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トップ > 市政 > 地域委員会 > 栃尾地域委員会 > 平成20年度第4回 栃尾地域委員会会議録

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平成20年度第4回 栃尾地域委員会会議録

最終更新日 2008年8月11日

会議名 第4回 栃尾地域委員会
開催日時 平成20年7月22日(火) 午後1:30~3:20
開催場所 栃尾支所 4階 研修室
出席者名 【委員】
委員長   青柳 孝三
副委員長  星野 正子
委員     保科 熊雄
 〃     馬場 善之
 〃     大塚 陽一
 〃     稲田 育彦
 〃     西片  實
 〃     羽賀 淳子
 〃     藤井 祥子
 〃     多田 光輝
 〃     北村  公
 〃     林  忠正
 〃     藤田 俊江
【長岡市】
馬場参与、地域振興戦略部 金子地域振興戦略部長、佐藤総括主査
福祉保健部 羽賀福祉保健部長、福祉総務課 佐藤課長、長谷川企画係長
長谷川支所長、栃尾支所課長等 8名
【事務局】
地域振興課 小林課長、関根課長補佐
武士俣振興係長 振興係職員 3名
【傍聴人等】 
傍聴人 3名  報道機関3名
欠席者名 【委員】 岸 弘道
議題 (1)栃尾地域のまちづくりについて
審議結果の概要 (1)議題
○栃尾地域のまちづくりについて
 ・越後とちお温泉について
(2)その他
○報道機関への対応について
○国体について
○国道351号の異臭について
会議資料 第4回地域委員会次第(PDF 20KB)
越後とちお温泉資料(PDF 98KB)

審議の内容

1.開会
2.あいさつ
長谷川支所長 【長谷川支所長あいさつ】
金子地域振興戦略部長 【金子地域振興戦略部長あいさつ】
3.議題
(1)栃尾地域のまちづくりについて
羽賀福祉保健部長  前回の地域委員会で、市は公設の施設についてどういうイメージを考えているのかというご意見がありましたので、資料の「1 温泉を利用した『公設施設』と『民設施設』の考え方」について説明します。公設施設の機能としては、福祉の向上、健康の増進、近隣の方々の交流を考えている。利用対象者は主に栃尾地域の住民の方が対象となる。施設のイメージとしては、市民の交流や福祉・健康を目的とした憩いの場。
 民設施設の機能としては、観光(娯楽性、集客性)施設、それから広域的に交流を図る機能をもった施設。市外も含めた広域の住民を利用対象者とする。施設のイメージとしては、地域振興や交流人口の増加を目的とした観光の場。
 民設民営の公募、そして道の駅周辺での建設は長岡市としては断念せざるを得ないと説明させていただきましたが、もう1つの資料で「2 温泉を利用した『民設の施設整備』に対する市の考え方」について説明したい。長岡市では商業温泉施設については民設民営では採算が取れないと考えている。新聞紙上で先回の委員会の内容が報道されたが、市内市外から問い合わせが全くなかった。「それならば公設で。」という話もあったが、公設ができない理由としては、(1)長岡市では、従来から「民間でできることは民間にお願いする。」という基本方針を持っている。
(2)観光を目的とした市内の日帰り入浴施設で、市が運営しているものは1つもない。
(3)市が日帰り入浴施設を新たに建設することは、民間事業者の経営に影響を与える。民業圧迫が懸念される。
 従って、温泉を利用した観光的な施設の整備は考えていない。
 長岡市は、公設施設における温泉の活用については以下の方針をもっている。温泉を主たるものとして活用する施設と温泉を付随的に活用する施設と分けて考えていて、私どもは公設での温泉の活用というのは付随的なものとして考えている。公設民営であっても、私どもは温泉を主とする施設の建設は考えていない。「ある施設において、付随的なものとして活用する。」という意味合いとしては、(1)市民の福祉向上・健康増進を目的とした施設機能を差していて、これらの施設の一設備として温泉を活用したい。
(2)付随的な設備である温泉に多額の投資は非現実的であり、不可能。以上のことから、できるかぎり設備は最小の費用でできるものと考えている。
