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トップ > 市政 > 地域委員会 > 寺泊地域委員会 > 平成28年度第3回 寺泊地域委員会会議録

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平成28年度第3回 寺泊地域委員会会議録

最終更新日 2022年4月1日

会議名 第3回 寺泊地域委員会
開催日時 平成28年11月29日(火) 午後3時から午後4時50分まで
開催場所 寺泊支所2階 大会議室
出席者名 (委員)11名
委員長   河合 潤一
副委員長   三浦 公司
委 員   池浦 章雄
 〃    大塚 かおる
 〃    加納 善一郎
 〃    後藤 良至
 〃    年友 要子
 〃    平石 久子
 〃    藤田 功
 〃    三上 徹人
 〃    山田 陽子

(市側)
荻原市民生活課長、八子産業建設課長、

(事務局)
本臼支所長、新谷地域振興課長、中村係長、担当係員

傍聴人 一般1名、報道0名
欠席者名 後藤敬一郎委員、竹内正彦委員、渡邉浩美委員
議題 (1)大河津分水路の改修事業について
(2)新たなまちづくり制度(立地適正化計画)について
(3)平成29年度ふるさと創生基金事業に対する提案について
審議結果の概要 (1)大河津分水路の改修事業について
 北陸地方整備局信濃川河川事務所より、改修事業の進捗状況などの説明を受けました。
(2)新たなまちづくり制度(立地適正化計画)について
 長岡市都市計画課より、新たなまちづくり制度の概要について説明を受けました。
(3)平成29年度ふるさと創生基金事業に対する提案について
 平成29年度ふるさと創生基金事業に対して意見・要望をしました
会議資料 第3回委員会次第(PDF 44KB)
資料1「大河津分水路改修事業」(PDF 5,461KB)
資料2「立地適正化計画」(PDF 3,953KB)
資料3「過去の事業内容」(PDF 140KB)

審議の内容

【開会】
委員長 (省略)
【議題】(1)大河津分水路の改修事業について
委員長  それでは、2.議題の(1)大河津分水路の改修事業についてを議題といたします。事務局よろしくお願いします。
支所長  去る11月21日に、長岡市議会において大河津分水路整備推進特別委員会が開催されました。7月にも特別委員会の後、当委員会で説明させていただいたところです。その後、大河津分水路の地元説明会に進展がありましたので、本日は信濃川河川事務所の皆さまからお出でいただいていますので、その辺を中心に説明いただきます。
 はじめに、ご紹介させていただきます。私の左隣、信濃川河川事務所田村副所長です。その隣が、信濃川河川事務所北沢大河津出張所長です。私の右隣が、長岡市土木部河川港湾課谷畑課長です。その隣が、同じく長岡市土木部河川港湾課入沢課長補佐です。
 それでは説明をよろしくお願いします。
副所長  現在、河口の山地部掘削の準備工事に着手いたしました。事業が正式に進捗できるよう、今後とも皆さま方からのご支援をよろしくお願いいたします。本日は大河津分水路の改修事業の現在の状況について、ご説明させていただきます。
(資料No.1「大河津分水路の改修事業について」により説明)
 資料1ページ目ですが、信濃川流域の概要については割愛いたします。
 2ページ目は大河津分水路の改修事業についての概要です。大河津分水路は、豪雨による洪水を安全に流下させる断面が不足するという課題を有しています。昭和56年8月の戦後最大規模の洪水が流下した場合、分水路上流の長岡市付近まで計画高水位を超過することが想定されています。水位の上昇の影響で氾濫が想定される区域が長岡市、燕市、新潟市などですが、今回の改修により戦後最大規模の洪水に対して家屋の浸水被害を防止するものです。全体事業費が約1200億円、事業期間が平成27年度から平成44年度の18年間で計画しています。
 3ページ目ですが、分水路改修事業の実施状況です。平成27年度ですが地権者等の確認や土地・物件の調査をいたしました。用地買収に向けた協議を開始しています。新第二床固及び山地部掘削の設計及び施工計画の検討、地質調査を実施してきたところです。今年度ですが、引き続き新第二床固及び山地部掘削の設計及び施工計画の検討、地質調査も継続いたします。野積橋の架替工事ですが、道路管理者との基本協定に関する協議を5月10日に締結して、現在架替に向けた詳細設計の実施中であります。道路管理者との施工協定に関する協議も開始しています。また、山地河口部掘削の準備工事としまして、10月より着手しているところです。
 4ページ目です。野積橋架替工事に関しましては、道路管理者である新潟県と協議を行い、5月10日付で基本協定を締結したことは先程説明したとおりです。この基本協定は、工事の設計及び施工について国が実施することなどの基本的事項を、北陸地方整備局長と新潟県知事が取り決めたものです。現在、野積橋架替工事のための詳細設計を国が主体となり、新潟県、長岡市と調整しながら実施している状況です。道路管理者との施工協定に関しましては、詳細設計や費用分担に関する内容について北陸地方整備局長と新潟県知事が取り決めるものです。架替工事については、下記の工程計画に基づき平成29年度から工事着手する形で、平成34年度に完成する計画で実施していきたいと考えています。なお、歩道を橋梁海側沿いに設置することを現在検討している状況です。
