最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 第1回 寺泊地域委員会 |
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開催日時 | 平成22年5月14日(金) 午後3時から午後5時20分まで |
開催場所 | 寺泊支所 2階 大会議室 |
出席者名 | (委員)12名 委員長 河合 潤一 副委員長 遠藤 文則 委 員 伊藤 文彌 〃 大塚 かおる 〃 菊地 憲子 〃 後藤 敬一郎 〃 小林 寛子 〃 年友 要子 〃 早川 吉久 〃 藤田 功 〃 三浦 公司 〃 山田 榮三郎 (市 側) 金子地域振興戦略部長、河内特命主幹、支所各課長 (事務局)長谷川支所長、河合地域振興課長、石井係長、 八子主査、燕主事 傍聴人 なし |
欠席者名 | 成田純一委員、渡辺義一委員 |
議題 | (1)議題 ・平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について (2)報告 ・上下水道・消雪パイプ制度の統一について ・平成22年度長岡市予算(寺泊支所)の概要について |
審議結果の概要 | 【議題】 (1)平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について 補助金交付対象団体の審査を行なったもの。応募団体は、赤坂山奉賛会と野積ハマボウフウ育成会の2団体。当該団体から、事業内容・事業目的・事業効果等の説明を受け、当地域委員会において、地域活性化の波及性・事業の実現性や発展性・独自性や先駆性等の観点から審査を行った結果、補助事業として妥当であるとの意見で一致したもの。 [事業名称] 里山(赤坂山)再生事業 [事業目的] 寺泊赤坂山城跡周辺の山道の保全や植物等の保護を行い、多くの人に歩いてもらい里山の自然や景観を楽しんでもらいたい思いと城跡の歴史の紹介やいろいろな企画を行い地域の活性化を図る。 [事業費] 329,000円 [補助金予定額] 263,000円 [事業名称] 浜の宝ハマボウフウを守って増やそう事業 [事業目的] 寺泊野積地域に自生する海浜植物、特にハマボウフウは少しずつ増えてきたが、近年他地域からの盗掘者が大量に持ち去るようになった。 地域の宝、財産でもあるハマボウフウが、この地区から消えてしまいかねない実態に陥っていることから、地域住民を中心にハマボウフウ類の育成、保護を行う。 [事業費] 275,000円 [補助金予定額] 220,000円 【報告】 (1)上下水道・消雪パイプ制度の統一について 水道料金、下水道料金は、長岡地域の基準に統一、消雪パイプの電気料は受益者負担を原則とする長岡地域の基準に統一する旨説明。 (2)平成22年度長岡市予算(寺泊支所)の概要について 資料に基づき説明 |
会議資料 | 第1回寺泊地域委員会次第(PDF 4KB) 地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について(PDF 1,146KB) 上下水道・消雪パイプ制度の統一について(PDF 54KB) 平成22年度長岡市予算(寺泊支所)の概要について(PDF 220KB) その他(PDF 177KB) |
審議の内容
【開会】 | |
【あいさつ】 | |
地域振興戦略部長 | (省略) |
【議題(1)平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について】 | |
河合委員長 | 応募者が2団体である。審査にあたっては「公開プレゼンテーション」方式により、受付順の応募団体ごとに行うこととする。まず、応募団体から事業内容等をご説明いただき、そのうえで、委員のご意見等をお聞きしながら決定したい。それで良いか。 |
(異議なしの声あり) | |
河合委員長 | なお、受付No.1申請団体「赤坂山奉賛会」の応募団体に関係する委員もいるので、審査の公平を期すため審査の間、関係委員の退席をお願いしたい。それで良いか。 |
(異議なしの声あり) | |
