昨年12月27日で開館15周年を迎えた河井継之助記念館。
それを記念し、継之助の師である山田方谷をテーマに講演会を行いました。
山田方谷は備中松山藩の藩政改革を断行した儒学者。備中松山城があった岡山県高梁市の教育委員会参与・田村啓介さんが講師を務め「方谷は継之助に、藩政改革の要点を『たやすいものから始め、実績を伴い世に理解を得ながら進めよ、誠をもって接せよ、先人の知恵を活用せよ』と伝えました。継之助はこの教えを受け、藩政改革を実行したのでは」と、約300人の来場者を前に講演しました。
パネルディスカッションも実施。中田仁司同館館長が「継之助は方谷に出会い、民衆の暮らしを豊かにすることが藩の財政の安定につながることを学びました」と解説しました。
磯田市長はあいさつで、記念館の今後を「迷ったり困ったりした時に、継之助の生き様に触れて決断ができる場にしていきたいです」と述べました。
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