最終更新日 2021年4月1日
変化の時代を乗り切る
先を見据え、今から準備を
これからは、新型コロナウイルスがもう1年、2年と続くことを想定し、何が起こるのか、その時にどうしたらいいのかを今から準備していく必要があります。具体的には、新型コロナウイルスの感染防止対策です。今後、市内でも感染拡大が起きる可能性があります。これまでのPCR検査の陽性者は、昨年2月からの1年間で約50名でしたが、直近では3月の1か月間で50名を超え、併せて100名以上になりました。いつ何時、長岡においても感染拡大が起きないとは限りません。
今は、危機管理防災本部や福祉保健部を中心に、全力で対策を講じているため、感染拡大が抑えられているわけですが、これから再び、関東圏で感染拡大が起こればリスクが一気に増大する可能性もあります。そのような状況を想定して準備を進め、しっかりと対策に取り組んでいきましょう。
そして、これから市民生活や地域経済にさまざまな影響が出てきます。教育にも影響が出てきます。このような状況の中で子どもたちが育っていくと何が起きるかということについて、真剣に考えていかなければなりません。そのような課題にも、令和3年度はしっかり対応していきたいと考えています。自然災害や水害も同様に、どのような状況になるのか本当に予測がつかないわけですから、さまざまなことを皆さんと共に考えながら備えていきたいと思います。
チャンスの芽を捉え、新たな挑戦を
もう一つ、この変化の時代はチャンスでもあります。インターネットの活用が一気に進んでリモートワークでさまざまなことが行えるようになり、地方分散が加速しています。この変化を、新しいことに挑戦するチャンスだと捉えるべきです。このチャンスを逃したら、ただひたすら我慢していくことになります。それでは、長岡の発展や市民生活の発展が考えられないわけですので、ぜひこの変化の中に起きているチャンスの芽をしっかり捉え、形にしていきたいと思います。それぞれの仕事において、今までのやり方ではない新しいやり方によって市民サービスの展開が図られる、地域経済の発展が実現できるという取り組みに積極的に挑戦していただきたいと思います。
最後に、これだけの課題に取り組んでいく中で、人間には限度がありますので、ひたすら頑張っていてはつぶれてしまいます。ここにお集まりのリーダーの皆さんには、それぞれの組織・部署の職員を頑張らせるだけでなく、ぜひ仕事の中に楽しいと思える要素を作っていただきたいと思います。日々の業務の中に楽しい仕事を作っていくことが組織の課題であると認識してください。部下の健康管理にも目配りし、お互い体に気をつけ、頑張りましょう。セクハラ、パワハラは絶対にいけません。そういったことにも注意を払いながら、しっかりと市民の期待に応えていく1年にしていきましょう。
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