 5ページ目です。高水敷工事用道路の状況について説明したものです。今後実施します大河津分水路河口部の土砂掘削・運搬に使用する工事用道路の整備に、準備工事として10月に着手することを先程申し上げたとおりです。これから本格化します土砂運搬においてダンプトラックなどの建設機械の走行にあたり、近隣住宅への騒音・振動対策として極力公道を利用せずに河川敷地内に工事用道路を左右一本ずつ整備することとしています。図面で赤書きされている線が左右岸にあるものです。現在に至るまでに河川敷地内の占用者、地元の皆さんにご説明しましてご理解いただいているところですが、今後とも適宜地域の皆さまにご相談しながら事業を進めていきたいと考えています。
 6ページ目です。平成28年度10月末時点の契約工事箇所を示しています。5箇所ほど工事が動いています。1番目のコロニーにいがた白岩の里旧重度児居住棟解体工事ですが、現場は終了しておりますので割愛します。2番目の大河津分水路工事用道路その1工事は、右岸下流部で行う工事です。工期は平成28年9月21日から平成29年3月30日まで。施工業者は㈱曙建設です。3番目の大河津分水路工事用道路その2他工事ですが、右岸上流部の工事です。工期は平成28年9月21日から来年の3月30日まで。こちらの施工業者は㈱大石組です。2番目・3番目の工事は先程説明した工事用道路です。4番目の蒲原用水路補償その1工事です。用水路設置ということで全長220メートルの工事です。工期は平成28年9月27日から来年の3月30日まで。施工業者は㈱吉田建設です。5番目の蒲原用水路補償その2工事です。こちらも用水路設置ということで全長380メートルの工事です。工期は平成28年9月28日から来年の3月30日まで。施工業者は㈱新潟藤田組です。4番目・5番目の工事につきましては、大河津分水路右岸堤防浸透対策事業の工事で、図でお示しした範囲の全長約2000メートル強ですが、過去の分水史に漏水が確認された箇所としまして、万が一堤防が決壊した場合に氾濫による影響が新潟市街地にまで及ぶ甚大な被害が起こりうることが想定され、堤防拡幅工事を行うものです。現在契約した工事については、先ずは堤防沿いに設置されている用水路を移設するものです。堤防拡幅で盛土土砂が必要となりますが、大河津分水路改修による河口掘削土砂を活用する計画としています。
 7ページ目です。土砂搬出・運搬ルートの計画を図でお示ししたものです。今後、土砂搬出が本格化することとなりますが、土砂の搬出・運搬のルートを図のように計画しています。現在の野積橋を通りまして大河津分水路の右岸を通り、高水敷工事用道路に接続します。また、左岸の掘削現場内に場内工事用道路を設置する計画としています。具体的な土砂搬出先が決まりましたら、土砂搬出運搬ルートについて精査することとしています。その際には工事説明会を通じて、地元の皆さまにきちんとご意見を聞くこととしています。
 8ページ目です。地元説明会の開催状況について説明したものです。大河津分水路改修事業の工事施工中の影響や今後の用地関係スケジュールなど、藪田地域の方々にご説明する準備が整ったことで、10月7日、10日、29日の日程で説明会を開催した内容を示しています。藪田地区に居住される多くの方が事業用地境界線も藪田団地内を分断する状況ということから、地権者の方々のご懸念に対して丁寧にご説明し、ご理解とご協力をお願いしていくところです。地元説明会の内容につきましては、一つ目として工事施工中の騒音・振動・粉じんの影響、二つ目として大河津分水路の改修事業・環境保全への取り組み(案)、三つ目として藪田地域の機能補償道路の付け替え計画、四つ目に今後の用地関係スケジュールという内容で説明会を開催いたしました。工事施工中の騒音・振動・粉じんの影響については、影響予測結果をお示ししながら説明いたしました。当日の説明については、地元の方々に当面の了解を頂いたという風に考えたいと思います。
 9ページ目です。これまでの地元説明会等の開催経緯についてご説明したものです。事業化前より地元の方々にご説明を行っていたところですが、先程ご説明した10月のものも追記しています。
 10ページ目です。機能補償道路関連の図面です。昨年来実施していました用地境界や物件調査を基に検討を進めてまいりました藪田地区の機能補償道路について、地域の皆さまのご意見を出来る限り反映した道路法線として示させていただきました。将来、長岡市から管理していただけるような構造を検討しておりまして、詳細な法線、形状について現在測量・設計を行えるものを早々に道路施工に伴い必要となる用地範囲を確定しまして、関係地権者の方々と用地協議を進めてまいりたいと考えています。
 11ページ目です。今ご説明しました機能補償道路を全体的に比較できるような図でお示ししたものです。
 12ページ目です。こちらの表は藪田地区に関します用地協議のスケジュールをお示ししたものです。10月7日の説明会の資料抜粋版です。藪田地区におきましては、機能補償道路について路線測量と詳細設計を行ったところです。準備が出来次第、必要となる用地の幅杭を現地に設置させていただきたいと考えています。その後、面積計算をしたうえで土地調書の作成・確認という作業に進ませていただきたいと考えています。将来の藪田地区にどのような道路が出来るのか、地元の皆さまに出来る限り早くお伝えできるよう進めているところです。
