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トップ > くらし・手続き > 文化・スポーツ・生涯学習 > 平和関連事業 > 長岡戦災資料館 -過去のトピックス(平成28年度)-

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長岡戦災資料館 -過去のトピックス(平成28年度)-

最終更新日 2017年4月1日

戦艦ミズーリ記念館から寄贈された零戦の破片を展示しました(掲載日H28.11.15)

「戦艦ミズーリ記念館から寄贈された零戦の破片を展示しました」の画像1

 戦後70年の昨年、ホノルルの真珠湾にある太平洋戦争関連施設3館(戦艦ミズーリ記念館、アリゾナ記念館、太平洋航空博物館)と長岡戦災資料館、山本五十六記念館の5館で、長岡ホノルル平和交流記念事業「平和・未来シンポジウム」を開催しました。
 このたび展示した零戦の破片は、5館による平和交流の一環として戦艦ミズーリ記念館から寄贈されたものです。

「戦艦ミズーリ記念館から寄贈された零戦の破片を展示しました」の画像2

 この零戦は、昭和20年4月の沖縄戦で戦艦ミズーリに特攻をしたもので、戦艦ミズーリには、この特攻の痕跡が今も残っています。その特攻隊員は亡くなりましたが、戦艦ミズーリの乗組員により、丁重に水葬されたそうです。
 零戦の破片は、長さ10cmにも満たない小さなものですが、忘れてはならない太平洋戦争の悲惨な事実を伝えるとともに、ホノルルとの平和交流の証でもあります。
 資料館1階で常設展示をしていますので、ぜひご覧ください。

長岡空襲解説講座-米軍資料から見た長岡空襲の真実-を開催しました

 10月29日(土)、当館3階学習室で、「長岡空襲解説講座-米軍資料から見た長岡空襲の真実-」を開催しました。
 市内外から36人が参加。当館のアドバイザーである星講師が、「長岡が爆撃を受けたのは、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の出生地だからではなく、原爆投下予定地等を除く都市の人口順によるものである。」など、米軍の戦争資料を読み解くことで明らかになった長岡空襲の史実を分かりやすく解説すると、参加者は、熱心に耳を傾けていました。
 講義後の質疑応答では、予定の時間をオーバーするほど多くの質問が寄せられ、参加者同士で意見交換する姿も見られました。

「長岡空襲解説講座」の画像1
「長岡空襲解説講座」の画像2

長岡空襲体験画展-越路地域展-を開催しました

 9月21日(水)から10月2日(日)まで、越路総合福祉センター 1階ロビーで「長岡空襲体験画展-越路地域展-」を開催しました。
 支所地域では初めての開催で、当館が所蔵する体験画をさらに多くの市民の皆さんから御覧いただくことができました。
 21日のオープニングには、越路小学校6年生の皆さんが参加し、体験画の解説や空襲の体験談を聞くなど真剣な面持ちで平和学習に取り組んでいました。
 空襲体験談を語った金子登美さんは国民学校6年生の時に空襲にあっており、児童たちは自分たちと同じ年齢で大変な経験をされたことに驚いている様子でした。

「長岡空襲体験画展」の画像1
「長岡空襲体験画展」の画像2

 金子さんが空襲直後に避難した先が、偶然、来迎寺だったそうで、71年経ってその土地で空襲体験を語る姿に不思議な縁を感じました。
 30日には、越路西小学校6年生の皆さんが平和学習に訪れました。児童たちは、長岡空襲の説明や空襲の体験談などを聞き、熱心に質問をしていました。

「長岡空襲体験画展」の画像3
「長岡空襲体験画展」の画像4

長岡空襲爆撃中心点の碑を設置しました

 8月1日(月)、長岡市は、長岡空襲の史実を後世に継承し、平和の尊さを伝えるため、坂之上3丁目の明治公園に、「長岡空襲爆撃中心点の碑」を設置しました。
 爆撃中心点を示す碑の設置は、全国初です。
 米軍は、日本の各都市を空襲する際、あらかじめ、リト・モザイクと呼ばれる精密な航空写真を作成し、そこに、爆撃目標範囲となる半径4,000フィート(約1.2km)の円を描き、その中心点を狙って爆撃する作戦をとりました。その中心点の位置が明治公園にあたります。

