最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 第3回 寺泊地域委員会 |
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開催日時 | 平成23年3月1日(火) 午後3時30分から午後5時25分まで |
開催場所 | 寺泊文化センター 3階 大研修室 |
出席者名 | (委員)13名 委員長 河合 潤一 副委員長 遠藤 文則 委 員 伊藤 文彌 〃 大塚 かおる 〃 菊地 憲子 〃 小林 寛子 〃 年友 要子 〃 成田 純一 〃 早川 吉久 〃 藤田 功 〃 三浦 公司 〃 山田 榮三郎 〃 渡辺 義一 (市 側) 山崎地域政策監、地域振興戦略部特命主幹、 地域振興戦略部西川主事、支所各課長 (事務局)長谷川支所長、河合地域振興課長、石井係長、 八子主査、星主任、燕主事 傍聴人 3人 |
欠席者名 | 後藤敬一郎委員 |
議題 | (1)議題 ・平成23年度長岡市寺泊地域ふるさと創生基金事業について ・これからの地域委員会について (2)報告 ・ふるさと創生基金事業「今の寺泊を未来に伝えるDVD」視聴 |
審議結果の概要 | 【議題】 (1)平成23年度長岡市寺泊地域ふるさと創生基金事業について 平成23年度の事業として、次の3つの事業を行うことが承認された。 [1] 寺泊出身者によるふるさと講演会 地域住民が地域の魅力を再発見し地元への愛着をさらに強めていくことを目的として、寺泊出身の著名人からふるさとに対する思いなどを語ってもらう講演会を開催する。(実施時期等は今後調整) [2] 灯籠コンテスト 町内、地域の絆を深めるため、住民参加型のイベントとして、灯りを用いた作品を作り灯籠コンテストを開催する。「灯りの祭典」と同時開催を予定。 [3] 地産地消推進事業 子どもたちに「安全・安心・美味」の寺泊食材を知ってもらい、地産地消について理解を深めてもらうため、また、食育を推進するため、子どもたちに寺泊産の食材で作った料理を提供する。 (2)これからの地域委員会について 地域委員会のこれまでの動きと、今後の課題と方向性、役割について説明。 【報告】 (1)ふるさと創生基金事業「今の寺泊を未来に伝えるDVD」視聴 今年度の事業で完成したDVD映像を視聴 |
会議資料 | 第3回寺泊地域委員会次第(PDF 4KB) 地域委員会の役割1(PDF 12KB) 地域委員会の役割2(PDF 28KB) 平成23年度ふるさと創生基金事業企画書(PDF 8KB) 地域委員会等に関する状況調査結果(PDF 80KB) |
審議の内容
【議題】(1)平成23年度 長岡市寺泊地域ふるさと創生基金事業について | |
河合委員長 | 議題の前に、第2回地域委員会で「ふるさと創生事業」について、寺泊地域委員会として、どういう事業を実施したらいいのか、皆様からのご意見を参考にし、事業の参考にしてもらいたいと思っていた。 しかし、正副委員長協議する中、今現在、寺泊地域は実行委員会方式で事業を行っており、支所で設置したふるさと創生事業実行委員会で事業を企画・立案し、地域委員会の審査を経て決定している。その経緯を踏まえる中、23年度は実行委員会が計画した「ふるさと創生基金事業」について審議をいただきたい。 24年度の事業について、新しい地域委員会や分科会が論議された個別の課題を、ふるさと創生基金事業で実践、解決できるよう工夫がなされるよう論議をお願いしたいと思っている。 それでは、議題の(1)平成23年度 長岡市寺泊地域ふるさと創生基金事業についてを議題とする。 本日は、長谷川実行委員長からご出席いただいているので、説明をお願いしたい。 |