 場所については全く白紙の状態になっている。場所と目的は分けていただきたいが、私どもとしては温泉を活用する場合は源泉に近隣する場所に設置することが望ましいと考えている。道の駅の活性化策については、温泉とは別に検討させていただきたい。
稲田委員  長岡市と合併したときに温泉の経緯については、栃尾市民の考えることを申し上げたし、長岡市としてもそれなりの理解があったと思う。栃尾で温泉が湧出しているのだから、地域住民の考え方を一番においてくれるだろうと私自身は考えていた。しかし、だんだんこの話が進展していくと、温泉の委員会ができて「民設民営」という方針を1年かけてだし、今度は「民設民営ができないから、公営を含めた考え方を地域委員会に任せる。」というふうになってきた。
 温泉を造る場所については、私は道の駅周辺にできるという認識の基に行動してきた。森市長が栃尾地域委員会で「温泉は造ります。」と発言している。ただ、場所までは発言していなかったが、かたちで誘導するならば地域住民の考え方とは違うのではないか。「道の駅に造るんだ。」と地域住民の考えの方向はまとまっていた。前の馬場市長のときに「道の駅の脇に温泉を造る。」とはっきり言っていたので、当然温泉を造ることを引き継ぐならば、その政策を引き継ぐのが常識的に考えても一番納得がいくかたちだろう。
 コストの問題などは、私どもは白紙の状態なので全然分からない。できれば道の駅までパイプラインを引く場合のコストと源泉の脇で施設を造る場合のコストがどれくらいかという資料をこの委員会に提出していただきたい。それを基に「どういう方向でいくか、どうしたらよいか。」と問われれば、私たちとしても正確な情報をもって検討することができる。ただ、どこが良い悪いでは判断をくだす材料が少なすぎると思う。
羽賀福祉保健部長  改めてコストや予算的な部分などを提出させていただきたい。
稲田委員  栃尾の人は一日も早く方向を決めたいと考えている。前回の委員会に出席できなかったが、次年度の予算に計上するためにはゆっくりしていられない。あと1~2回くらい検討できるように、早めに資料を提出していただきたい。
金子地域振興戦略部長  合併した9地域のことを同じように振興する立場としては、どこの地域であっても「基本的に市が行政を進めるうえにおいて、こういうことでやっている。」と申し上げる必要があり、実施していく必要がある。「温泉を道の駅に」というのが皆さんの希望であり、要望だということは分かっているが、やはり税金を使うということになるとどういう目的で使用するかが大切になる。公設ならば「健康増進、福祉向上」ということになるので、最小の経費で最大の効果という言葉もあるが、そういった視点での組み立て方が必要と考え、今回の資料を提出させていただいた。
西片委員  市民の方に2~3意見を聞いてみたが、栃尾には娯楽施設がほとんどないので「市民の憩いの場が欲しい。」という要望が結構ある。栃尾の娯楽の場として一番温泉を望んでいるのではないか。健康増進や福祉向上という観点から見ても、当然これに共通すると思う。施設のコスト面についても、提案していただきたい。
 この表だけで先に進むには抵抗があり、数字的なものをだしていただかなければ納得できない。その辺を行政側も理解していただきたい。
羽賀福祉保健部長  先回、公設という話がでていたので、公設というものであればどういう機能なのか提示をさせていただいた。長岡市が考える公設の機能は福祉向上と健康増進で、これは主として地域住民の皆さんがご利用いただく施設になる。
 ただ、これが全てではない。目的として何を望まれるのかをこの委員会で聞かせて欲しい。ただ、皆さんの意見で決定ということではない。「皆さんがこう言ったからこれで決まった。」と申し上げるつもりはない。当然のことながら計画は私たち長岡市が責任をもって立てていきたい。
羽賀委員  費用の面については、私たちが見ても分かるかどうかという疑問もあるが、やはりそういう資料が欲しかった。場所を設定するにあたっては施設の大きさによっても当然違ってくると思うし、市として施設にいくらお金がかけられるのかということも一つの基準だと思う。
金子地域振興戦略部長  それについては「お金がこれだけあるからこれだけ出せる。」というものではない。そもそも温泉を使ったどういうものを皆様方が欲しがっていて、長岡市全域から見てどういう位置づけになるのか。福祉施設といってもいろいろなものが長岡市にはある。「ここにはこれくらいのものが必要だろう。」ということがでてきてからコスト面の話になってくるのだと思う。
