長岡発のベンチャー企業、(株)インテグライが開発したシステムを導入し、新型コロナワクチンの保管温度を市職員がスマートフォンで確認できるようになりました。大切なワクチンが失われないよう、温度管理をさらに徹底します。
導入したのは県がディアプラザに設置する大規模接種会場です。これまでは市職員が1日1回目視で温度を確認していました。新たなシステムは、ワクチン保管庫の温度表示をカメラで読み取り、AI(人工知能)でデジタル化。スマホで随時確認できるほか、設定温度を外れるとメールでアラートを発します。ワクチンの保管温度をカメラとAIで把握するのは全国でも珍しい取り組みです。
(株)インテグライは、長岡工業高等専門学校の学生などが市の「スタートアップ創出補助金」を利用して令和2年に起業しました。代表取締役の矢野昌平さんは「世界的な課題になっているワクチンの保管に貢献できたことを誇らしく思います」と話しました。
このページの担当