「長岡空襲爆撃中心点の碑を設置」の画像

 当日、関係者60人が見守る中、除幕式が行われました。
 明治公園のお近くにお寄りの際は、ぜひ御覧ください。

第8回長岡空襲殉難者追慕の集いを開催しました

 7月3日(日)、当館3階学習室で、「長岡空襲殉難者追慕の集い」を開催しました。
 8回目を迎えた今年は、約100人の列席がありました。
 会場では、70歳を超える遺族から中学生まで幅広い年代の市民が、空襲で亡くなられたかたがたを慰霊し、平和への思いを強くしていました。
 また、千手国民学校2年生の時に空襲にあった番場直子さんが、当時の生活や父親と姉を亡くしたことなど、戦争のつらい体験を語りました。
 そして、長岡少年少女合唱団が、追慕の合唱を披露し、最後に会場にいる全員で「ふるさと」を合唱しました。

「第8回長岡空襲殉難者追慕の集い」の画像1
「第8回長岡空襲殉難者追慕の集い」の画像2

 また、同会場では、7月3日(日)から8月31日(水)まで、長岡空襲殉難者遺影展・住宅焼失地図展を開催し、3,146人の来場がありました。

第2回長岡空襲の体験を聞く会を開催しました

 6月25日(土)、当館3階学習室で、「第2回長岡空襲の体験を聞く会」を開催しました。
 当時長岡高等実業女学校2年生だった早川恵美子さんが語り手、当時表町国民学校6年生で当館運営ボランティアの金子登美さんが聞き手となり、空襲の体験を伝えました。
 第1回長岡空襲の体験を聞く会と同様、平和学習で訪れていた中学生を含む60人の参加がありました。
 早川さんは、若い人たちに戦争を知ってほしいと、空襲による炎の中を母親や妹と一緒に必死で逃げたことや終戦間際に戦闘機から機銃掃射を受けた体験を語りました。
 こうして貴重なお話を伺うことは、とてもありがたく、長岡空襲を語り継ぎ、平和の尊さを次の世代に伝えていく上で、意義のあることだと改めて感じました。

「第2回長岡空襲の体験を聞く会」の画像1
「第2回長岡空襲の体験を聞く会」の画像2

第1回長岡空襲の体験を聞く会を開催(掲載日H28.6.1)

 5月28日(土)、今年度1回目となる「長岡空襲の体験を聞く会」を開催し、市立南中学校の生徒さんを含む97人もの多くの方にご参加いただきました。
 当時13歳、10歳、4歳でそれぞれ空襲を体験した須藤久子さん、武樋チエ子さん、中川睦子さんの三姉妹から①7月20日の模擬原子爆弾の投下、②8月1日の長岡空襲、③空襲後の生活といった三つのテーマについて、当時の記憶をたどりながら語っていただきました。
 三姉妹が、年齢の違いによって、同じ空襲体験をされているのに、感じ方が異なっているのが印象的でした。
 また、この日から、長岡空襲体験画展の後期展が始まり、当館運営ボランティアの那須髙明さんから展示の見どころについて解説してもらいました。

「第1回長岡空襲の体験を聞く会を開催」の画像1
「第1回長岡空襲の体験を聞く会を開催」の画像2

 2回目の長岡空襲の体験を聞く会は、6月25日(土)午後1時30分から開催します。
 次回は、体験者が語り手と聞き手に分かれ、空襲時の様子について語り合う形式で進めていきます。
 参加は、無料ですので、ぜひお越しください。

体験画展オープニングセレモニーを開催(掲載日H28.4.25)

 4月23日(土)、第10回目となる空襲体験画展「長岡空襲体験画展~わたしの長岡空襲~」が始まりました。
 初日となったこの日、集まった市民約70人が見守る中、オープニングセレモニーを開催。美里絵(みさとえ)の創始者で、この体験画展に特別展示される作品を描いた多田清虹さんのお話のほか、当館運営ボランティアの那須髙明さんが展示の見どころを解説しました。

「体験画展オープニングセレモニーを開催」の画像1
「体験画展オープニングセレモニーを開催」の画像2

 美里絵とは、樹皮、落ち葉、草花など自然なものを素材にして貼り合わせて作った、立体感ある独創的な工芸絵画です。今回特別展示する作品「天燃ゆる」は、多田さんが子どもの頃体験した長岡空襲の情景を表現したものです。

 体験者それぞれが空襲の記憶を鮮明に描いたこの展示会は、前期は5月15日(日)まで、また、後期は5月28日(土)から6月19日(日)まで開催します。前・後期併せて体験画約100点の展示と、多田さんの作品を全期間展示をしますので、ぜひ、ご来館ください。

 ※5月28日(土)午後1時30分からは、「長岡空襲の体験を聞く会」を開催します。


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