 栃尾地域には娯楽施設がないということについては、旧長岡市でも「外から人が来てもどこにも連れて行く場所がない。」という話があった。国営公園ができたり、ハイブ長岡ができたりしたが、それでもまだ「それでは駄目だ。」という意見があった。合併した後は栃尾も長岡の一部。和島も寺泊もそうだ。今までは寺泊に行くということになると、「それは市外の話で、海水浴など他の町の話だろう。波のでるプールが欲しい。」という考え方だった。しかし、合併して一つになったので、全市の中で役割分担・機能分担していくという視点も理解いただければと思っている。
羽賀福祉保健部長  健康増進・福祉向上の機能をもった施設と私たちは考えているが、羽賀委員から先回フィットネスや温水プールという意見があったが、そこまでは私たちは考えていないので、ご理解いただきたいと思う。
羽賀委員  市民プールがなくなったので欲しいと思っていた。ただ、それは夢として意見させていただいた。「どういうものがいいですか。」という意見を求められれば、私たちは大きく大きく夢が膨らんでいく。市側は「これは無理だ。あれは無理だ。」と言うのであれば、ある程度の線引きをしていかなくてはならないと思う。費用の面では確かに「いくらだせるから、その中でやってください。」という話ではないというのもよく分かるが、ある程度の目安が欲しい。
 目的としては前回からのお話を聞いていると「観光目的とした施設ということは、市ではできない。」という結論だと思う。そうなると地域住民の交流の場、特に栃尾の場合は高齢者が多いので遠くに行けない方もいっぱいいらっしゃる。その方たちの健康増進や憩いの場、交流の場となるような施設ができればいいと思う。
林委員  今日の資料で公設と民設の違いはだいぶ理解できた。「温泉活用する場合には源泉の近隣する場所に設置することが条件になる。」とあるが、せっかく建物を造っても利用者が不便だったり、行きづらかったりというのでは意味がない。地域住民の声を聞いて、どの場所に造るのがいいのか意見を聞いてみてもいいと思う。源泉がでたところのそばに市の土地があるのかどうかは分からないが、土地買収などの経費もかかってくると思うので、市民が使いやすい設定をしていただきたいと思う。
羽賀福祉保健部長  ただ今のご意見については、よく私どもの頭の中に入れて考えたい。土地の話は全くでていない。私どもの中では源泉近くが望ましいという考え方であるが、土地を買収しているわけではないので、その辺はまたご意見をいただきながら検討していきたいと思っている。
多田委員  合併した当時の経緯をあまりよく知らない者としては、こういったフローチャートでだされた資料を見ると、「福祉向上のための公設の施設。なおかつ源泉近くの皆楽荘のようなもの。」とイメージしてしまうが、「そういったものでも仕方がないのかな。」と思ってしまう。せっかく造るのであれば林委員が言われたように、全地域民の利便性、交通の便などを考えて使いやすいものを造って欲しい。
羽賀福祉保健部長  使い勝手というのが一番大事なことだろう。どこに造るにしても、そういう工夫を私どもはしなくてはならない。5年先、10年先せっかく造ったけれども誰も活用してもらえなかったでは、大変もったいない話になってしまう。その辺は十分検討させていただきたい。
星野副委員長  何が何でも温泉は造っていただきたい。造っていただかなければ、栃尾市民だった人たちの気持ちが治まらないと思う。使いやすい場所というのが一番大事だと思うが、私も皆楽荘を思い浮かべた。保育園の子どもを連れて利用しようと思い問い合わせたときに「4時過ぎは駄目ですよ。役所だから。」と言われたことがあった。そういう温泉では困る。一市民として皆が使えるような温泉を考えて欲しい。
 一昨年、地域委員で柿崎に視察へ行ったときに「皆が温泉を造るんだ。」ということで「一口いくらで公募したら非常にたくさん集まった。」という話を伺った。「自分が少し出資しているところなので、行ってみよう。」という気持ちになるようで、そういったよいところを参考にして欲しい。公設・民設は関係なく絶対に造っていただきたい。
