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トップ > 市政 > 地域委員会 > 栃尾地域委員会 > 平成21年度第3回 栃尾地域委員会会議録

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平成21年度第3回 栃尾地域委員会会議録

最終更新日 2009年8月11日

会議名 第3回 栃尾地域委員会
開催日時 平成21年7月24日(金) 午後1:30~3:50
開催場所 栃尾支所 4階 研修室
出席者名 【委員】委員長  星野 正子  副委員長  八木 元紀
     委員   井良沢 一元  諸橋 文男  大崎  勉
          五十嵐 喜一郎  星野 直浩  北郷 昌明
          桐生 久美子  渡邉 裕之輔  北村  公
          外山 俊栄  河野 昌子
【長岡市】 小野塚副市長
地域振興戦略部 金子地域振興戦略部長
佐藤総括主査
都市整備部   池津都市整備部長
都市計画課   川津課長補佐 相田係長 西川主査
長谷川支所長   栃尾支所各課長 7名
【事務局】 地域振興課  関根課長  大橋総括副主幹
武士俣振興係長  振興係職員 3名
【傍聴人等】 傍聴人 7名   報道機関 1名
欠席者名 【委員】 羽賀 淳子
議題 (1)長岡市都市計画マスタープランについて
(2)分科会による協議
審議結果の概要 (1)議題
 ○ 長岡市都市計画マスタープランについて
  ・都市計画課職員より資料説明
 ○ 分科会による協議
  ・分科会による協議・報告
(2)その他
 ○ 表町雁木プレゼンテーション
 ○ 2009越後長岡ツーデーマーチ
 ○ 杜々の森名水茶会
会議資料 平成21年度第3回地域委員会次第(PDF 4KB)

