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トップ > 市政 > 地域委員会 > 栃尾地域委員会 > 令和4年度第3回 栃尾地域委員会分科会会議録

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令和4年度第3回 栃尾地域委員会分科会会議録

最終更新日 2023年2月3日

会議名 第3回 栃尾地域委員会分科会
開催日時 令和4年9月27日(火曜日) 午前10時00分~午前11時30分
開催場所 栃尾支所 4階 研修室
出席者名 【委員】
星野 正子 委員長  西川 明治 副委員長
平林 悦子 委員  大﨑 勉 委員
小熊 孝子 委員  田邉 仁 委員

【事務局】
藤田栃尾支所長 
地域振興課 高野課長 多田補佐
野沢係長 稲田主事
商工観光課 桐生課長 山内係長 諸橋主査

栃尾織物工業協同組合 陶山専務理事
欠席者名 白倉 龍典 委員、佐々木 信和 委員、北郷 昌明 委員
吉田 美紀子 委員、加藤 泰稔 委員、笠井 和子 委員
柴田 和花子 委員
議題 【議事】
(1)織物を生かしたまちづくりやイメージアップ等のための意見交換
審議結果の概要 【議事】
(1)資料に基づき意見交換を行った。
会議資料 次第(PDF 51KB)
資料1-1:アイディアシートまとめ(PDF 115KB)
資料1-2:アイデアシート一覧表(PDF 236KB)