 最後になりますが、地域の皆さまに出来るだけ丁寧にお答えしていきたいと考えていますし、国土交通省としましても長岡市と連携を図りながら責任を取った対応を行っていきたいと思います。以上、大河津分水路の改修事業について説明を終了いたします。
委員長  ありがとうございました。只今の説明について質疑等がございましたらお願いします。
委員  燕市の渡部地域から磯町に通じる前坂が通行止めになることはないですか。
副所長  皆さま方に迷惑をかけることは無いと思います。
委員  高水敷道路というのは新たに作る道路ですか。
副所長  新しく作ります。
委員長  右岸の野積橋と渡部橋の中間ぐらい、土手を下っていく道を工事していますが、上流に向かって通じる道路ですか。
副所長  私どもの仕事ではないと思います。
委員長  現在、藪田や新川口の工事をされてダンプが下りているというのはありますか。
副所長  まだありません。今は用地を取得しているところですので、そこで仕事をすることはないです。
委員長  新川口の新野積橋が出来るところには誘導員がいます。
副所長  先行して、コロニーのところを解体工事させていただきました。そこの部分から工事用道路に使う土砂を一部搬出することにしていますので、その出入りがあるかと思います。
委員  新しい野積橋は市坂から真っすぐ通じるという感じですか。
河川港湾課長  今まで上流の方に向かってカーブしていたものが無くなるイメージです。
委員  渡り切った先もカーブが無くなるイメージですか。
河川港湾課長  そうです。
委員  コロニーは無くならないのですか。
支所長  無くなりません。
委員  新しい橋は、下流に何メートルぐらい下がって出来るのですか。
河川港湾課長  今の橋より、200メートルほど下流側に掛かると思います。
委員  橋の歩道が海側につくという話ですが、具体的な橋の設計は出来ているのですか。
副所長  まだです。
委員  その場所は人気の夕陽の撮影スポットですので、歩道を広く取ってもらうと同時に、万代橋のように広場にしてもらえると良いと思います。
副所長  我々は道路管理者ではないですが、そういう話は県も聞いていると思いますので、その中で消化していただく形になります。
委員長  関わる地域自治会、個人の補償を含めてうまくいっているのでしょうか。
副所長  鋭意努力しているとしかお答えできません。
委員  土砂搬出の工事用道路ですが、搬出される900万㎥の土砂を内陸部の高水敷道路で賄えるのですか。
副所長  まだ具体性がない状況で、1000万㎥という数字でお話ししていますが、一部は今の道路を使って受入先に搬出します。まだ大半ははっきりしないところがありますので、どちらに搬出するかはこれから早々に決めていかなければなりません。
委員  一週間ほど前、吉田建設から土砂を運搬するのにダンプが通るので地域の皆さんに周知してほしいと回覧を預かりましたが、この工事とは関係ないですか。
副所長  吉田建設は蒲原用水路工事の受注業者になっていますが、今の話でその工事と関係するかどうか確認しないと正しく答えられません。土砂の搬出でお困りということであれば、確認して対処したいと思います。
委員  工事が始まっていないような感じなのですが、何か関係あるかと思い確認しました。
副所長  工事の回覧版であれば、こういうルートでダンプが走るので注意をお願いしますと周知の回覧になります。今回の土砂の搬出とは別に重機を持ち込んだりするので、そういうお知らせだと思います。
委員  残りの土砂の具体的な計画というのはいつ頃分かりますか。
副所長  搬出先があるので即答しかねます。我々が責任を持てる事業敷地内であれば計画を立てられますが、そこから外に出るとなると受入先が了承しないと持ち出せません。
委員  それが一番関心ある問題ですから、早急に分かるようにしてもらいたいと思います。例えば、一般の人や民間会社でも希望すればトラック何台分とか貰えるのですか。
副所長  公共性のある方々と話を進めるので、利益が出るようなものは基本的に無いと思います。
委員  野積の大概の田んぼに入れるという話を聞きましたが、そんな話はありませんか。
副所長  それについては、先ず話を聞いていただきたいという風なことで説明しています。
委員  今回の拡幅工事に伴い、地元が恩恵を預かって地域が発展したら良いということが一番関心事だと思います。残土の活用について、地元の希望はどういうルートで吸い上げてもらえますか。
副所長  長岡市と連携しながら行政の方々と話をする中で、地元の状況を収集して進めさせていただければありがたいと思っています。
委員  長岡市で分かりやすい窓口や土砂だけの検討委員会など、広く意見を聴取するための組織を作るような考えはありますか。
河川港湾課長  国と連携を取りながら検討しています。内部で検討会議がありますが、例えば残土の有効活用について、出来るだけ地元の地域振興に役立てたいと考えています。ただ、皆さま方からはご要望やご意見があると思いますので、具体的に委員会を立ち上げる予定はありませんが、様々な機会をとらえてご意見を伺えればと思っているところです。