審議の内容

1.開会
2.あいさつ
長谷川支所長 【長谷川支所長あいさつ】
3. 議題
 (1)長岡市都市計画マスタープランについて
川津都市計画課長補佐  平成19年度より都市計画マスタープランの策定を行っている。8回の策定委員会、昨年度には第1回地域別意見交換会を市内14会場で開催した。現在は策定委員会で長岡市全体の構想の骨格部分ができあがりつつある。都市計画マスタープランとは、20年後の長岡市を見据えた10年間のまちづくりの方針で、残念ながら具体的な実施計画ではない。まちづくりの方向性を示すものになる。
 今後の予定は、第2回地域別意見交換会を栃尾地域では8月26日に予定している。意見交換会後にもう一度地域委員会で審議いただき、全体の策定委員会に諮りたい。21年度中に完成させたいと思っているので、お願いしたい。
相田都市計画係長 【資料番号1 「都市計画マスタープラン」の策定について説明】
【資料番号2 都市計画マスタープラン「全体構想」の検討状況について説明】
【資料番号3 都市計画マスタープラン「地域別構想」(たたき台)について説明】
【資料番号4 都市計画マスタープラン策定に向けた地域別意見交換会の実施報告について説明】
小野塚副市長  今後の栃尾地域の将来の方向性を定める重要なマスタープランなので、忌憚のないご意見をいただきたい。
池津都市整備部長  都市計画マスタープランは将来のまちづくりの方針になるので、皆さんの思いを語っていただきたい。
八木副委員長  先般、斎場の話をしたときには支所長から前向きな回答をいただいたが、都市計画マスタープランの中でも斎場に前向きに取り組んで欲しい。
長谷川支所長  ご意向を踏まえて、検討をすすめていきたい。
大崎委員  新規整備と同等の効果を得る「ストック活用型更新」の推進という意味を具体的に説明して欲しい。
川津都市計画課長補佐  道路・交通体系の方針に「道路施設の戦略的な維持管理・・・道路施設の長寿命化、予防保全的な維持修繕への転換」とある。状況を把握して戦略的な維持管理をしていくことで、新規整備と同等の効果を得ていくという意味になる。
小野塚副市長  これから少子高齢化時代になると公共団体の税収がだんだん落ちてきて、新たな生活空間を拡大することは困難になる。長岡市では公共施設を有効に活用するために、壊れたり、雨漏りをする前に予防的に建物を維持管理して寿命を延ばしていくことに取組んだり、民間の建物を効率よく借り上げるなどして新規施設の拡大を防ぐという計画づくりに着手している。限られた財源を、有効に使っていかなければならない。
桐生委員  栃尾は雁木などの歩道の段差がとても激しい。滝の下・旭町地区は階段になっていてお年寄りが歩くのも不便だし、乳母車も通れない。そういう方たちが車道を歩いているので考えて欲しい。
川津都市計画課長補佐 この地域の特徴として雁木があるが、雁木は民地なので難しいが検討してみたい。
北村委員  前任の地域委員会で「会津から下田に道路ができたら、何とか栃尾の方へ道路をつけてもらいたい。」と分科会の中で話し合われていた。長岡市は会津地方とは縁が深いし、栃尾も戦前には交流があった。栃尾経由で長岡の方に交流人口を拡大するために、都市計画の中に組み込んで欲しい。
 合併当初の話の中に「お互いに合併地域が補完しあいながら協力する。」という話があった。例えば旧長岡市で災害があって栃尾の方へ避難をした場合など、栃尾から長岡へは1時間ほどで通うことが出来る。道路の幅をもう少し広げることも考えて欲しい。
小野塚副市長  八十里越では、国が直轄でトンネルや橋の工事をしている。長岡市は戊辰戦争関係で会津と交流を深めている。最短距離で南会津に到達できるコースになるので、観光・生活の両面で考えていきたいと思う。
大崎委員  私は茨城に勤務していたことがあり、夏場は252号線を通って年に10往復した経験がある。栃木・茨城方面に行くにも非常に距離が短く、高速道路を利用しなくても北関東に行ける。そういう意味でも289号線が出来ることによって、多様な交通体系ができるのではないか。
諸橋委員  マスタープランを読んでいて、都会集中型のプランではないかと感じた。農村について入っている部分が非常に少ない。「農村集落活力維持」とあるが、農村と都会とを結ぶ道路を含めた生活基盤をプランに入れて、農村の部分ももう少し力を入れて欲しい。
小野塚副市長  栃尾でも交流が盛んに行われていると思うが、農業ではグリーンツーリズムに一生懸命取組んでいる。各地域のツーリズムに取組んでいる姿勢も対象の相手も各々違っていて、それぞれ特色を持っている。地域別の懸案の中に「栃尾地域がこうやっていく」と盛り込んでいきたい。
北郷委員  10~20年先の計画と考えると少し夢がないなと感じる。富山市に行ったときにライトレールにはじめて乗った。一律200円で乗ることができて、非常に快適だった。長岡駅からニュータウンや寺泊や栃尾など、バスに全部依存するのではなく、新しい交通機関を考えることはないのだろうか。
小野塚副市長  富山市の新交通システムにはもともとの基盤があった。それがうまくいかなかったので、公共で今の体制をつくりあげた。富山市は新交通システムを取り入れやすい都市形態になっている。長岡市も長岡ニュータウンの開発のときに、長岡駅からニュータウンまでモノレールの構想があったが、事業費が高くて手が出せなかった。交通体系をどうしていくのか計画を策定しているので、今後はそれらを参考にして議論していただきたい。
