最終更新日 2017年4月7日
市役所の仕事はスピードを求められている
私は昨年の10月に市長になったばかりですので、皆さんとほとんど同じ1年生ということになりますが、市長になる前は市の職員でしたので、そういう意味では皆さんの先輩となります。
私が市役所に入ったのは昭和51年ですが、当時よく憶えているのは、私が入庁した当時の政策の一番大きな目標が、当時ニュータウンブリッジと言った、現在のフェニックス大橋をぜひ作りたいということでした。当時の柳原の市役所のホールに模型がありましたので、当時にはすでに具体的な計画が練られていたわけです。都市計画決定が昭和52年ですので、約40年かかった大きな事業だったということになります。
しかし、もうそういう時代ではないと思っています。これからの新しい目標、例えば今長岡は地方創生を頑張ろうということで、その中心として産業のイノベーション・技術革新を掲げていますが、そういう政策は20年、30年、40年かけて行うものではありません。場合によっては5年くらいでやり遂げなければだめだという政策かもしれません。それだけ時代がスピードアップしています。
今の市役所は、本当にスピード感をもって仕事をやらなければならず、むしろ若い皆さんの力がぜひとも欲しいという時代になっています。大いに遊んでいただきたいとも思うのですが、仕事については先輩のやることをただのんびりと真似するということではなく、皆さんの思いを仕事の中にぶつけていただきたいと思っています。
今日、辞令を渡した彼は「ながおか・若者・しごと機構推進課」に配属ということで、まさに長岡の若者の力を発揮してもらうという部署です。若者というのはまさに皆さんのことであり、皆さんの力が発揮されるということが、ながおか・若者・しごと機構を活性化するよりも大事なことだと思っています。ぜひ皆さんの力を発揮してください。まず自分の職場に入って、先輩や市民の皆さんとよく話し合って、市民の皆さんの声を聴いて、自分で何をなすべきかを考えて欲しいと思います。
長岡の良さを伝えてほしい
長岡というまちは本当にいいまちです。私は大学の4年間を除いてずっと長岡にいましたが、その経験を踏まえてなお本当に長岡はいいまちだと思います。合併して長岡はさらにいいまちになりました。中山間地から海までいろいろな自然や文化を抱えていいまちになりました。住むなら長岡、子育てするなら長岡、そういうまちに私はしたいと思っていますが、既にそういうまちでもあるわけですが、それをさらに良くして、長岡を人が集まるまちにしてください。
皆さんには長岡の良さを、外部の人あるいはまだ長岡の良さを自覚していない市民の皆さんにアピールするエバンジェリスト(伝道者)になっていただきたいと思います。長岡のまちを愛して、長岡のまちを好きになって、そしてその良さを多くの人に伝えてください。そして健康には気を付けて、おいしいものもたくさんありますので、大いに楽しみながら仕事も頑張っていただきたいと思います。私も皆さんとともに頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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