審議の内容

1. 開会
(省略)
2. あいさつ
委員長  昨日副委員長と地域委員会の正副委員長会議に参加してきました。新たなまちづくり体制の検討がテーマだったのですが、おかげさまで栃尾はトチオーレができて、コミセンの皆さん方ともしっかりと連携ができておりますので、私はこれからの話や今日会議をする栃尾の織物の宣伝をしてまいりました。
 そしてやはりどの地域も人口が減ったとおっしゃっていましたけれど、人口を増やせと言っても難しいですから、栃尾は交流人口を増やしましょうということで、先日行われたトチオノアカリやカントリーフェスティバルにも大勢の人が来てくれたことを話してきました。今はインターネットもありますが、直接人から聞くと行ってみようと思うので、今度栃尾で行われるイベントのPRもしてまいりました。
 栃尾は交流人口を増やすために皆さんの努力で本当に人がいっぱい集まってくださっていますので、これからも何かしていかなければいけないなと思っています。今日は歴史のある織物について、織物組合さんもお呼びしておりますので、いろいろとお話を聞きながらたくさん意見を言いましょう。よろしくお願いします。
委員長  議題に入る前に栃尾織物工業協同組合の○○さんをお迎えしておりますのでご挨拶いただきたいと思います。
織物工業協同組合専務理事 あいさつ(省略)
委員長  ありがとうございました。次に支所長からご挨拶いただきます。
支所長 あいさつ(省略)
3. 議題
(1)織物を生かしたまちづくりやイメージアップ等のための意見交換
委員長  さっそく自由意見ということで話し合いをしたいと思います。アイデアシートをご覧になって、まだ言い足りないことはありますでしょうか。
委員長  私が栃尾に来たときは、人の声よりもガチャガチャという織物の音の方が大きくて、子ども達はその音が聞こえないと寝ないというお家の方もいました。あとは、糸繰の音がサーっと川の流れの音のように聞こえていた記憶がありますが、今は本当に静かになっています。
 工場見学にも行きましたけれど、私のわかる織物とは違い、今はインターネットでできるようになっていました。せっかく長岡では栃尾しか織物がないので、それを残していくためにはどのようにしたらいいか課題になっています。
 歴史についても、○○委員からお話を聞き、視察に行くまで北荷頃の巣守神社について知りませんでした。先日の貴渡神社の祭典が記事になったときも、それを見て東京からお出でになった方もいました。歴史も大事にしていかなければいけないと思います。○○委員はいかがでしょうか。学校ではどんなことをしていましたか。
委員  小学生に社会科の勉強で教科書に載っていることを教えるだけでなく、地元のことを題材にして便りにしていました。実際に織物工場を見学させてもらったこともあり、私も栃尾は織物の町という印象が強いです。前回貴渡神社を見学して、大崎オヨや植村角佐衛門の話を聞かせていただき、とてもいい話で子ども達にも知ってもらいたいなと思い、追加意見を出させていただきました。栃尾にはいろいろな良さがあって、その良さを伝える物語ができているとよいかなと思います。大﨑オヨと植村角佐衛門の業績も栃尾の織物の始まりとして、物語を作って、子ども達や地域の方に伝えられたら楽しいかなと思います。私は学校に勤めていたのもあって、子ども達から歴史等を知ってもらって、栃尾の織物っていいなと感じてもらえたらいいなと思います。やはり若い人達が育っていくことは大事なので、小学生だけでなく、中学生や高校生の意識を高めることも大事だと考えます。実際に織物体験をしてもらえば、こんなにおもしろいんだな、自分だったらこんなものをデザインして作れそうだ、という意見が出てくると思います。私はそういう若い世代を大事にした取り組みを進めるとよいのかなと思います。
委員長  ありがとうございました。本当にいろいろなアイデアが出てきますよね。それでは資料について、事務局から説明お願いします。
商工観光課 主査 【資料1-1、1-2に基づき説明】
委員長  皆さんから本当にたくさんアイデアを出していただきましたが、○○さんはお読みになりましたか。
織物工業協同組合専務理事  皆さんのアイデアを見させていただき、こちらで思っていることもあるのですが、なかなかうまく反映できないというのが今の現状です。各企業の方もこのアイデアに基づいて、何か一歩でも踏み込めていければと思っているところもあるのですが、目先の仕事でいっぱいで後回しになっているところもあります。組合としてもできるだけこういった意見を参考にし、活かしていければと思っております。
委員長  ありがとうございます。工場見学に行った時も実際のところ発注があったものだけを作らないととても採算が合わないというお話を聞き、昔と今は違うこともわかりました。トチオノアカリの時に長岡大学の学生さんとこれを売ったらいくらで買うかという値段の話をしましたが、売るとなると難しいんだなと感じました。