河合委員長 | それでは、そうさせていただく。年友委員、一時退席をお願いしたい。 それでは、受付No.1申請団体の赤坂山奉賛会より議題とする。事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | 先に配布した資料をご覧いただきたい。今年度の応募団体は、「赤坂山奉賛会」と「野積ハマボウフ育成会」の2団体である。 最初に、受付No.1「赤坂山奉賛会」。会長は住川嘉一さん。会員数は、22名。事業名は「里山(赤坂山)再生事業」。事業実施の目的は、記載のとおり。これについては、「公開プレゼンテーション」方式によることから、代表者から説明があるので、省略する。事業実施期間は、平成22年5月から平成23年3月まで。事業予算は329,000円。補助金の予定額は、263,000円となっている。 それでは、赤坂山奉賛会から、説明をお願いしたい。 |
赤坂山奉賛会 | 事業の目的は、資料に記載のとおりである。これまでの活動状況を説明させていただく。昨年9月から赤坂山で狼煙を上げようということで、道もついていない状態だった山を開拓した。町内会へ狼煙を上げたいと説明したところ、良いことだという賛同を受け、重機を借り上げ、山道での伐採、草刈を行なった。何日も山で作業を行い、道を広げ、二の丸で狼煙を上げた。 今年度は赤坂山から大地までの道を整備しようと思う。昔は道がついていて2,300メートルある。安全に道を作りたい。 私たちの願いは、小学校の子どもたちの課外授業で山道を歩いてもらい、小鳥の声を聞いたり見晴らしの良い場所から寺泊地区を眺めてもらいたい。今年は狼煙を赤坂山で上げたい。5月から整備に入る予定。マップ作りを行い、より多くの人に歩いてもらい、自然、景観、歴史を楽しんでもらいたい。 |
河合委員長 | ただいまの説明について質疑等があればお願いしたい。 |
山田委員 | 昨年、観光協会から、赤坂山奉賛会に狼煙を上げてもらいたいとお願いした。地域の人が一生懸命していた。あれほど山が荒れているとは思わなかったが、地域の人が一致団結して取り組んだ。補助事業で行うなら是非採択してほしい。 |
河合委員長 | 山の地主さんとの調整はどうなっているか。 |
赤坂山奉賛会 | 確認し、お願いに上がる予定。地主がわかる図面を預かっている。 |
三浦委員 | 整備する山道の幅員はどのくらいか。 |
赤坂山奉賛会 | 軽自動車で行ける程度。重機を使って整備したので3メートル以上ある。ただ急な坂が一箇所ある。湧き水が出ていてぬかるむ場所もあるので側溝も作らなければならないと考えている。 |
遠藤副委員長 | 大変有意義な事業だと思う。昨年夏戸城跡の整備を行っていて今回2箇所目。寺泊地域内では城跡が数多くあって未整備が十数箇所ある。今回のコミュニティ事業で、地域内の連携のきっかけになるように、次への発展をお願いしたい。 |
河合委員長 | 他にあるか。無いようなので、赤坂山奉賛会さん、大変ありがとうございました。 |
(退室後) | |
河合委員長 | それでは、審査に移らせていただく。 赤坂山奉賛会をコミュニティ事業補助金の交付対象団体とすることの適否について皆様の意見等を伺いたい。 |
伊藤委員 | 昔から道があれば地主も納得すると思うが、新たに道を作るとなると、例えば大雨が降ったときに、今までは何ともなかったが、整備したために災害のきっかけになると悪い。 |
三浦委員 | 幅員が相当広いので、林道との兼ね合いで事業を進めるのはどうか。 |
支所長 | 林道整備と地域づくりの活動とは切り離して考えてほしい。 |
山田委員 | 私が見た限りでは3メートルもないと思う。地域の人たちは一丸となって、徐々に人数を増やして子どもから年配の人まで取り組んでいて良かった。 |
小林委員 | 自然を破壊しないような方法で実施してほしい。道は狭くても人が通れる程度で良い。この補助金で取り上げられなかった場合でも、彼らは実施するつもりかどうか聞きたかった。 |
河合委員長 | 去年の様子を見ると、上田町近辺で盛り上がっている。「洪水が起こらないように」という付帯を付けるという方法もある。弥彦山ではロープを設置している場所もある。 |
遠藤副委員長 | これが一つのきっかけとなってほしい。自然破壊にならないようにというのは、どこを整備するにしても同じことである。ロマンス街道もコースとしてはすごく良い。管理に課題がある。そういう解決のきっかけとなれば良い。 |
