市は、今年2月にAI(人工知能)に精通した人材育成を進めようと、学生や企業などが交流できる場「AIイノベーション・ハブ」を立ち上げました。その中で、市内学生も柔軟なアイデアで全国から高い評価を得ています。
まず、長岡技術科学大学4年生の片岡翔太郎さんが「深層学習技術を使った製造現場での作業分析」で全国4枠のAIフロンティアプログラムの育成対象者に選出されました。
また、長岡高専の4年生ノムハさんとソドゥさん、3年生の星野大海さんの3人で組むプレラボチームの「画像認識技術によるアナログメーターのリアルタイム監視」が、全国高専ディープランニングコンテストで最優秀賞と企業賞をW受賞。それぞれの学生が、磯田市長に成果を報告しました。
技大の片岡さんは「すぐに使えるAIをテーマに、ものづくり産業の現場で使える技術にしたいです」。高専のノムハさんらは「長岡には学生でも起業しやすい支援制度が整っている。業界から認められる製品を開発し、起業に結び付けたいです」と今後の意気込みや展望を語りました。
磯田市長は「長岡の多くの企業で、みなさんが研究しているような新しい技術を期待している。市もAIハブなどの環境をさらに整備していくので、みなさんの発想力で刺激を与えてほしい」と激励しました。
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