委員  意見を聞いて終りだと困りますので、真面目に聞いて真面目に答えられる雰囲気を作ってもらいたいと思います。
河川港湾課長  地元の方の意見を大事にしたいと思いますので、今のご意見も参考にさせていただきます。
委員長  今回の工事が50年、100年の長期スパンになりますので、特に個人や地域の皆さんが負担にならないによろしくお願いします。
 他に質疑はございませんか。
 無いようですので、以上で大河津分水路の改修事業についての議題を終了します。北陸地方整備局信濃川河川事務所の皆さまには大変ご苦労さまでした。今後とも、よろしくお願いいたします。
(北陸地方整備局信濃川河川事務所、河川港湾課 退室)
(長岡市都市計画課 入室)
【議題】(2)新たなまちづくり制度(立地適正化計画)について
委員長  次に議題の(2)新たなまちづくり制度(立地適正化計画)についてを議題といたします。事務局よろしくお願いします。
地域振興課長  議題の(2)新たなまちづくり制度(立地適正化計画)について、資料No.2に基づきまして、長岡市都市整備部都市計画課から高橋課長補佐並びに都市計画係の齋藤主査の2名がお見えです。お二人の方から説明をよろしくお願いします。
都市計画課長補佐 (資料No.2「新たなまちづくり制度『立地適正化計画』について」により説明)
 現在、長岡市の都市計画区域内で検討が進められています新たなまちづくり制度である「立地適正化計画」について、地域の代表である地域委員の皆さまにご説明したいと思います。
 寺泊地域におきましては、最上位計画であります総合計画や都市計画マスタープラン等に基づきまして、人口減少や生活の問題、都市利用や高齢化の進展に対した地域づくりに取り組んでいるところです。立地適正化計画につきましては、主に長岡地域の街中の都市区域や都市計画の指定がされております支所を中心としたごく限られた地域でございますが、これを対象としまして今後の人口減少を考慮し、より具体的な街づくりを進めるために国により新たに創設された制度です。このため、都市計画区域の指定がされていない寺泊地域におきましては、都市計画の性質上対象とされていないことをご理解いただきたいと思います。
 資料2ページ目ですが、人口動態と人口推計を表したもので、このグラフは長岡市全体の人口推計を示したものです。平成22年を基準年としまして平成52年には長岡市全体で6万4千人の人口減少が推計されています。老年人口が増えて幼年人口が減っているという、全国的に同じような流れになっています。この人口統計を掲げましたのは、立地適正化計画のために推計作業が伴いますので、これが基礎資料になるものです。
 3ページ目です。このグラフは長岡市でも人口集中地区内の面積、人口、人口密度を示しています。昭和45年以降、自動車利用の発展による人口密度の減少に伴いまして人口面積の増加が分かります。これは市街地が校外に広がっていき人口密度が徐々に減ったことを示しています。
 4ページ目です。長岡地域と栃尾地域の人口集中地区の変遷を示しています。昭和45年と平成22年を比較しますと都市が校外へ人口密度が薄く広がっている形態が分かります。長岡地域は川東から川西に広がり、栃尾地域は周辺に広がっていることが読み取れます。
 5ページ目です。それらを纏めた長岡市の現状・見通し、課題のまとめといった形です。人口減少、高齢化の進行に伴いまして市街地の低密度化、都市機能の衰退、公共施設の維持困難、生活サービスの低下、さらなる人口減少と負のスパイラルが進むことが想定されます。街を維持していくために、都市全体の観点からの取り組みを推進していかなければならないということを課題としています。
 6ページ目からは、国による「立地適正化計画」制度の創設、これは多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を示すものです。
 7ページ目です。立地適正化計画制度の内容です。この制度の主な内容は4つの項目を示しています。先ず、コンパクトなまちづくりの実現を図るために市町村が策定する計画であること。2番目に、都市全体の観点から都市機能や居住を計画的に時間をかけて誘導するもので、これは強制的に誘導するものです。3番目に、自家用車に過度に頼らず都市機能にアクセスできるように公共交通を充実させる。4番目に、コンパクトなまちづくりと公共交通の再編との連携により多極ネットワーク型コンパクトシティを実現するということです。なお、居住及び都市機能の誘導は強制するものではなく、これまでどおり住民等自らが住まい方を選択できる制度です。下図は長岡市の街中の都市区域をイメージしたものとお考えください。黄色い点線の内側で、居住の誘導や都市機能の誘導を行う計画を策定するものです。
 8ページ目です。立地適正化計画に定める主な内容です。都市の中心部に全てを集約せず、旧市町村の中心部も拠点とし、充実した公共交通でつなぐ多極型の都市構造である多極ネットワーク型コンパクトシティを目指す計画とされています。
 9ページ目からは、長岡市における都市づくりの取り組み、これは都市計画マスタープランと立地適正化計画の関連を示すものです。
 10ページ目です。長岡市都市計画マスタープランの内容です。対象地区は寺泊地域を含めた長岡市全域としています。この計画は平成22年度に作成済みで、平成31年度を目標としています。
