近年、サルをはじめとした鳥獣による農作物などの被害が増加しています。市は、被害防止に有効な電気柵の適切な使用を促すため、「電気柵訪問点検員」を7月に新たに編成。市の補助制度を使って整備された電気柵を巡回し、十分な効果を発揮する設置・管理方法をアドバイスします。
巡回開始を控えた20日からの3日間、点検員5人が実地研修を行いました。
講師は農林水産省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー・近藤圭介さん(妙高グリーン企画代表)。
参加者は、点検時のポイントを聞きながら、電圧やワイヤーの高さなどをチェックしたり、不備があった場合の記録の取り方などを質問したりしていました。
点検員の片桐一道さんは「これまでの講習や今日の実地研修で、一通りの流れが理解できた。丹精込めて育てた農作物が被害に遭ってほしくない。巡回先の人と農業の話ができればなおうれしい」と意気込みを語りました。
点検員は10月下旬までに、主に栃尾地域の電気柵を巡回する予定です。
★市の鳥獣被害対策はこちら
このページの担当