羽賀福祉保健部長  私どもも温泉をぜひ利用したいと考えている。運営の部分のご指摘もいただいたが、使い勝手ということは十分に私どもも考えていきたい。せっかく造る施設であれば、地域住民の皆さんが喜んでいただけるものを考えなければならないと痛感している。参考にさせていただきたい。
保科委員  先回の地域委員会で「道の駅に是非造って欲しい。」と意見の内部統一をした。それと前回も今回も資料を見ると同じようなことばかりで、これでは先に進まない。温泉がでたのは昨日今日というわけではないので、もっと先に進むような方向を示していただきたい。もっと具体的なものを示してもらわなければ、9月までに決めることはできないと思う。
金子地域振興戦略部長  昨年までは民設民営の方針だったが、先回「公設でお願いしたい。」という意見をいただいた。「設備はこれくらい。土地はこれくらい。」という資料を皆様方としてはご希望だと思うが、市としては予算を立てるとなると議会への説明も必要になる。「去年まで民設民営と言っていたのに、どうして今年になって公設になるのか。」ということについては、十分内部で議論をしなければならない。場所はどうしても道の駅だということであれば、私どもがいくら知恵を絞っても実現はできない。早く絵をだして欲しいという気持ちは分かるが、まだそこまで内部のほうでは考えが切り替わっていない。議会に対して説明できるような議論をしていかなければならないので、その辺もご理解いただきたいと思う。
~休憩~
馬場委員  民営が駄目だということで公設と決まったわけだが、場所としては道の駅の周辺にお願いしたい。建物ができて、栃尾地域の住民のための施設ができれば、「これだけ流行っているなら」とまわりに民営の施設が入ってくるかもしれない。場所としては非常によいと思うので、あそこでできる可能性を是非探って欲しい。
大塚委員  先回の資料を見せていただくと1.5km離れているとレジオネラ菌の心配があるということだが、金額の問題ではなくてレジオネラ菌ということになると場所の選定について大きく左右すると思う。どのくらい離れているとレジオネラ菌の心配がでてくるのか調査をしてから場所の選定をしなければ、また同じような問題がでてくるだろう。
 もう一つは地域委員会の中で公設・民設と話がでているが、地域振興戦略部長の話では温泉を利用した福祉向上の施設という説明になっている。地域委員会の中であくまでも観光目的とした温泉施設を要望していくのか、それとも温泉を利用した健康増進の施設を皆で検討していくのか、その辺が課題の一つだと思う。
羽賀福祉保健部長  目的と場所というのは分けて話を進めさせていただく必要があるのではないかと考えているが、温泉を主として使うか付随的なものとして活用するかについては、長岡市としては付随的なものとしての活用を考えている。そういう考え方の中では源泉地に近い方が望ましい。
大塚委員  源泉の近くであればレジオネラ菌の心配は全然ないということだろうか。
羽賀福祉保健部長  延長が長ければ長いほどレジオネラ菌の心配もそうだが、維持管理の面からのリスクも高くなる。
藤田委員  福祉保健部が担当するから福祉が目的になるのだろうか。なぜ近隣の交流だけを考えるのか。そんなに小さくまとまらずに、もっと広域的な交流を見込めないだろうか。なぜ温泉施設を造って、栃尾地域の住民だけが主なのか。そこのところがよく分からない。もっと観光をメインにできないのか。 あとは一点だけお願いがあるが、ぜひ期限の約束はしていただきたい。最低、平成何年から営業できるということをはっきり周知していただきたい。
金子地域振興戦略部長  長岡市の方針では、民間でできるものは民間にしてもらう。その結果、合併した三島には温泉ができたし、麻生のところにも温泉ができている。リスクを民間が負うということなので、コンサルタント会社に依頼して、広域から人を集めて割に合うかどうかなどを調べるだろう。例えば今のようにガソリンが高騰すると都会ではコンビニへ行くのも車を利用しないような時代なので、車で温泉へ行くのかなどのリスクもある。娯楽性や集客性は行政が担うべきものではなくて、もっと別の部分で税金を使っていく必要がある。温泉を皆様方から利用していただくためには、健康増進や福祉向上ということになるのではないかと考えたので福祉保健部が来ている。観光課がでてきたとしても同じことになるだろう。