実行委員会長谷川委員長 | お手元の資料No.1の資料をご覧いただきたい。 来年度の寺泊地域でのふるさと創生基金事業として、三つの事業を実施したいということで、実行委員会で決定した内容を説明させていただく。 まず一つ目は、寺泊出身者による「ふるさと講演会」の開催である。 寺泊出身のNHK政治部記者で「ニュースウオッチ9」のキャスターを務めている大越健介さんを講師として予定し、講演会を開催するもので、寺泊に対する思いを語ってもらうことにより、地域の方々が地元寺泊の魅力を再発見し、地域への愛着と誇りをさらに強めてもらうことを目的として開催したいというものである。 大越さんは、番組の中でもご自身の出身が寺泊であると話されており、ふるさとの寺泊に対して強い思いを持っていられる。 二つ目の事業は、灯籠コンテストの開催である。 昨年8月に、「長岡灯りの祭典」がみなと公園周辺の会場で開催され、寺泊地域内や市内各地域の方々でにぎわい、交流も図られた。 平成23年度は、灯りの祭典と同時開催として、青森のねぶたのような行灯のような灯りを用いたイベントを開催したいというものである。子どもから大人まで参加できるようなイベントにして、地域内の絆や、他地域とのつながりをさらに強めたいと考えている。 三つ目は、地産地消推進事業である。 今年度の事業として、地域の未来を担う小学生を対象に、寺泊・大河津の両小学校で実施した。寺泊でとれた魚や野菜の天ぷらを菜種油を使って揚げ、「安全・安心・美味」の寺泊産食材を味わってもらい、地産地消についての理解を深めてもらった。 平成23年度は、中学生を対象にして実施したい。 育ちざかりの中学生に、栄養満点の寺泊のおいしい食材を食べてもらい、「寺泊にはこんなに素晴らしい食材があるんだ」ということを実感してもらいたい。 以上、三つの事業を、平成23年度寺泊地域ふるさと創生基金事業として実施したいということで、実行委員会で決定させていただいた。 |
河合委員長 | 只今の説明にあったように、実行委員の皆様には大変お忙しい中4回も実行委員会を開催し、事業内容を検討していただいたとのことである。 その結果、平成23年度については、「寺泊出身者によるふるさと講演会」と「灯籠コンテスト」、「地産地消推進事業」の3つの事業を実施したいとのことだが、これについて皆様のご意見を伺いたい。 |
年友委員 | 灯籠コンテストは、観光協会の灯りの祭典とは別のものか。 |
実行委員会長谷川委員長 | 独自な催しとして計画している。開催時期は合わせる予定だが、従来の灯りの祭典と同じことを実施するものではない。 |
成田委員 | 前回の委員会で、夏戸城周辺の里山の整備をふるさと創生基金事業でできないかと話をしたが、その後、意見集約等もないまま23年度の事業があがってきたが、どういうことなのか。 |
河合委員長 | 実行委員会方式と地域委員会方式とがあり、寺泊地域は、実行委員会方式でやってきている。24年度の事業で、地域委員会の希望を反映するようにできればと支所と話していたところである。 |
成田委員 | 4月に竣工予定で、秋にはトキが来る。トキという動物の習性上、チェーンソーなどの音に敏感なため、トキが入ってからでは整備ができなくなる。 |
年友委員 | 私も来年度の事業を決めるために、今回ふるさと創生事業実行委員会と話し合いをするものだと思っていた。 |
長谷川支所長 | 前回の会議で地域委員会方式と実行委員会方式があるという話をさせてもらった。事務局としては前回の会議である程度、来年度の事業についての意見が出るものと考えており、先ほどの成田委員のお話もいただいた。 ふるさと創生基金事業は地域全体の活性化を考えた事業をやろうという趣旨のもので、個々の集落や団体のものは地域コミュニティ事業や市民活動推進課の補助事業を活用して地域活性化を目指すという考え方をしている。 今年については、地域委員会方式を併用させてもらおうと考えていたが、今回の地域委員会の後、実行委員会を開催して、その後また地域委員会を開催するということになると、時期的な問題がある。また、成田委員のご提案については、単年度ではなくこれから先も続くものであるため、別の補助金を研究しそれを使って実施すべきではないかと考えている。 今年は、実行委員会がこれだけ回数を重ねて検討をしてきた内容であるため、皆さんからご理解をいただいて23年度はこれを実施させていただき、成田委員のご提案については別の補助金を研究させていただき、トキが来るまでに間に合うような対応を図りたい。 24年度については、実行委員会が始まる前に、地域委員会の意見を聞く中で、実行委員会で検討していただこうと考えている。 |
