲載日H30.7.11)
当館は平成15年7月の開館から今年で15周年を迎え、7月1日(日)から7月5日(木)の間、アオーレ長岡市民交流ホールAを会場に長岡戦災資料館15周年記念特別展を開催しました。
長岡空襲体験画や長岡空襲殉難者遺影のほか、模擬原子爆弾実物大模型、旧長岡赤十字病院の扉などを展示し、約400人のかたから御来場いただきました。
初日の7月1日には関連事業として、第10回長岡空襲殉難者追慕の集い、長岡空襲紙芝居「みちこのいのち」公演、広島原爆被爆ピアノ演奏会を開催し、長岡空襲の犠牲者を偲ぶとともに平和を願いました。
当館はこれからも、次の世代へ平和の尊さを伝えていくため、市民と一緒に活動していきます。
第10回長岡空襲殉難者追慕の集いを開催(掲載日H30.7.5)
7月1日(日)、当館の15周年記念特別展の会場となったアオーレ長岡で、「長岡空襲殉難者追慕の集い」を開催しました。
毎年7月に開催しているこの集いは、今年で10回目を迎え、150人のかたから御来場いただきました。
会場には349名の遺影を展示し、長岡空襲で亡くなったかたがたを偲びました。
集いでは、空襲で御両親、弟、妹を亡くされた安藤恭三さんから、御家族を偲んでのお話や、空襲後の御自身の体験を語っていただきました。
そして、長岡少年少女合唱団が追慕の合唱を披露し、最後に会場にいる皆さんで「ふるさと」合唱をしました。
※戦災資料館では、7月8日(日)から8月31日(金)まで「長岡空襲殉難者遺影展・住宅焼失地図展」を開催しています。この間は無休で開館しておりますので、ぜひ足をお運びください。
第2回長岡空襲の体験を聞く会を開催しました(掲載日H30.7.5)
6月23日(土)、今年度2回目の「長岡空襲の体験を聞く会」を開催し、第1回同様、市立南中学校の生徒を含む80人の方が空襲体験者の語りに耳を傾けました。
今回は、当時14歳だった柳川司さんと12歳だった池田ミヤ子さんのお二人から、それぞれお話を聞きました。
柳川さんからは、空襲後、柿川沿いや神谷病院の前にたくさんの焼けただれた死体があったことや、仲が良かった友人が防空壕の中で亡くなったことを知り、憤りを感じたことをお話しいただきました。
池田さんからは、海軍に志願兵として出兵する兄を長岡駅まで見送りに行ったときに、遠くホームを歩く兄と目が合った気がしたが、それが兄を見た最後になったことや、空襲の際に長姉が焼夷弾から妹達を守るために防空壕から出るよう叫んでくれたが、その姉は焼夷弾が直撃して亡くなってしまったことなどをお話ししていただきました。
お二人とも、「平和とは、何ごともなく生きていることが平和だと思う。」と語りかけていました。
長岡戦災資料館では、7月8日(日)から8月31日(金)まで、「長岡空襲殉難者遺影展・戦災住宅焼失地図展」を開催します。詳しくは、こちらを御覧ください。
第1回長岡空襲の体験を聞く会を開催しました(掲載日H30.6.11)
5月26日(土)、今年度1回目の「長岡空襲の体験を聞く会」を開催し、市立南中学校の生徒を含む60人の方が空襲体験者の語りに耳を傾けました。
今回は、当時14歳だった目黒節子さんと稗田ヒデさんのお二人から、それぞれお話を聞きました。
目黒さんからは、やけどを負って「水が飲みたい」と懇願する妹のアヤ子さんに水を飲ませてあげられなかったことや、母のコイさんが酷い怪我を負いながらも母として気丈に振舞っていた様子などをお話しいただきました。
稗田さんからは、家族と違う道に向かい、数日後に遺体で見つかった姉の八重子さんを、どうしてあのとき呼び止められなかったのかという悲痛な思いをお話ししていただきました。
お二人とも、「いまは平和が当たり前の時代だが、絶対に戦争はしないという思いを持ってほしい。」と訴えていました。
この日から、長岡空襲体験画展の後期展示が始まり、当館運営ボランティアの那須髙明さんが作品の見どころを解説しました。
今年度2回目の「長岡空襲の体験を聞く会」は、6月23日(土)午後1時30分から開催します。
参加は無料です。当時のお話を聞ける貴重な機会ですので、ぜひお越しください。
長岡空襲体験画展オープニングセレモニーを開催しました(掲載日H30.4.23)
4月21日(土)、第12回目となる長岡空襲体験画展が始まりました。
初日のこの日は、オープニングセレモニーを開催。体験画制作者の伊丹功さんをお招きし、体験画にまつわる当時の貴重な体験談をお話ししていただきました。
体験画展は、前期は5月13日(日)まで、後期は5月26日(土)から6月17日(日)まで開催します。前・後期合わせて体験画約100点を展示します。
また、5月26日(土)午後1時30分からは、「長岡空襲の体験を聞く会」を開催します。皆様のお越しをお待ちしています。
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