最終更新日 2020年4月6日
市民生活・地域経済を守る
経済・社会の変化をとらえ将来の布石に
市民生活、経済の変化の中で、いわば経済、社会の枠組みが大きく変わると見ています。変化ということを決まり文句のように言ってきましたが、その変化が新型コロナウイルス感染症の影響によって前倒しにされ、加速すると考えています。
例えば、市役所もテレワークができないかと検討しても、市民相手だからできないと考えがちですが、そうではない業務も数多くあるはずです。当然、テレワークも考えなければならない。企業は、生産拠点の分散化、首都圏への集中から地方への分散化が加速していくと思います。そういった意味では、必ず地方にチャンスがあり、将来に向けて布石を打つべきものがあるはずなので、そこは見逃さず、長岡市としてはそういった流れをつかんでいきたいと思います。
そして、学校では遠隔授業ができないのかという問題があります。今すぐ簡単には解決できないものかもしれませんが、どうしたら実現できるか、条件を整えてイノベーションを進めるということが必要になってきます。そのような問題解決と将来へ向けての布石というものが並行して、これから1年進んでいくように思います。
ぜひ、そういう観点で「あれもできない」「これもできない」ではなく、「解決すべき課題がある」、「将来に向けて新しいことを実行する」と前向きに考えていただきたいと思います。そうすることで、市民生活にとって、あるいは日本にとって、世界にとって何が本当に大切かということが見えてくるような気がしています。
ONE TEAM(ワンチーム)で難局を乗り切る
これから長岡はどうなるのか、長岡市民の生活をどう支えていくのかということを私たち自身が考え、実行することが大切です。誰からも指示されない、誰からもヒントが与えられない中で、私たちは長岡のかじ取りを市民の皆さまに対して示していくことになります。
現在は、いわば有事なんだという意識と緊張感をもちながら、それぞれの組織のチーム力で乗り切っていただければと思います。
それこそ、昨年のラグビー日本代表を思い返すと、今まであったスポーツの世界の組織というものがもう限界なんだと、これからは個々が尊重しあい、家族のように結びついた組織で乗り切っていくんだよということが示されたように思います。私もラグビー日本代表の躍進にはずいぶん歓喜しましたが、ワンチームなくしてこの社会は生き残れないんだということを示唆していたと思います。それぞれの組織、部署がワンチームになり、市役所全体で力を合わせて、この難局に立ち向かっていきましょう。
ぜひ、自身の健康管理に留意しながら、部下の健康面・メンタル面の目配りもお願いします。
この1年、なんとか乗り切っていきましょう。
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