 11ページ目です。長岡市立地適正化計画の概要です。都市計画区域を対象とするもので、この計画の性質上寺泊地域は対象外とされています。なお、寺泊地域などでは市の総合計画や都市計画マスタープランなどに基づき、人口減少と高齢化の進展等の課題に対応した都市づくりに取り組んでまいります。
 12ページ目です。立地適正化計画での都市構造を図化したものです。都市拠点としまして、都市地区と地域拠点を位置付けしましてこれを公共交通で結び、各地域拠点間や地域内集落間は公共交通などで結ぶ考えです。
 13ページ目以降は、都市機能の誘導方針として都心地区や地域拠点或いは医療等の施設に対する誘導する機能をイメージしたものです。
 14ページ目は、立地適正化計画の居住の誘導方針を示したもので、都心地区及びその周辺エリア、公共交通の便利なエリアへ居住を誘導することを検討しています。
 15ページ目以降は、市の立地適正化計画におきます位置付けを示したものです。
 16ページ目は、策定スケジュールにおいて来年の3月末に計画を策定しまして公表する計画です。
委員長  ありがとうございました。
 只今の説明について質疑等がございましたらお願いします。
委員  寺泊、山古志、小国、和島を除く根拠は何ですか。
都市計画課長補佐  立地適正化計画というのは、都市再生特別措置法の中で都市計画区域を計画区域として定めるとなっています。長岡市において4つの地域は都市計画区域として定められておりませんので計画の対象外になるのですが、長岡市の総合計画やマスタープラン等できちっとした対応を今後も図っていく必要があると認識して進めていくことを考えています。
委員  具体的にはどういうことですか。
都市計画課長補佐  都市計画マスタープランでは地域の課題を示しているのですが、総合計画の最上位プランの中で寺泊地域は位置付けされています。それに基づいて当然進めていくと考えています。
委員  具体的な内容を一つか二つお願いします。
都市計画課長補佐  都市計画マスタープランでは、寺泊地域の将来像は海の観光と暮らしが共存する触れ合いの街ということで、地域の現状と課題といったものを示していますし、地域づくりや基盤づくり或いは下水道整備や幹線道路整備といったことをうたっています。大河津分水路の整備や強化促進することも書かれています。
委員長  何年か前にも地域委員会で話がありましたが、寺泊や和島というのは境界が現状に合わない、都市計画をきちんと行って規制が入ると問題が出てくるので手を挙げなかった経緯があります。その影響ではないですか。
都市計画課長補佐  寺泊と和島地域で都市計画の設定をしようと検討を進めた時期がありました。都市計画の規制をかけると建築物の構造とか建て方について規制がかかってしまい、今の建築物が法律に合わないといった状態が生じて、地域の皆さまに迷惑をかけてしまう形になります。建て替えとなると無理な話ですし、土地利用においても厳しくなり、今でも農地の規制はかかっていますが例えば3000平方メートル以上は全て開発許可を取るとか、建築の時には全部確認を受けて建築基準法上適正な形にするとか、規制によるデメリットの方が大きいということで、寺泊地区では都市計画の設定は止めたと伺っています。
委員  寺泊地域は直接関係無いですが、長岡駅近くで消雪パイプが入っていないという話を聞いたことがあります。除雪で困っているようでしたが、消雪パイプ設置の条例はあるのでしょうか。
都市計画課長補佐  長岡市では、地盤沈下を防止する観点で原則消雪パイプの設置はしておりません。昭和30年代頃には消雪効果があって行いましたが、地盤沈下問題がありまして市道として積極的に整備はしていません。郊外にある宅地で設置している事例はありますが、開発業者が宅地を売る関係で設置して宅地分譲しています。あとは、町内会が市の助成金を受けて設置しています。地下水の節水を目的とする、或いは環境に優しい形ということで、市で積極的に設置はしていない状況です。
委員  助成金は出しているということですか。
都市計画課長補佐  町内会単位でまとまれば、消雪パイプや井戸といった物に助成を出しています。
委員長  何年も前から、昔の役場跡や汐見台を含めて何か造った方が良いと委員会で話が出ましたが、結果的に港利用協議会で方向付けするので結論が出るまで進められないという時代がありました。例えば、汐見台から役場跡地まで街道整備をするというのは、都市計画課とは関係ないのですか。
支所長  今の話は管内の個別な案件で、都市計画とは少し違います。
委員  寺泊の観光という形で特別に捉えているということですが、具体的にはどういう形になりますか。
都市計画課長補佐  寺泊地域は年間260万人の観光客が訪れている場所ですので、観光振興に繋げていきたいという考え方を持っています。
委員  都市計画のような具体性は無いということですか。
都市計画課長補佐  都市計画ではありませんが、長岡市全体で都市計画マスタープランを作っていますので、その中で地元として整備したいというものをマスタープランに挙げさせています。
委員  地域の問題として、あまり取り上げられていない気がします。徹底的なコミュニケーションを取る形が大事だと思います。