北村委員  長岡市の新市役所庁舎をつくるにあたり、パークアンドライドという方式の議論がされている。栃尾から長岡へ出ている就業者が多いので、新榎トンネルを出たあたりに駐車場をつくり、そこから公共交通機関で中心市街地に出られるとよい。中央病院や日赤病院などに行くにも便利だし、安全・安心に事故の心配もなくなるので考えて欲しい。
小野塚副市長  道路をよくすれば車を利用するようになり、公共交通を使わなくなる。低炭素社会・省エネの社会ということを人の意識の中に植えつけて、公共交通を利用してもらうように意識を変えていくことが大事だ。パークアンドライドをつくったとしても、毎日空いているようでは有効利用にならない。長岡市は今、南長岡操車場から千秋ヶ原の日赤病院とリリックホールにシャトルバスを走らせる社会実験をしているが、なかなか利用がない。公共交通を使うという意識の改革が必要である。
北郷委員  小学校3~4年生から高校生、あとは年配の方たちが自転車をよく利用している。駅前周辺の駐輪場はマスタープランに入っているが、通学通勤の自転車道の整備や走行安全も考えて欲しい。
小野塚副市長  新潟県は広域自転車道をつくっていたが、利用者が少ないのでつくることをやめている。長岡鉄道が西長岡から寺泊まであったので、その廃線を利用して広域自転車道をつくって欲しいと県に要望したが、「二度と広域自転車道はつくらない。」という話だった。しかし、最近の低炭素社会の取り組みで、都市部でも自転車の利用が非常に多くなっている。危険な場所もあるので自転車道をつくれば一番いいと思うが、果たして中山間地に自転車道をつくって上手くいくのか研究をしてから取組んでいく必要がある。冬期間は利用できないので、そのときの交通手段をどうするのかなど総合的に考えていく必要がある。
北村委員  寺泊港を整備して、寺泊を長岡の海の玄関口にするという考えはあるのか。もう一つは越路のスマートICについて伺いたい。
小野塚副市長  寺泊は地方港湾なので、物流は国内だけでほとんどが建設資材になる。観光としては、寺泊からアイビスという高速船が出ていて赤泊港と往復しているが、赤泊に行ってもレンタカーもバスも少なく不便だし、フェリーではないので車も乗せることができない。
 旧寺泊町には寺泊港の利用協議会というものがある。新潟県の交通政策局と国の地方整備局の港湾部から「長岡全域を含めた観光協会・商工会などの団体を結集して、周辺の海を持たない地域を含めた大きな協議会をつくって欲しい。地域の盛り上がりがないと国では予算は付けられない。」という話があったので、寺泊港の利用協議会の会長と話をはじめている。寺泊には歴史的な町並みが残っているので、コンサルタントと地域の皆さんとでまちづくりの方向性を決めていきたい。
 長岡南越路スマートICというのが正式な名称で、できるだけ早く供用開始をしたいと考えている。また、道路網を整備していくうえで、インターが多くあれば高速道路の利用がしやすくなることから、長岡JCと中之島見附ICの間にスマートICをつくろうということで事業を推進している。
星野(直)委員  土地利用として、例えば中央公園の池について地域住民からプランを出してもらうなど、市民が参加できるようなかたちで重点項目をすすめてもらえれば結論も出しやすくなるのではないか。
小野塚副市長  長岡市には総合計画がある。地方自治法に基づいて、構想については議会の議決をいただいている。総合計画の実施計画にはいろいろな計画があるが、土地利用についての実施計画がマスタープランにあたる。総合計画を策定するときに、この土地利用部会だけが9~10回の部会を重ねた。財産権に影響を及ぼすような問題なので、きめ細かく議論してきた。総合計画は、今は10年間の前期計画中であり、新市建設計画も盛り込まれている。総合計画との整合性はどうか、実施計画とはどうなっているのか皆さんで議論してもらって、「方向性を変えなくてはならない。」というものがあれば、計画の中に盛り込むことも可能だと考えている。
星野(直)委員  大手通を中心とした都市形成をつくることは理解できるし、その中でまわりの衛星都市をいかに生活しやすくするかがマスタープランの計画だと私は捉えている。マスタープランの細かい部分で、地域住民の人たちができるようなものにはお金をかけずに、ボランティアをあてて進めることが一番大事だと思う。早めにできることはやって、生活しやすくしていければよいと思っている。
小野塚副市長  確かに地域のボランティアなど、いろいろなかたちで協力していただきたいというのが長岡市の方針だ。市長はいつも市民協働型のまちづくりを言っている。地域の公園の整備はなかなか行政の手では間に合わないので、手づくり公園支援という制度をつくっている。長岡市は300万円の補助金を出し、遊具も長岡市がつけるので、藤棚や東屋や花畑をつくるなど、地域の人たちが公園をどうするか考えて材料をそろえてもらい、自分たちで公園をつくってもらうという制度だ。今、3~4箇所が利用している。地域にはいろいろな職業の方がいらっしゃるので、「私が重機を借りてくる。」「私が砂を持ってくる。」などといろいろなことができるパワーを持っている。用地があればそういうかたちで取組んでいただきたい。
