最終更新日 2023年1月13日
昨年は、皆様のご理解とご協力によりまして、3年ぶりに長岡まつり大花火大会を開催することができました。全国から多くの感謝のメッセージをいただきました。「よくぞ開催してくれた」というメッセージに触れて、私は「長岡の平和への思い」、そして「新型コロナウイルス感染症に負けない心意気」を全国に示すことができたと実感しています。皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
大花火大会を開催した効果もあり、道の駅「ながおか花火館」は開館2年余りですでに260万人の来館者がありました。昨年5月にオープンした栃尾地域交流拠点施設「トチオーレ」には、約15万人が来場しています。さらに、地域のまつりやイベントの多くが復活の兆しを見せていることを市民の皆様とともに喜びたいと思っています。
現在、長期化する新型コロナウイルス禍に加え、ウクライナ侵攻や物価高騰で、市民生活が大きな影響を受けています。この先どうなるか全くわからない、見通しが立たないという不安もあります。しかしながら、感染禍にあっても、長岡の地元企業の経済活動が力強く維持・継続され、長岡が取り組んできた、未来への投資、未来を目指したまちづくりが揺るぎなく着実に進められています。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけについて、2類から5類への引き下げに着手したと報道されています。今後、人の動きが拡大することが予想されます。長岡の観光拠点や観光資源の整備をさらに進め、長岡まつり大花火大会はもとより、あらゆるイベントを復活・開催することによって観光交流人口の拡大を図り、飲食や宿泊をはじめとした経済、そして地域の活性化につなげてまいります。
長岡北スマート流通産業団地は完売し、21社が進出を決定しています。そのうち、すでに7社が稼働し団地内で約1,000人の雇用、そして200億円を超える設備投資を見込んでいます。現在、次の産業団地を中之島見附IC付近に整備しているところで、さらなる企業誘致と雇用の創出につなげてまいります。また、首都圏企業のサテライトオフィスの誘致やU・Iターンの促進、ベトナムやモンゴルなどの高度外国人材を長岡に受け入れるためのインターンシップ事業、中小企業のデジタル化・DX支援、デジタル地域通貨「ながおかペイ」の活用、スマート農業、バイオエコノミー、脱炭素、省エネ等の推進により、長岡の経済を活性化してまいります。
長岡が選ばれるまちになるためには、産業の活性化、若者の就職先の確保とともに、快適で安全安心な暮らしを実現する必要があります。本年も、医療体制を支援し、長岡市医師会や医療機関と連携して、引き続き感染症対策に努め、災害対策、インフラ整備、健康・福祉・子育て支援・教育のさらなる充実を図ってまいります。
そして、女性がリーダーとなって活躍できる「女性活躍の推進」を、長岡にとっての最優先課題と位置づけて取り組んでいきたいと考えています。性別や国籍を問わず、さまざまな価値観の人が活躍できる、多様性(ダイバーシティ)のある「地域共生社会」「開かれたコミュニティ」「開かれた地域」の実現にも力を入れてまいります。
いよいよ今年の7月、米百俵の人材育成とイノベーションの拠点「米百俵プレイス ミライエ長岡」が先行オープンいたします。新しい互尊文庫や、子どもから高齢者まで誰もが気軽に立ち寄れる学びの場、そして市内4大学1高専や長岡商工会議所、各地域の商工会、産業界の関係者が集い、若者の起業・創業と「長岡版イノベーション」、そして産業ビジネスを支援する拠点がスタートいたします。
ミライエ長岡を、新しい米百俵、人材育成と未来への投資、そして「長岡版イノベーション」の本格的なスタートを切る新たなステージといたします。皆様のご理解を賜りますようお願い申し上げます。
本年は、歴史的な大きな転換点になると言われています。本日お集まりの皆様をはじめ、市民、企業、団体が一致団結し、長岡の明るい未来を創ってまいりましょう。皆様のご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健やかで実り多い年、そして飛躍の年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
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