 期限については条件が整って、はじめて期限がでてくる。造ったものが皆様方から利用されなかったり、「もっと議論すれば、こういう方法があり、こういう施設ができたのではないか。」ということになってはいけない。羽賀福祉保健部長が申し上げたように23年を目途にすれば、今年の予算時期に間に合うように仕掛けていきたいと思っているが、それがお約束した期限ということには今の状況ではならないので、その辺はご理解いただきたい。
藤井委員  先回の地域委員会で長岡市が「これは無理。これは駄目。」と言ったことに対して、地域委員会で「公設でお願いしよう。」と意見はまとまっている。駄目なことを進めていくよりも、公設でできる範囲のものにして、場所も源泉の近くでも道の駅周辺と言えば周辺であり、車で1~2分のところになるから、とにかく来年度予算に計上していただいて、先延ばしにならないように実現に向かっていってもらいたい。
北村委員  先回「公設公営」とお話したが、今の現状でこの資料を見ても「民設民営はできない。」という結論がでている。理想論を言わせていただければ、公設公営で道の駅周辺に他市町村にあるような施設を造ってもらいたい。これは私だけではなく、旧栃尾市民のかなり人の中にある意見だと思う。ただ、今の地域委員の立場としては、いかに現実的な選択をするかということも考えていかなければいけないのではないか。「越後とちお温泉について」という資料に利用対象者が「主に栃尾地域の住民」とあるが、新市になったので「新市の市民も含めて、主に栃尾地域住民」などのほうがよいのではないか。施設のイメージを大きく広げないという意味でこのように書かれているのだと思うが、もう少しこの辺はこれから検討委員会などが立ち上がるのであれば、そういうところに裁量権を任せてもいいのではないか。そういう意味ではここはあまりはっきり書かないほうがよいと思う。「風呂、和室、自販機」など書いてあるとこれしかできないようなイメージで受け取られるのではないか。
 もうひとつの資料に「道の駅のさらなる活性化策は、別に検討するものとする。」とあるが、そういうふうな考えが今現在であるのだろうか。温泉については、現実的に考えると公設でやるしかないと思う。地域委員会の中の意見が集約されてマスコミなどでも載るだろう。そのときに市民の皆さんからの意見もでてくると思うので、あとは次の機関に任せるしかない。私としては個人的には公設でいかざるを得ないと思う。
羽賀福祉保健部長  公設と民設の区分けとして、分かりやすくイメージしていただくにはこういう表現がよいかと思い資料に書かせていただいた。北村委員がおっしゃるように、栃尾地域の方だけが入浴できればいいということではない。もちろん長岡市なので、長岡市の方にも利用してもらいたい。
金子地域振興戦略部長  「道の駅のさらなる活性化」については、「温泉施設が道の駅周辺にできることで活性化する。」「活性化のために温泉だ。」という表裏一体の関係にあったが、ある意味では皆さんの夢が実現できなくなってしまった。温泉でなくても賑わいをつくり、活性化させるものを検討する場を別に設けることが必要だと考えている。しかし、今すぐどういう方法で、どういう委員会を立ち上げるという具体的なものは考えていない。
 藤井委員のお話にあったが、1.5kmという距離を道の駅より遠いところとみるか、近いところとみるかについては、おっしゃるように「あそこだって道の駅周辺だ。」とも言える。ふるさと交流広場や道院高原に行った方々にも利用してもらいたい。「ファミリースキー場や道院、それから道の駅へ来た人も寄れる温泉」として地域委員会から後押しをしていただいて、それに基づくようなものとして「こういうようなものが欲しい。」とご提案いただきたい。施設は何㎡の何部屋という具体的な資料を期待されていると思うが、それは非常に時間がかかることなので、まずはどういったものを造れば温泉を有効に利用できるかということに対して「長岡市はこう考えるが、地域委員の皆さんはいかがでしょうか。」という議論だと思ってもらいたい。
