米の産出額・輸出額全国1位の米どころとして知られる新潟県。しかし、米の価格下落や農業従事者の高齢化、後継者不足などの課題を抱えています。
今回、長岡技術科学大学を中心に産学官で連携し、「地域資源の完全循環」をテーマに新潟の宝である田んぼを守り続けるための研究開発をスタートしました。長岡市は幹事自治体として参画。若者に魅力的な農業を目指すとともに、未利用資源を活用した次世代の食料づくりに取り組み、新産業の創出につなげます。
アオーレ長岡でキックオフ会議を開催。農家の経験・ノウハウのデータ化や稲作支援ロボットの開発、洗米排水の微生物培養への利用など、課題解決に向けた具体的な取り組みが紹介されました。
プロジェクトリーダーの長岡技術科学大学教授・小笠原渉さんは「豊かな資源と技術を活用することで、米を原料に付加価値の高いものをつくり、若者が住み続けられる社会の実現を目指していきたい」と語りました。
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