成田委員 | 集落としては、春の総会で事業を計画したところで、長岡市の方でも考えていただき光栄に思う。 |
遠藤副委員長 | 地域委員会は実行部隊にはなれない。実行委員会で議論した内容に地域委員会が上乗せすると、実行委員会の権限がなくなる。寺泊地域にとってトキは海岸部と農村部が一体となるシンボルになると思う。トキはそういう位置づけで今後も地域委員会で検討していかなければならない。実行委員会と地域委員会との考えがつながるようになれば良い。そのつなぎ役は実行委員会でも地域委員会でもなく、支所がすべきである。それを踏まえて23年度進めていけばいいと思う。 |
実行委員会長谷川委員長 | 予算の取り合いのような感覚ではなく、寺泊地域全体の活性化に向けた事業を、実行委員10名が、行政と一緒に流れに沿って決めさせていただいている。 |
遠藤副委員長 | 講演会は、寺泊情報の収集と発信という位置づけで、講師先生に夏戸やトキの現地を見ていただくなど、こちらの方から情報発信をしていただければ良いと思う。 灯籠コンテストは、これを通じて寺泊の住民協働活動を作っていくという取り組みの一環だという位置づけがほしい。 地産地消は、子どもたちを対象にしているので食育の推進という目的もあればいいと思う。 |
実行委員会長谷川委員長 | 今言われたように、「これはもっとこうした方が良い」というようなことを地域委員会から提案していただければ、地域委員会と実行委員会とがまとまったような形で、より内容が濃い事業を実施することができると思うので、ご協力をお願いしたい。 |
河合委員長 | 他に意見はないか。 意見も無いようなので、平成23年度のふるさと創生基金事業については、この事業内容で実施することとし、細部については実行委員会で検討していただくことに異議はないか。 |
(異議なしの声あり) | |
河合委員長 | 異議が無いようですので、そのようにさせていただく。 なお、長谷川委員長は、ご多忙のため、これで退席とさせていただく。ありがとうございました。 |
【議題】(2)これからの地域委員会ついて | |
河合委員長 | 地域振興戦略部から説明をお願いたい。 |
河内地域振興戦略部特命主幹 | (資料に基づき説明) |
河合委員長 | ありがとうございました。 只今の説明について、ご質問、ご意見等があれば、お願いしたい。 |
遠藤委員 | アンケートの回答率を見ると、他地域と比べると低いので、来年度以降はそれぞれの委員が心して取り組んでいかなければならなりと思う。 |
河内地域振興戦略部特命主幹 | 寺泊地域は、実りのある形にはならなかったが、熱心に議論していただいていた。 |
河合委員長 | 町内会や各団体にお願いしようとしてもなかなか難しいという壁にぶつかった。次からはターゲットを広げず、絞った方がいいと思う。 支所にもっと情報がほしい。インターネットで調べても詳しいところまで分からない。 |
河内地域振興戦略部特命主幹 | 情報の収集については特に改善したい。交流会などで、共通の課題があれば議論して高めていくことが必要。テーマごとに勉強する場を作っていきたい。 |
山崎地域政策監 | それぞれの地域のやり方は違う。制度はいつかは合わせなければならない。それぞれの地域の違いをまず認識してもらうことも必要である。 |
(休憩) | |
【報告】(1)ふるさと創生基金事業「今の寺泊を未来に伝えるDVD」の視聴 | |
河合地域振興課長 | 平成21・22年度の2ヵ年継続事業で製作された「今の寺泊を未来に伝えるDVD」が、23年1月に完成となった。これについては、3月中旬に寺泊地域の全世帯に配布するものである。配付するにあたり、地域委員会でDVDを視聴していいただき、地域住民に幅広くPRしていただきたいものである。 |
(DVD視聴 約30分) | |
河合委員長 | DVDをご覧いただき、何か感想があれば述べていただきたい。 無いようなので、次に移らせていただく。 |
【その他】長岡市組織変更(案)について | |
