平成16年10月23日に発生した中越大震災からまもなく20年。震災の記憶や復興の過程を振り返るとともに、地域の未来を考える「中越大震災20年フォーラム」を、アオーレ長岡で開催しました。
記念トークには、長岡出身の俳優・星野知子さんと山古志地域のNPO法人中越防災フロンティア理事長・田中仁さん、磯田市長が登壇。星野さんは著書「ふる里へ」に込めた復興への思いを紹介し、田中さんは復興の原動力には「錦鯉や闘牛などの伝統を守り続けた先人たちの歴史があった」と回想。磯田市長は「伝統を受け継ぎながら、多くの人を引き付ける『エネルギッシュで魅力的なまち・長岡』を創造していきたい」と話しました。
また、地域で活躍する団体の代表者が復興や防災の取り組みを発表するパネルトークや、復興の歩みをたどるパネル展も開催。新潟市から来た女性は「震災後にたくさんの人が地に足をつけて活動してきたことを知った。この地域には可能性があると思った」と話しました。
20日には、川口運動公園で追悼と感謝の思いを込めた「おかげ様感謝デー」が行われました。
自衛隊車両の展示や国道番号の缶バッジ作り、感謝のメッセージなどを書いた黄色いフラッグの掲示など、盛りだくさんの内容。
町内会による炊き出しの訓練では、焼きおにぎりと豚汁が振る舞われ、来場者は笑顔で味わいました。
23日には、アオーレ長岡や山古志・川口地域で献花台の設置や追悼式典などを行います。大きな節目に、改めて当時を振り返ってみませんか。
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