青柳委員長  私個人の意見としては、栃尾市の時代は道の駅に公設公営ということでものすごく期待をしていた。それから合併になり、こういう状況になってしまった。私も検討委員をさせていただいていたので、栃尾の代表としては「なんとか公営公設でお願いできないだろうか。」と一生懸命お願いしていたが、残念ながら民営民設という結果になってしまった。しかし、今度は公募がないので、公営でという話になった。地域住民の中から「道の駅に造ってもらえれば、あの周辺には夢の構想もあるのではないか。」という声が聞かれていた。「子ども夢広場の計画が近隣にあり、子どもたちがそこでいくら汚れても温泉が近くにあるから大丈夫。」ということであれば広域の皆さんが遊びに来てくれるのではないか。そんなことから「道の駅にできるといいな。」という気持ちがする。せめて足湯くらいあれば、道院高原の帰りに寄っても足の疲れがとれる。そんな話題ができれば一つのPR効果になるのではないか。
金子地域振興戦略部長  今日で全て決まったわけではない。私どもとしては、できれば地域委員会で温泉について一致した要望をあげていただくことが望ましいと思っている。そのためには「1.5kmのパイプラインを敷設するのにいくらかかるという資料があれば判断の材料になる。」など、どうしても前に進むために示して欲しいというものは他にもあるだろうか。
稲田委員  あの場所に何階建てのどういうものを造るのか提示して欲しいということではない。場所として源泉近隣と1.5km引っ張った場合のコスト比較をしっかりとだして欲しいということだ。それに伴って菌の問題もちゃんと説明をつけてだして欲しい。
北村委員  公設になったとして案がでた場合、地域委員会が果たす役割としてはどういうことを議論すればいいのか。例えば、地域委員会で民営・公営まで話をもっていくのか。もっと深く各論まで入っていって、機能や利用対象者のイメージまで議論した方がよいのか。そうなると稲田委員がおっしゃったように比較していかなくてはならない。それとも一方的に我々がここで話して、意見聴取会というかたちで終わるのだろうか。その辺の考えを教えていただきたい。
羽賀福祉保健部長  意見聴取会というかたちでよいと思う。「断念をした。再検討して意見をください。」というのは唐突であったかもしれないが、皆さんの思いとして「栃尾地域にこういうものを造って欲しい。」という思いを聞かせていただきたい。先回、「民設が駄目だったら、公設でお願いできないか。」というお話だったので、公設について長岡市ではどういうイメージを持っているのかを本日説明させていただいた。建設費やコスト比較や機能などについては、皆さんの意見を聞いて私どもの方で十分に検討させていただきたい。
北村委員  運営主体などについても当局の方で案をつくるということだろうか。
羽賀福祉保健部長  運営についても私どもで計画をさせていただく。先回は公設ということで皆さんからご意見をいただいているので、今後運営も含めてその辺は十分に検討させていただきたい。
林委員  公設の場合はイメージとして「風呂・和室・販売機」とあるが、そうすると皆楽荘を本当に頭に思い浮かべてしまう。「湯船が一つあって、それで終わり。」では本当に我々の夢とは大きくかけ離れてしまう。湯船一つを造っても人は行かないと思うので、せめて露天風呂やジャグジーがあるなど、少しでも夢のある公設にしていただきたい。
羽賀福祉保健部長  ただ今の意見については、十分検討していきたい。
藤井委員  皆楽荘のような沸かすお風呂ではないので、4時過ぎると駄目という話はないようにしていただきたい。
羽賀福祉保健部長  皆楽荘は今は老人福祉センターになっていて、長岡市では10時から4時頃までの利用時間になっている。これから造るものについては、藤井委員の意見を踏まえて検討していきたい。
星野副委員長  温泉の検討委員というものはなくなったのだろうか。
羽賀福祉保健部長  温泉の検討委員会は18年の末をもって委員の任期は終わっている。検討委員の皆様方には「民設民営での公募、道の駅での建設」という基本的な方針を出していただいたが、地域委員会で「民設民営を断念する。」という話をしなければならなかったので、並行して検討委員会の方にも説明させてもらった。
馬場参与  今日は当局の方から「公設ではこういう考え方です。」という方針がだされている。公設でいくということになれば、民間の採算を考えても税金で利益をあげるということは、今の時代においては難しい。そうすると市民の福祉を優先した施設になるのは当然だと思う。