委員  13ページで高齢者基幹包括支援センターと障害者基幹相談支援センターが地域に無いということですが、寺泊を含む4つの地域がこれだけ高齢化が進んだ時に、支援センターが無いと福祉が出来ない形が懸念されます。どのように考えていますか。
都市計画課長補佐  社会福祉センターの位置付けについて説明しますと、長岡中心部でいえば表町の再開発ビルが出来て、その中に社会福祉協議会が入っています。そういった事務所的な機能を想定しておりまして、皆さんの身近に設置するデイサービスセンターやケアハウスなどは住んでいる身近に設置する観点があります。敢えて街の真ん中に誘導して位置付けるのは非常に使い勝手が悪いということで設定はしませんでしたが、当然そこに入らないということではありません。
市民生活課長  補足説明しますと、包括支援センターの基幹型が長岡の中心にありまして、これは長岡市全体を集約するものです。そこから枝分かれして和島・寺泊地域包括支援センターがあり、サテライト型として寺泊支所市民生活課の脇に職員が詰めて活躍しています。
委員  寺泊支所がある限り大丈夫でしょうか。
市民生活課長  今現在は支所内で事務所を構えて相談受付を行っています。
委員長  他に質疑はございませんか。
 無いようですので、以上で新たなまちづくり制度(立地適正化計画)についての議題を終了します。長岡市都市計画課の皆さんには大変ご苦労さまでした。今後とも、よろしくお願いいたします。
(長岡市都市計画課 退室)
【議題】(3)平成29年度ふるさと創生基金事業に対する提案について
委員長  次に議題の(3)平成29年度ふるさと創生基金事業に対する提案についてを議題といたします。
 寺泊地域のふるさと創生基金事業については、実行委員会形式で事業を行っております。支所で設置したふるさと創生基金事業実行委員会で事業を企画・立案し、地域委員会の審査を経て決定しています。その経緯を踏まえる中、実行委員会が企画・立案するうえで参考となるよう、どういう事業を実施したらいいのか、皆さんからのご意見をいただきたいと思います。
 ご意見をいただく前に、事業の概要について配付の資料を基に、事務局より説明をお願いします。
地域振興課長 (資料No.3「寺泊地域ふるさと創生基金事業年度別事業内容」により説明)
 ふるさと創生基金事業につきましては、ふるさと創生基金として40億円が積まれています。その運用益を合併地域に均等割と合わせて人口割で配分して事業運営しているものです。平成28年度は寺泊地域に240万円が予算配分されて、来年度もおよそ同額のものが配分される情報を得ておりますので、数字的な部分についてお考えいただきたいと思います。資料として、平成18年度から今年度まで行った事業の中身についてお配りしました。平成28年度は3事業実施しています。既に終了した事業がありまして、ようこそ寺泊へ!新たなDe愛事業は、人口減少が進む寺泊地域において出逢いの機会を与えて交流の場を提供し、少子化問題の一助になるということで、事業を進めてまいりました。
 8月7日に「LoveビーチDe愛」ということで総合型スポーツてらスポ!へ事業委託をして実施されたところです。結果、数組のカップルが誕生したという情報を得ておりまして、効果があったものと考えております。60名の募集に対して45名の参加、男性24名、女性21名という実績でございました。
 二つ目の子どもが繋ぐ海と里の体験事業ですが、地域委員から子どもたちに色々な体験をさせたいというご意見をいただき、次世代を担う子どもたちが海だけでなく内陸部の歴史や伝統を学ぶことで地域への愛着を醸成するように、寺泊小学校と大河津小学校の児童を対象に、8月20日には水族博物館下で「浅瀬で海洋生物探索」を実施しました。水族博物館の協力を得ながらタモ網を使って海洋生物を捕獲し、学芸員から捕獲した生物について詳しい説明を受けたところです。参加数は、20組のところ親子5組12名の参加でございました。これについては、募集をした段階が夏休み期間に入っていたことで、子ども同士の情報交換がうまくいかなかったと考えられます。9月17日には「魚釣り体験」ということで、漁協前の防波堤を利用しまして自分で竿を作って実際に魚釣り体験を実施しました。参加数は、前回の反省点を踏まえて早めの参加を呼び掛け、募集30名のところ31名の参加がありました。今後、この事業についてはあと2回予定しています。「昔ながらの農家仕事体験」ですが、入軽井地区の子どもたちが実際に行っている山の学校と一緒になって体験してもらうということで、12月4日実施で30名の募集を行っているところです。それから2月頃には「里山の雪体験」ということで、実際に雪に触れるような体験を考えているところです。
 三つ目の地域食材の魅力PR事業ですが、10月22日には地元の方々を対象に地元で獲れた旬の鮭を使った「塩引き鮭づくり体験」を行いました。募集30名のところ早々に満杯になるような相当人気を博して参加いただいたところです。この中には、小学生1名が参加していました。特に料理が好きということで、是非体験したいと申込みがありました。11月20日の「鮭料理づくり体験」ですが、こちらは地域を離れて魅力をPRしたいということで川口地域で募集を行いました。募集20名のところ16名が参加して、センターおおこうづで料理づくりを行い、その後に魚の市場通りで買い物をして帰られて、地域にもお金を落としていただく利点がありました。