 てまりも昔は残糸で作っていましたが、今は専門の糸で作っているそうです。そういった栃尾の製品も何とか掘り起こしできないかなと。市民会館で栃尾の織物を使ってファッションショーをしたこともありましたが、それを復活するのも難しいと思います。○○委員はいかがですか。
委員  私は繊維会社にいたこともありますが、今の栃尾の繊維会社の状況を見ると、残った布の端切れ等を皆さんに分けてあげることは難しいのだと思います。
織物工業協同組合専務理事  栃尾高校等の学校関係の方で生地が欲しいという場合は無償で提供し、とちお自慢市の時も各企業で残った生地を活動に使うよう提供しています。今年の自慢市は都合により販売できませんが、来年は販売したいと思っています。
委員  織物組合としてだけでなく、各企業からも捨てなければならない布や糸くずみたいなものがあるから、自由に使っていいですという場があったり、それを使って講座をやったりとか、そういう投げかけがあってもいいのかなと思います。ただ実際に行うとなるとお金がかかったり、先生を呼んだりとなかなか大変だと思うので、お茶飲みのついででもいいかと思います。栃尾の人たちは手が器用でいろいろ作っているので、そういう方々に使わなくなったものを提供し、ご自由にどうぞみたいなことがあってもいいのかなとは思います。
委員  施設でも無料で生地をいただいて、エプロンを作って販売していました。とても売れ行きがよかったのですが、作るメンバーがいなくなったので今は行っていません。
 実際このようにアイデアは出せますが、それに対してどれだけ動けるかということかと思います。私も委員長がおっしゃったようにトチオノアカリやカントリーフェスティバルを見て、若い人たちにはあれだけ大勢の人を集める力があるのだと驚きました。頭の柔らかい若い人はSNS等を利用して、いらなくなったものをうまく活用してくれると思います。今回アイデアは出しましたが、出して終わってしまうのではないかと心配です。たくさんアイデアが出たので、ポイントを狭めた中で取り組まないと、何もしないで終わってしまう気がします。若い人や栃尾の作家さんをうまく取り込んで、工場を見学してもらい、企業の方と意見交換できると、連携して素敵な動きができるのではないかと思います。
委員  アイデアはいいと思いますが、これがどれだけ実現できるか、私たちでできるわけではないし、関係者がどれだけこの案を参考にして実行できるかというのは難しい面の方が大きいと思います。個人的には栃尾の歴史について話してきていますので、織物の歴史に関する資料や現物を整理したり、保存したりということができないかなと思っています。栃尾美術展や科学博物館で栃尾の紬展が行われましたが、何十年経っても新品同様のものや個人で所有していたものが提供され、展示されていて驚きました。栃尾には織物に関するものがいっぱい残っていると思うので、私はこれから何をやるかも大事ですが、過去の歴史も残すよう何とかできないかなと思っています。
委員長  ありがとうございます。美術展で栃尾の織物が展示されていましたが、何か残っていても次の代になるといらないと燃やしてしまうと聞きました。私もこの間着ていた上着を企業の方にこれ栃尾のものだよと言われるまで知りませんでした。このように地元で作ったものがあってもわからないのが私たちの現実です。副委員長はどうですか。
副委員長  いろいろとアイデアが出た中で、これをPRとかSNSでの発信を若い方が参考にすると交流人口が増え、交流人口が増えるということは栃尾を知ってもらう意味でも大事なことかなと思います。せっかくこれだけアイデアが出たので、どれがいいのか模索しながら少しでもそれに近づけるように努力していくことが大事かなと思います。事業をやっていれば企業も生産性があるので難しいと思いますし、これだけのアイデアの中でどれにしぼるかも実際のところ大変だと思います。栃尾はあぶらげや昔から繊維の企業がありますけれど、時代とともにいいところも悪いところもあるわけで、それを生かし時代のニーズに合ったものがテレビ等で紹介されれば人が多く見に来ると思います。
 先日も栃尾がテレビに出ていましたけれど、PRさせてもらって、そこに人が来るということが大事で、栃尾を少しでも明るくするために、このような意見交換をやればアイデアが出てくるわけですから、これを利用すれば、栃尾の織物の活性化になるのかなと考えております。
委員長  ありがとうございました。いろいろとPRしていかなければならないと思いますが、してくれる人がいないですし、何かするにもお金が高いと人は飛びつかないですよね。昔はおりなすで裂き織りの体験をやっていましたよね。
委員  裂き織りはいらなくなった布を裂いて糸の代わりに織っていくという方法で、雁木あいぼの時もコースター作りをやっていたと思いますが、最近は雁木あいぼもなくなりそういう機会が減ってしまいました。おりなすの中に体験できる場所があるのですから、道の駅も人がいっぱい来ますし、あぶらげを食べるだけでなく、織物体験もまたやってみてはいかがでしょうか。
織物工業協同組合専務理事  おりなすの体験ができるコーナーは、地域団体の方々が中心に行っていたのですが、メンバーの方も高齢になってきて、そういったイベントは今やっていません。企画があれば生地を提供する準備はできますので、体験できる場があれば非常にいいかとは思います。
