アオーレ長岡に、ものづくりを楽しむ人々が大集合しました。
この日行われていたのは、メタバース体験や長岡工業高校のロボコン部など20を超えるものづくりブースが出展した「メイカーズながおかまつり」と
同人誌即売や手作り品販売、コスプレなどを楽しむイベント「ツクリテイデア」。
メイカーズながおかまつりでは、はんだづけやプログラミングが体験できるワークショップなども行われ、子どもから大人まで大賑わい。
ツクリテイデアでは、多くの人が趣味を通じた交流を楽しんでいました。
会場では、ものづくりにちなみ、「外山脩造賞」の授賞式と「日本オープンイノベーション大賞」の受賞報告も行われました。「外山脩造賞」は、アサヒビールの創業に携わった外山が栃尾地域出身だった縁で、市の産業発展に貢献した企業などをアサヒビール新潟支社が表彰しています。
12回目となる今回、今年創業100年を迎える浪花屋製菓(株)が受賞。米菓「柿の種」を考案したほか、省エネ型のボイラーを導入するなど環境に配慮した経営が評価されました。
創業者の今井與三郎さんが、発明した「消雪パイプ」の実用新案権を市に無償譲渡し、雪国に暮らす私たちの生活に大きく貢献してくれたこともよく知られています。
また、長岡工業高等専門学校やJICA(国際協力機構)など5団体が、ものづくりの力でアフリカの社会課題解決を目指した取り組みは、国の日本オープンイノベーション大賞の最高賞・内閣総理大臣賞を受賞。地元の企業や大学などと連携し、グローバルな社会課題に地域を挙げて取り組んだことが報告されました。
メイカーズながおかまつりを主催したながおかメイカーズ・クラブの代表・長井大(ながいまさる)さんは「既存の枠を超えて新しいものを生み出すには、オープンな環境でのコミュニケーションが必要だと思っています。企業同士の展示会はよくあるが、より幅広い人が出会う場をつくろうとイベントを企画しました。長岡の技術力は、これからの地域発展の大きな力になると思います」と力強く話してくれました。
「ものづくりのまち長岡」の未来が楽しみになる1日でした!
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