 各年度で色々な事業を挙げさせていただきましたが、これらを参考にしまして平成29年度に向けた事業提案がございましたらご発言いただければと思います。
委員長  ありがとうございました。
 只今の説明を踏まえて皆さんからご意見をいただきたいと思います。
 なお、予算規模については今年度並みで予算要求されたとお聞きしておりますので、それらを踏まえてご意見をいただければと考えています。
委員  塩引き鮭づくり体験に小学生が1名参加しています。私が推薦しましたが料理好きな子どもで、行く行くはこの子を講師にして塩引き鮭づくり体験をさせてほしいと思います。塩引き体験は村上市でも高校生対象で行っていますが、小学生が講師というのは聞かないので、特色を出すために講師に育てあげて2年間くらいでパフォーマンスをさせたいです。あと、中学生対象に塩引き作りをさせたり、子どもが小さい時に自分で作ったと思い出に残るような方向に塩引き作りを発展させてもらいたいです。
 寺泊地域では、いかめしも名物ということを長岡市の方は知らないので、補足説明をお願いします。
委員  今年、何度か出店していますが、ある場所では寺泊産を誇示してほしいと言われ、こがねもち100%と書いて出したところ、それ自体知らない方がいてびっくりしました。出店していくうちに、いかめしを覚えられるようになりましたが、名物と言ってよいものかと思います。今年に限っては不漁で、名物といえば一年中コンスタントに出せることだと思います。寺泊産農家のこがねもちを使いますが、イカはどんどん北上するので日本海産と説明しました。私はふるさと創生実行委員を兼ねていますので、行事にも何度か伺いました。塩引き鮭づくりや鮭料理づくりもそうですが、簡単に出来るものではなく、何から何まで講師の力添えなしでは出来ないということを実感しました。塩引き鮭を子どもが作れるようになれば良いですが、鮭はヌルヌルしていて大人でも下ろすのが大変です。あと、小学生にもっと上手に宣伝したら集まったと思う行事もありましたし、海洋生物探索などに大河津方面の子も参加していましたが、またあれば参加したいという感想が聞かれました。1回で終わらせたくなく、もう少し上手に来年も続けられたら違った成果が出ると思います。
委員  事業をカテゴリーに分けるといくつかのパターンみたいな印象を受けます。海、観光、地産地消の食材で、目新しいのは地元出身の講演会や出逢いの取り組みがあります。こういうものも大事で続けていく必要がありますが、目先を変えた方が良い気がします。今、介護保険がパンクする寸前で、どう健康増進に繋げていくかが大きいテーマになっています。高齢者になってから始めても遅く、講演会や減塩運動など健康について見直す事業も検討してはどうかと思います。
委員  ふるさと創生の意味からいくと、健康に関することは市民生活課でも力をいれて実施していますので、再来年オープンするコミセン事業に織り込まれると思います。
委員  各教室の参加率は少なく、お金を出して健康を高めようという気運が低いように思います。私自身も二つ参加しましたが、どちらも10人未満でした。気運を高めることは必要ではありませんか。
委員  地域づくりで一番大事なてらスポ!の使命は健康づくりだと思います。色々な形で元気をもらえば問題無く、あらゆるイベントの網羅した形がてらスポ!が請け負うという方向性で進んでいます。施設に10年もいるような姿を見ると大変だと思いますし、元気な高齢化社会を作るのが本来の形だと考えています。魚沼市では真面目に取り上げて予算を組み込み、市のメインテーマにしているそうです。
委員長  郷本で塩辛のマニュアルを作りましたが、80代90代の年寄りから色々なノウハウや歴史を残すということもあります。ただ、ふるさと創生に当たるかは分かりません。
委員  創生とは、これから次代に受け継ぐことだと思います。
委員  ふるさと創生の定義はどういうものですか。
地域振興課長  基金の運用益によって合併区域の地域振興を図る事業、それと合わせて新市の一体感の醸成に資する事業を対象とします。原則は単年度のソフト事業というものが基本です。それが網羅されれば厳しい縛りはありません。健康作りは外れることではないと思っています。市が進めている健康増進事業であったり、他の事業を妨害したり重複したりすると片方が死んでしまうためうまくない気がします。
委員長  この事業提案はいつまでですか。
地域振興課長  ふる創実行委員会で皆さんからご提案いただいたものを最終的に事業化して、来年3月の地域委員会にお持ちしたいと考えています。それまでに何回か委員会を開きながら決定していきたいと思います。
委員長  この議題については、ふる創実行委員会で何回か積み重ねていった方が良いのではないかと思います。
地域振興課長  地域委員の皆さんに後で紙を配付して、提案されるものがあれば提出してもらう形をとってもよろしいでしょうか。口頭でも提案をお受けします。
委員長  方法は事務局に任せます。
【報告】
委員長  それでは、次に3. 報告に移らせていただきます。
 分科会の中間報告について、各分科会長さんから進捗や方向性について報告をお願いします。
 最初に第1分科会長の年友さんからお願いします。
