郷土の歴史を伝える資料など約22万点を保存し、調査・研究に活用する「歴史文書館(れきしぶんしょかん)」が、旧サンライフ長岡の建物に開館しました。
旧互尊文庫からの移転リニューアルで、閲覧・展示室や駐車場のスペースを新たに確保。講座室も活用し、長岡の歴史の魅力をより広く発信していきます。
収蔵する災害復興文庫の資料約5万点の中には、中越大震災のときに避難所で配られたカップラーメンの入れ物で作られたひな人形も。歴史の一場面をさまざまな形で今に伝えてくれます。
テープカットで開館した初日、参列者に館内案内を行ったほか、「長岡はなぜ『長岡』なのか―地名に刻まれた歴史―」と題して長岡工業高等専門学校教授の田中聡さんが講演。
約60人が熱心にメモを取ったりうなずいたりしながら、聞き入っていました。
訪れた市民からは「長岡の地名の由来が腑(ふ)に落ちた。また講演会などがあれば参加したい」「子どもから大人まで郷土の歴史に触れ、長岡に愛着を持つきっかけになってほしい」など、期待の声が聞かれました。
閲覧・展示室では29日(土)まで、最近新たに発見された小林虎三郎の晩年の日記を公開中!湯治中の伊香保へ訪ねてきた 三島億二郎と、長岡の状況を語り合ったことが記された貴重な資料です。
長岡の歴史を学び、伝え、究める歴史文書館。
みなさんも、ぜひ足を運んで「歴史の引き出し」を開けてみてください。
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