▲アオーレ長岡で開催した式典
長岡市平和祈念式典に、このように多くの皆様からおいでいただき、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
戦後72回目の8月1日を迎えました。長岡空襲により亡くなられた1,486人の方々、並びに日中戦争及び太平洋戦争の戦地で亡くなられた8,996人の方々の御霊に、謹んで哀悼の意を捧げます。
戦後70年を迎えた平成27年、8月1日を長岡市恒久平和の日とする条例の制定を機に、この式典は誕生しました。3回目となる今年も、ご遺族をはじめ、小・中学生、町内会長の皆様など、長岡市の全地域から大勢の出席をいただいています。長岡市議会、新潟県教職員組合長岡支部、遺族会など多くの関係団体の皆様のご協力のもと、全市が一体となる式典を開催することができ、市長として、心から感謝申し上げます。
真珠湾攻撃から75年となった昨年12月には、市内出身・在住の大学生及び高校生が姉妹都市のホノルル市で開催された追悼記念式典に出席するとともに、青少年によるシンポジウムで、ホノルル市の学生と共同で平和に関する宣言を行いました。真珠湾攻撃と長岡空襲を越えて、長岡市とホノルル市の交流、そして今日は、フォートワース市から、原信サマースカラシップに参加されている学生さん8名と引率の2名の方が出席しておられますが、今後も世界に向けて平和を発信していきたいと思っております。
長岡空襲経験者は高齢化し、当時の体験を直接聞く機会は年々失われつつあります。こうした中、市では今、空襲体験談に基づく紙芝居を制作しています。完成した暁にはすべての小学校に配付し、平和学習に活用したいと考えています。体験者の言葉や想いを、さまざまな方法で未来へと語り継いでいくことは、この長岡に生きるものの責務です。
今後も、世界の恒久平和の実現に向かって粘り強く取り組んでいくことを、本日ご出席していただいた皆様とともにお誓い申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。