長谷川支所長 | 来年度の支所の組織変更について、説明させていただく。 支所地域の土木建設事業の体制を強化するため、本庁の土木部内に支所地域の建設工事だけを取り扱う「地域建設課」を設置する。 各支所の産業課と建設課を統合し、「産業建設課」を設置する。産業建設課では、日常的な維持管理業務を中心に行うものである。 これまで、支所では技術職が1人で担ってきており、迅速な対応が図れなかった面がある。道路や河川などの応急処置などを実施する支所の係を設置し、それを上回る大きい工事や設計等については、本庁の地域建設課がすべて執り行うこととなる。支所の業務量を随時見ながら連携を図り、災害時や緊急時は支所に常駐するような応援体制の強化を図るものである。道路や側溝の修繕などの要望については、今までどおり支所の担当課で受けさせていただき、また、本庁と支所が連携し合って迅速な対応を図ってまいりたいので、ご安心いただきご理解を賜りたい。 |
河合委員長 | 住民サービスの低下にならないようお願いしたい。また、観光、農業、工業など、地域によって産業構造などに違いがあるため、地域の実情に合わせた人員配置をしていただきたい。 |
長谷川支所長 | 組織変更によりサービスの低下にならないよう職員一同肝に銘じて取り組んでいきたい。産業部門と建設部門の連携も図り、また、係や課の垣根を越えて一つの事業に取り組んでいきたい。要望等あればいつでも職員に言っていただきたい。 |
山田委員 | 合併して良かったかどうかと聞かれることがあるが、一般の皆さんからアンケートで聞いたことはあるか。またどのような方法で把握しているか。 |
長谷川支所長 | 地域の皆さんの合併後の感想については、地域のいろいろな分野の方から「良かった」と言われることもあるし「悪かった」と言われることもある。 スケールメリットとしては、旧寺泊町では財源を用意することができなかったこともあり、合併の恩恵があったと考えている。 トキや港湾整備なども市全体の中の寺泊という視点で計画されており合併の価値があったと認識している。 |
山崎地域政策監 | 合併の成功例、失敗例というのを聞くことがあるが、合併後何十年後にならないと分からない。まちづくりというレベルではかなりの時間がかかる。また、合併というのは不安感や不信感という気持ちの面が大きい。これは行動で示し理解していただく。今になって地域委員会の役割を説明しているのは、合併当初は議会のような形から、ようやくこのような形になってきたということだと思う。 今のところ大きな不信感や不満感は私のところでは耳にしていない。 |
長谷川支所長 | 各地域から自主的に自分たちの地域を良くしていこうという機運が高まってきている。そいう意味でも、今現在は合併して良かったと感じている。 |
伊藤委員 | 雪が降ったときの対応について、サービスの低下を訴える方がいる。自分が出たい時に除雪がされていないから言うのはおかしいと思う。 12月から2月までの間に、2000万の建設機械を投入して、見合うかどうかというと合わないと言わざるをえない。同じ寺泊の中でも基地を一つにしないで、雪が多いところからも出られるように考えるべきではないかと思う。 |
山崎地域政策監 | 各地域で除雪のレベルも違い、無理やり合わせることも難しい。要望も多いが、何とか要望に応えるようにしたいと思っている。 消雪パイプの費用の負担のやり方も地域によって全く違う。まだまだやらなければならないことがたくさんあると認識している。 |
遠藤副委員長 | 合併して行政区域が広くなったことを住民が受け止めてしまうと、かつての寺泊の良さがなくなっていく。 一つの例が生産調整の率で、差が開いていく。これを行政としてどうするか。農業団体も広域化が進んでいき、営農指導員がいなくなった。これは農業団体のことだから行政が知らないということではなく、行政と農業団体、地域の人たちが一体となって発展させていかなければならない。 |
河合委員長 | 他に無いようなので、以上で本日の地域委員会を終わらせていただく。ご協力ありがとうございました。 |
閉会 |
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