 場所の問題や安全性の問題などは稲田委員から意見があったように、源泉近くに施設を造った場合と道の駅に造った場合の比較検討の数値をだしてもらえばいいと思う。「これでは厳しいな。これならいけるかな。」などの意見を皆さん方からだしてもらって、最終的には当局が内部検討の結果、計画をたてることになる。地域委員会から意見を出してもらい、内部で検討し、最終的な政治判断は市長や副市長などが検討して決定をする。
 地域委員の皆様方はそれぞれの組織や団体から代表として出席しているので、住民代表と捉えてもいいと思う。是非、そういう角度からいろいろな意見をだしてもらいたい。
 ここにでたものが最終決定ではないが、全く比較検討できないで議論することになると先回と今回のように希望的観測の意見しかでてこない。取りまとめて1本にして、きちんと当局に要望することができずに時間を浪費してしまい、来年度の予算にも間に合わなくなるようでは困る。その辺を少し整理してもらい、「最終結論として地域委員会はこのように考えている。」というものをまとめていただきたい。
星野副委員長  各団体に持ち帰り意見を聞くなどして、来年度の予算に間に合うように意見を統一して提出してはどうだろうか。「早く造ってくれ。」と言うだけで、自分たちの意見がまとまらないようでは当局も動きようがないだろう。
青柳委員長  それではそういうかたちでお願いしたい。
4.その他
星野副委員長  今朝の新聞で山古志のホームステイのことが書いてあったが、栃尾でも19・20・21日と江戸川区の子どもたちが来て半蔵金などのいろいろな地区に寄せてもらって、各家庭でいろいろなことを体験したと聞いている。農林課が主催と聞いているが、少し宣伝が足りないのではないか。長岡市になってから「山古志」の見出しがいっぱいでている。何年か前までは「何で栃尾市の名前はいっぱいでているのか。」とうらやましがられていたが、最近は栃尾という見出しが少なくなっている。同じことをしていても片方は記事になり、片方は記事にならないのは宣伝が足りないせいではないだろうか。
長谷川支所長  実は「日報から取材に入っていただいた。」と農林課長から報告を受けていたが、残念ながら記事にはならなかったようだ。
半蔵金にも入ってもらって棚田の整備保全を子どもたちから手伝ってもらったり、半蔵金の被災状況などを地元の皆さんから報告してもらうなどの情報をマスコミには流していたので残念に思っている。最近はいい話が栃尾に関してはでていない。できるだけいい情報は積極的に発信していきたいと考えている。「これを発信した方がいい。」という情報があれば、私どもの方に教えていただきたい。
金子地域振興戦略部長  私も9地域を預かる身として「山古志ばかりがなぜでるのか。」と記者に聞いたことがあるが、「山古志と書くと見出しから読んでもらえる。」ということだった。ナショナルブランドになっているので、同じ記事をあげてもデスクの方で山古志を取り上げてしまうようだ。
藤井委員  国体も近づいているが、なかなか盛り上がりがないようだ。娘から「国体のイメージソングができたので、合唱団で歌って広めて欲しい。」と楽譜が送られてきたので、9月の発表会のオープニングには「ガムシャラな風になれ」を歌おうと練習している。栃尾ではどの辺まで国体の話が進んでいるのか教えて欲しい。
小林地域振興課長  国体については教育委員会の栃尾分室が担当している。8月24日の栃尾まつりと同じ日に栃尾体育館で北信越の高校剣道が行われる。国体をまわりから盛り上げようということで国体協力会を立ち上げていて、来ていただいた選手や役員や保護者などの関係者の方々をおもてなしするためのお店を体育館の下に出店する予定だ。すでに名乗りをあげてもらっている。来年の本国体を見据えながら、1ヶ月後に迫っているリハーサル国体も一生懸命取り組んでいる。
馬場参与  7月23日の芸能祭に合唱団も参加されるのか。
藤井委員  踊りや民謡の方が活躍するが、文化祭のステージではピアノがないので合唱団は参加しない。9月13日に定期演奏会があるので、そこで発表する。
馬場参与  何かの機会でPRしてもらえるとありがたい。もっと検討していきたい。
藤井委員  幼稚園の生徒も歌えるので、星野副委員長のところでもがんばってもらいたい。
星野副委員長  私たちはトッキーとキッキが来てトッキッキ体操をする。それをPRして欲しいと言われていて、このあいだ練習してきた。PRが足りなくて「新潟に申し込まなければトッキッキが来ないのか。」という質問があったが、長岡にもあるということだったので、運動会にでも使ったらよいかなと思っている。