星野(直)委員  栃尾の中心にある中央公園は、一番よいところにありながら評判が悪い。今のお話のようにある程度の補助金をいただいて、既存の公園の整備ができるのか。今までの話を聞いていると、他の補助金との絡みがあって手が付けられないという行政的な柵があるようだが、そのあたりはどうなのか。
酒井建設課長  以前から中央公園についてはいろいろな要望があったが、起債の関係がもう少しあるので、その辺が終わってから考えていきたい。
桐生委員 あとどのくらいあるのか。
酒井建設課長 もう3~4年ある。
大崎委員  空き家の対策については、全体構想と栃尾地域で触れているが、どちらも市街地における空き家というかたちで表現されている。周辺集落には老人世帯が非常に多く、「5~10年経つと空き家が増えていくのではないか。」という話が区長の間でも出ている。2~3日前に都市整備部から空き家の実態調査の協力依頼があった。市街地だけの問題ではないと思うので、実態調査を定期的にやってもらいたい。集落の空き家対策は防災上からも重要だと思う。全体的な中で捉えて考えて欲しい。
北村委員  栃尾市時代にいろいろなものを造り過ぎた。「市民で維持管理をやろう。」という話が湧き上がればよいが、残念ながら地域力が低下している。旧栃尾市のときは職員と市民が両方手を取り合って低予算でやってきた。今、それができなくなっている。地域の中に行政の職員に入ってもらい、コーディネーターのような役割をしてもらうとよいのではないか。
小野塚副市長  これからは行政が何でもできるという時代ではなくなってくる。地域のことは地域の方にやって欲しいと、長岡市は平成10年の行政改革でコミュニティ構想を打ち上げた。活動の推進を見ながら箱物を整備して、皆さんが集まる拠点づくりをした。もう少しで旧長岡地域では整備が終わる。
 地域コミュニティということで、防犯や美化などいろいろなものを話し合ってもらう。皆さんが決めたことの後押しをすることが、行政の基本的なかたちだと思っている。地域がまとまり、一緒の方向に向いてもらえれば相当のパワーが出ると思う。そういうコミュニティづくりが課題だ。
長谷川支所長  北村委員からお話があったような状況を踏まえて、今年度地域委員会の部会で住民自治について考えて進める予定になっている。
星野委員長  観光施設の案内表示のことだが、国体も間近なので分かりやすい標識をお願いしたい。
 地域コミュニティについては、子育ての駅が長岡にできた。現在あるものを上手に使った栃尾の子育ての駅をお願いしたい。
桐生委員  案内看板をつくるときには、栃尾の川の名前もはっきり分かるようにして欲しい。他所から来た人の話を聞くと、川が二つあってそれで迷ってしまうということだった。
(2) 分科会による協議
~各部会にて協議~
星野委員長  各部会の協議結果を報告いただく前に、6月25日に開催した第2回分科会の報告を事務局よりお願いします。
武士俣振興係長  6月25日に2つの部会合同で分科会を開催しました。第2分科会の検討項目が観光振興に関することから、「長岡市の観光戦略について」山田観光戦略室長より説明いただいた。また、前回、国体に関する質問があったので、駐車場等について説明し、その後、今まで地域委員会で検討してきた事項の確認と現地視察を行った。出席委員は13名でした。
以上、報告を終わります。
星野委員長 各分科会で協議結果の報告をお願いします。
大崎委員  これからの検討課題として、栃尾地域の住民自治活動の現状を把握する必要がある。8つの公民館の分館があるが、たまたま携わっている方がいるので一部の地区分館についての話をしてもらった。他の分館についても話を聞く機会をつくり、栃尾の公民館活動の実態を把握し、市民協働というかたちでこれから何をやったらよいのか今後検討していきたい。
北村委員  観光をキーワードにして議論をした。(1)今ある施設を有効利用していくこと、(2)おおぜいの人が集まって議論ができるような場を設けたいという結果になった。道の駅を含めた産業交流センターから中心市街地にかけての道路がよくなっているので、道の駅に来られた方が中心市街地を訪れるような方策を考えていきたい。中心市街地には、まちの中のいろいろな問題を考えるような寄ったかりの場や農業関係者の方々が集まって議論ができる場を設けたいという話になった。
 それぞれ皆さん専門があるが、おかれている現状がいろいろな面でまだ分からないので、その辺を勉強しながら議論を進めていきたい。
4.その他
酒井建設課長 (表町雁木中間プレゼンテーションの紹介)
関根地域振興課長 (2009越後長岡ツーデーマーチの紹介)
多田商工観光課長 (8月2日の杜々の森名水茶会の紹介)
関根地域振興課長  次回の地域委員会の開催は、9月の第3週頃を予定している。分科会のみにするかなどの詳細は後日連絡したいので、よろしくお願いします。
5.閉会

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栃尾支所地域振興課
〒940-0298 新潟県長岡市中央公園1-36
TEL:0258-52-5815  FAX:0258-52-3990

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