米国ハワイ・ホノルル市の真珠湾フォード島で「平和友好記念式典」を開催し、両国の戦争犠牲者の慰霊と世界の恒久平和、そして未来を担う青少年の成長を願う長岡花火を打ち上げました(ホノルル時間15日午後8時)。※この歴史的な事業は、米海軍の全面的な協力で、姉妹都市のホノルル市と長岡市が共同で取り組みました。
一般開放されたフォード島内での観覧者約28,000人(長岡市訪問団約230人を含む)を笑顔にさせた、約2,000発、ノンストップ20分間の未来の平和を祈る花火です。共にこれまでの70年間の平和に感謝し、未来の平和への想いを新たにしました。
昨日に引き続き、慰霊と世界平和を祈る花火「白菊」。
「子どもたちの平和な未来へ」。青少年の未来と幸せを祈って赤・青・白のカラーをメーンにした花火です。
東日本大震災での「トモダチ作戦」など米国のみなさんからの支援に感謝を込めて「フェニックス」を打ち上げました。
米国旗をイメージした花火「アメリカ・ザ・ビューティフル」。
クライマックスは「天地人花火」。ハワイでもよく知られている大河ドラマの壮大なテーマ曲に合わせて豪華絢爛に打ち上げました。日本の花火技術を結集した色とりどりの芸術性とストーリー性のある花火に会場は大きな歓声と拍手に包まれました。
打ち上げ前の式典のステージには、長岡市から、長岡アロハクラブと、
長岡少年少女合唱団が参加。演奏と歌を2万人を超える観覧客に披露しました。
越後長岡応援団で歌手の平原綾香さんは「Jupiter」を歌唱。平和と友好の式典を盛り上げました。
そして、長岡市の中学生15人とホノルル市の青少年8人が行った「青少年平和サミット宣言」。
長岡市を代表して発表したのは久川涼佑さん。互いの戦争の傷痕を学び、互いの意見を交わし、考えを理解した23人みんなで考えた平和への誓いです。みんなが同じ想いを持ってステージに立ちました。―「私たち、世界の青少年は、心を合わせ、平和のバトンを未来につないでいく努力を続けることをここに誓います。共に手を取り合い、平和な未来をつくっていきましょう(抜粋)」。
子どもたちの真剣な眼差しに、聞き入る観客のみなさん。青少年の真剣な眼差しに、会場からは惜しみない拍手が贈られました。
森市長は「今日は平和な未来をこれからも守り続けていく意志を、世界に向けて力強く発信する式典です。子どもたちの平和サミット宣言に、平和な未来の実 現に向けて、今を生きる私たち大人も不断の努力が必要であると改めて感じることでしょう。長岡花火が、世界中で平和のシンボルとなる日が来ることを願い、 みなさまと共に平和を分かち合いたいと思っています」とあいさつ。
ホノルル市のコールドウェル市長は「米国、日本が平和の名のもとに共に集うことができました。長岡とホノルルの架け橋となる礎を築くことができたと自負 しています。この架け橋を私たちは双方向に渡っています。70年間の平和を祝い、今後決して愚かな世界大戦が起こることのないよう固く共に誓い合いましょう」と呼びかけました。(M)
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