昭和20年8月1日の長岡空襲から70年。
慰霊と平和への願いを込めた行事を市内各所で行いました。
午前6時から平潟神社の戦災殉難者慰霊塔前で行った「戦災殉難者慰霊祭」。遺族や関係者などが、空襲で亡くなった1,486人の冥福を祈りました。
午前7時からは、昌福寺(四郎丸4)で「戦災殉難者墓前法要」。戦争で亡くなった方の早朝墓前供養を行いました。
そして、午前9時からは戦争で亡くなられた方々の慰霊と世界の恒久平和を祈念し、戦争の悲惨さや平和の尊さを次代に伝えるため「長岡市平和祈念式典」を開催しました。戦後70年の節目に多くの市民に参加してもらおうと、初めてアオーレ長岡が会場となりました。
遺族や各地域からの小・中学生などの市民、姉妹都市・米国フォートワース市とホノルル市から来岡中の青少年など約1,200人が出席。献花台に花を手向け、黙とうをささげました。
また、広島平和記念式典とホノルルでの長岡ホノルル平和記念事業・青少年平和交流サミットに出席する中学生に小学生から平和の折り鶴が託されました。
そして、ホノルルを訪問する中学生を代表し、新潟大学附属中学校3年磯部伽周さんが平和の誓いを読み上げました。「フォートワース市やホノルル市の生徒と交流する中で平和について考えました。他人任せにせず、一人ひとりが真剣に考え、国境を越えて話し合うことが大切だと。あの戦争の惨禍を二度と繰り返さないよう、私たち、そして、次の世代へとその想いを訴え続けていかなければなりません」。
3日の午後5時まで、アオーレ長岡に長岡空襲で奪われた尊い命を悼むため市民献花台「鎮魂たむけの花」を設置しています。ぜひお立ち寄りください。
午後7時からは「柿川灯籠流し」。戦災殉難者数と同じ1,486個の灯籠に、慰霊と平和への願いを込めました。
ホノルル市の青少年も長岡市中学生と一緒に灯籠を流し、静かに手を合わせていました。
そして午後10時30分― 70年前のこの時間に始まった長岡空襲。同じ時刻に合わせて慰霊の花火「白菊」を打ち上げました。空襲で亡くなられた方々への慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いを込めて、白一色の尺玉を3発を打ち上げ、寺院では慰霊の鐘が鳴り響きました。(M)
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