中之島地域で3人が犠牲となった平成16年(2004年)7月13日の水害。これに合わせ、防災メモリアル追悼セレモニーを開催しました。
刈谷田川の堤防が決壊した午後0時52分のサイレンに合わせ、会場の’04(ラブフォー)中之島記念公園に集まった地域の住民や小・中学生など約150人が黙とうをささげました。
イベントを主催したのは、花植えなどで公園の管理をしている中之島ラブフォー隊。会長の原田敏さんは「またいつ同じような災害が発生するか分からない。防災意識の向上に力を注ぎたい」と話しました。
今年は、水害時に救助された旧中之島保育所の元園児らも参加。当時5歳だった佐藤寛也(ともや)さんは「保育所に水が流れてきたことや救助された瞬間は今でも鮮明に覚えている。災害支援に携わった人にこの場を借りて感謝を伝えたい」と語りました。
夜には、中之島中学校の生徒を中心に作ったキャンドル713個を点灯。参加者は明かりを囲み、犠牲者の冥福と災害が起こらないようにとの想いを一つにしました。
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