委員  6月8日に第1回の分科会を開きました。「どうすれば寺泊地域に住みたくなるか」というテーマで、各方面から子育て世代の方たち11名から参加してもらい、先ず寺泊地域で不満に思っている意見を出してもらいました。大きく2つあり、交通の便の悪さと、小児科が無く子育て支援が燕市と違うことが挙げられました。その他に、子どもが帰りたいと思えるところを大事にしたいとか、中学校生徒が減少して出来る部活動が少なくなったという話がありました。自分たちで何が出来るかを考えるとか、昔のように子どもたちも両泊の交流を復活してほしいという話も出ました。それを踏まえて7月4日に委員だけで第1分科会を開き、7月26日に「今寺泊で必要なこと、自分たちが出来ること」というテーマで若者会議を開き、2グループに分かれて話し合いました。その結果出た意見が、子どもたちの体験型事業、地引網、遠泳教室、キャンプ、通学合宿などです。あと、文化面の伝承、盆踊り、寺泊おけさは小学校でも行っているようです。全地域が参加出来るスポーツフェスティバル、運動会を復活したいとか青年サミットの立ち上げ、農と海のコラボ、生活圏の改善、若者活動への補助金制度があったら良いなどの意見が出ました。その中で両グループ共通で出た意見が、来年総合グラウンドが人工芝になるにあたって全地区民が集まり一大イベントを行いたいという意見が出ていましたので、今度は若者会議を中心にして来年に向けて計画してもらいたいと分科会で思っているところです。子育て中の若者たちが元気になることが少子化対策にも繋がり、傍から見て若者が元気にやっているところには住みたくなるという意見が出ました。子育て支援ですが、子育ての駅が出来ていますので、地域委員としては具体的に活動していません。寺泊の子育ての駅は、他が週2回休みなのに対して週3回の休みになっていますので、近隣と同じ休みにしていただくように市からご尽力いただいているところです。
委員長  ありがとうございました。
 次に、第2分科会長の藤田さんお願いします。
委員  地域交通対策について、地域の実態とニーズの把握を調査する必要があるということで、長岡市交通政策課の指導を受けながらアンケート調査用紙を作りました。8月に集約したのですが、対象は路線バスが運行されていない地域で65歳以上の方に配布しました。世帯数でいうと、718通配布して回収が359枚、回収率が50%という状況です。外出状況の調査では、買い物と通院という2つの項目に絞って行いました。買い物については、自家用車を自分で運転するという方が69%、家族で送迎が17.5%になっています。通院については、自分で運転する方が56.8%、家族で行う方が21.3%ということで、約8割近くが家族を含めて行っています。どれくらいタクシーとか第三者を使っているかですが、買い物は3%、通院は7%という状況です。地域主体のバスを走らせた場合に利用するかどうかについて、利用する方が33.1%、利用しない方が48.5%、利用しない理由としては「自分で運転できる」「家族の送迎がある」「バス停や駅までの送迎ではその先からが不安」、「燕市の巡回バスと比較して利便性が無い」等の理由で利用しない方が多いことになっています。この結果を今後どう取り扱うかまとめています。地域主体のバス運行については、直ちに実現を希望する方より、現在は未だ自力で外出している方が多い。今後さらに高齢者の増加と運転免許の自主返納が見込まれます。また、来年4月から長岡行きバスの減便があるそうです。それらを踏まえますと、地域主体のバス利用の数字は今後変化すると考えられます。従って、この調査結果を基に、再度長岡市の交通政策課と話し合いをもちまして、今後の対策等に活かしていきたいと思います。その他、公共交通についても意見・要望が出されていましたので、それらについても長岡市交通政策課にあげていきたいと思います。この調査の結果では、買い物先、通院先とも燕市分水が1位という現状です。
 その他の高齢者対策について沢山の問題、課題、提言がありますが、地域の中で何が出来るか取り上げますと、一つ目に高齢者の独り暮らしを見守ること、それはどういう形で実現可能か、二つ目に軽度な生活支援が必要な者に対して地域で対応が出来るのか、それから高齢者の生きがいづくりの支援や社会参加を促す取り組み等が地域で出来ないか、避難行動支援者名簿がきている方のサポート体制づくりもこれから対応が必要と思っています。地域の見守りとか生きがいづくりの支援等は、地域の自治会が中心となって実践していく課題と思っています。生活支援等については、今後発足予定のコミセンの中で検討していくべき課題と考えています。
委員長  ありがとうございました。
 各分科会の皆さんには、今年度のまとめに向けてご尽力いただきますようお願いします。
【その他】
委員長  次に、4. その他に移らせていただきます。
 委員の皆様何かございますでしょうか。
 事務局何かありますでしょうか。
 以上をもちまして本日の地域委員会を終わらせていただきます。ご協力ありがとうございました。
【閉会】

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寺泊支所地域振興・市民生活課
〒940-2592 新潟県長岡市寺泊烏帽子平1977-8
TEL:0258-75-3111  FAX:0258-75-2238

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