委員  高齢化によってできなくなったと聞きますが、できないからやめるのではなく、続けるために会の方だけに頼るのではなく、地域委員のメンバーなり、コミセンのメンバーなり、市の職員なりにやり方を知ってもらって、何かのイベントの時に今回は私たちが手伝いますとかそういう仕組みがあってもいいのではないかと思います。高齢化でできなくなったで終わりにするのではなく、続けるために協力して、情報共有していければいいと思います。
委員長  ありがとうございます。○○委員が言うようにやり方を教えてくれる人がいなくならないうちに、次の世代に引き継いでいくこともやっぱり大事だと思います。作り始めれば簡単に時間もかからずできますが、その準備が大変のようです。そのあたりはコミセンでも検討してみてください。
委員  おりなすで織物の講座をやっていますけれども、いい値段がすると聞きます。本当に好きな人はいくら高くても受講すると思いますが、気軽にというと難しいですよね。
委員長  私の仲間もやりたいから高くてもいいと言って、越路から受講に来ています。気軽に体験してもらうためには、子ども達もお小遣いや、ワンコインで体験できるような何かがあればいいかなと思います。コミセンで行っている切り絵は人気ですが、お金はどれ位かかるのでしょうか。
委員  材料費はいただいていますが、1,000円や2,000円で工夫した中でやっています。体験をしてもらうことで、どれくらいの人が裂き織りを知っているのか、その価値もわかるかと思います。栃尾の織物を大切にするのであれば、歴史や織り方も含めて何を一体残していくかはっきりさせて、それについて伝える工夫をしていくといいのかもしれません。若い人は古いものを捨てるという話もありましたが、それを活かして何かできないかという考えの人もいると思います。あぶらげの話も出ましたが、人気だからこそその歴史も栃尾の物語のひとつとして残してほしいなと。後継者がいないからできないではなくて、何とか残していくように取り組んでいく必要があると思います。やり方も大事だけれど、こういうのは情熱というか、みんなでやろうよとなれば何とかなるのではないか。織物組合さんも大変かもしれませんが、一緒になって栃尾の織物を伝えていければいいかなと思います。そういう時は若い人だけでなく、栃尾に伝統をいっぱい残してきたお年寄りも大切にしてほしいです。
委員長  ありがとうございました。イベントをやればたくさんの人が出てきてくれるので、そういうところに栃尾の物産や伝統工芸を出してもいいかなと思います。
 ○○委員が言われたように織物の歴史に関する本があると、子どもたちも見れていいと思います。私も前回の分科会で紹介いただいた本を栃尾地域外の仲間が読みたいと言うので回しています。そのようにして歴史を紐解いたり、今あるものを残していくにはどうしたらいいか、このアイデアシートをまとめていけたらと思います。本日欠席されている委員の方にも今度意見を聞いてみたいと思っています。
商工観光課長  私共が今年度課の中で話し合ってきたことと、皆様が今日おっしゃっていた部分と被る点が多くありました。アイデアで終わるのではなく、どうやって実施していくのか、すべてをやることは難しいかもしれませんが、具体的な実行に移していくことが一番大事ですし、一番難しい点でもございます。これについては、委員の皆様や業界、住民の皆様と検討を進めていきたいと思います。
 今日皆様に意見をいただきまして、資料1-1の課題4と5については、業界の方々と市で連携しながら取り組んでいくべき課題だなと思いました。課題の1・2・3については、業界の皆様はもちろんですが、地域の皆様と行政も一緒に議論しながら取り組んでいくところかなと感じました。当然繊維業界の各企業さんも頑張っていただいていますが、非常に厳しい状況でもございますので、様々な補助金等を活用しながら、私共もサポートしていきたいと思っております。
委員長  ありがとうございました。やはり子ども達に伝えることが大事かなと私は思います。なぜかというと、今年栃尾の盆踊りの歌詞を公募して中学生が考えたものが採用されていました。中学生も興味があって出してくれたと思いますし、織物についても学校で取り入れながら歴史として残していければいいなと思います。
 他に何かご意見等ありますでしょうか。
商工観光課長  今後のまとめについてですが、次回第2回の地域委員会で今日の議論のまとめという形でまた提示したいと思いますので、よろしくお願いします。
4. その他
事務局 ・10月に栃尾地域で開催されるイベントの案内
5. 閉会
委員長  以上で第3回地域委員会分科会を終了します。

このページの担当

栃尾支所地域振興課
〒940-0298 新潟県長岡市中央公園1-36
TEL:0258-52-5815  FAX:0258-52-3990

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