青柳委員長  マスコットは本庁にあって、支所にはないのか。
星野副委員長  支所にはない。
長谷川支所長  基本は国体推進室でやっていて、それを国体会場を持っているところなどの各教育委員会分室から何名かが従事する。モノの配分まではまわっていないという実情があるが、要望があれば国体推進室につないでいきたい。
小林地域振興課長  先回の地域委員会で北村委員から「国道351号の比礼付近の異臭についての対応はどうなっているのか。」という質問があった。これについて寺本環境衛生課長より説明を申し上げます。
寺本環境衛生課長  悪臭問題については、6月25日長岡市議会の産業市民委員会のときと同じお答えをさせていただきたい。
 概略としては、比礼にある会社は「東日本肥料株式会社 新潟ハザカ栃尾工場」というところで、ハザカ式という方法とって堆肥をつくっている。産業廃棄物の処理施設になっているが、汚泥等の肥料化処理施設にもなっているので法の規制が緩和されている。法律に基づくものではなくて県の指導要綱に基づくものだが、処理を行う産業廃棄物の種類は汚泥、動植物性残さ、木くずなどで、処理能力は汚泥の場合は1日100tということだ。
 平成13、14年は比礼集落の真ん中あたりに工場があったが、悪臭に対する対応ができないということで現在の土地に移っている。現在の工場では平成17年11月に操業をはじめているが、「悪臭がする。」ということで私どもに苦情が届いたのが18年の1月で、「洗濯物が外に干せない。」「日常生活に支障をきたしている。」という苦情の内容だった。
 工場に対する市の指導については、25日に行われた産業市民委員会の席で、担当の長岡市環境部環境政策課の答弁の内容と同じになる。今まで行われた悪臭防止対策としては、工場の受け入れの原料の品物を精査するということと、受け入れの制限。それからプラントという大きなビニールハウスみたいなものだが、この出入口の密閉性を高くしたということ。それから一番大きな改良工事を行ったのは、脱臭装置を2基入れたことだ。1基目の工事が終わったのは昨年の12月のはじめくらい。2基目の工事が終わったのは1月末くらいだったと思う。プラント内の臭気を吸気して、脱臭装置にかけて脱臭する。
 今後の指導については先回も臭気測定を行ったが、引き続き臭気測定をしながら結果を見て指導していきたい。この7月8日に長岡市環境部環境政策課が東日本肥料株式会社と環境保全協定を締結した。6月に行われた臭気測定の結果に基づいて、改善計画を実施するよう指導していくというのが今の現状です。
北村委員  県の公害審査会で協議が開かれたという情報はないですか。
寺本環境衛生課長  県の公害審査会は、斡旋、調停、裁定を行う。斡旋は両者をテーブルにつかせて話し合いを行う。そして次は調停、この次が裁定。今回は調停をお願いしたというかたちになっている。6月の半ばに一回会議が行われて、7月中旬には現地の調査も行われると聞いている。
北村委員  依然として変わらないので、見守るしかないということだろうか。わかりました。
羽賀委員  今日のことを整理させていただきたいが、「公設公営」を望む。そして目的としては健康増進・福祉・交流ということでまとまり、先ほど金子部長が言われたように「道の駅は考えていない。」ということは決定であると理解してよいだろうか。
稲田委員  そういうふうに考えているというだけで、決まったわけではない。
金子地域振興戦略部長  資料をだして欲しいというお話があった。当初から場所については地域委員会にはお願いしていないが、「道の駅はできない。」と申し上げているが納得できないということであれば、また別の見解になってくるかもしれないが、今日はそこまで至っていない。
羽賀委員  私の聞き違いもあるかもしれないので、再度確認させていただいた。
小林地域振興課長  次回の地域委員会の開催予定日は、8月7日(木)を予定している。
5.閉会

このページの担当

栃尾支所地域振興課
〒940-0298 新潟県長岡市中央公園1-36
TEL:0258-52-5815  FAX:0258-52-3990

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