河合委員長 | 赤坂山奉賛会さんを平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金の交付対象団体に決定することに、異議はないか。 |
(異議なしの声あり) | |
河合委員長 | それでは、「赤坂山奉賛会」を平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付対象団体に決定させていただく。 |
(年友委員 入室) | |
河合委員長 | 次に、受付No.2申請団体名「野積ハマボウフウ育成会」を議題にする前に、応募団体に私が関係しているので、審査の公平を期すため、審査の間、一時退席させていただく。その間、進行を、遠藤副委員長にお願いする。 |
(退席後) | |
遠藤副委員長 | それでは、これから私の方で、進行役を務めさせていただくので、皆様の協力をお願いしたい。 受付No.2 申請団体「野積ハマボウフウ育成会」を議題とする。事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | 資料の受付No.2をご覧いただきたい。 受付No.2「野積ハマボウフウ育成会」。会長は 河合久雄さん、会員数は、30名。事業名は、「浜の宝ハマボウフウを守って増やそう事業」。事業実施の目的は記載のとおり。これについては、「公開プレゼンテーション」方式によることから、代表者の方から説明があるので、省略させていただく。事業実施期間は、平成22年5月から平成22年9月まで。事業予算は275,000円、補助金の予定額は、220,000円となっている。 |
河合委員長 | それでは、「野積ハマボウフウ育成会」から、説明をお願いしたい。 |
野積ハマボウフウ育成会 | 今日は会長が出席できないので代理で出席させていただいた。野積は辺鄙で過疎的な場所だが、すごい宝物がある。それは希少植物に恵まれていること。雪割草など山野草が多く自生している。浜では、ハマボウフウに代表される海浜植物が群落を作っている。私が山野草に興味を持ったのは、50歳を過ぎた頃で、弥彦山を登るようになり、さまざまなコースを登った。一番好きなのは春の雪解けのころで、雪割草、カタクリ、コシノコバイ、コシノカンアオイなどいろいろ見られる。小さな植物がたくさんあるが、心無い人たちによって盗掘されている。残念ながら清水平は、なだらかで誰でも行けるためか、かなり荒らされている。道から一歩山に入ると、移植ゴテで掘った穴が空いている。県の花に指定された雪割草は、県知事の許可なく採った場合は、罰せられるにもかかわらず、盗掘されている。盗掘されるのはだいたい夕方か雨の日が多い。若い人はほとんどいなく、60歳以上の人が多い。そういう人を見つけると厳しく説明する。4月の中旬になると山野草の時期が終わり、ハマボウフウの若い芽を摘みに来る。ものすごい量を採って持っていく人がいる。このまま放置していくと、絶滅すると思われる。雪割草愛する会のメンバーで4月から30人で巡視しているところである。ハマボウフウは採っても罰せられることはないが、国定公園内での植物は採ってはならないことになっている。市外の人たちにも素晴らしい宝があることを理解してもらいたい。私の子どものころは王将茶屋の向こうまでハマボウフウが生えていた。採っているところを、何人か見つけて指導すると、看板を立ててないから分からなかったと言われる。将来的には県から指定してもらうとか、市の条例で指定してもらわなければならないと思う。とりあえずは、看板を立て、見回りを行って、寺泊地域の宝物として残して行きたいと思う。 |
遠藤副委員長 | 只今の説明について質疑等があればお願いしたい。 |
後藤委員 | 大量に採った人を見つけたらどうするか。 |
野積ハマボウフウ育成会 | 根がついていれば、元に戻させる。住所、氏名を聞き、写真を撮って、今日だけにしてくれと言う。 |
山田委員 | 野積地域ということだが、寺泊地区は活動の範囲に入っているか。 |
野積ハマボウフウ育成会 | ハマボウフウは野積に多いが、寺泊も見回る。 |
山田委員 | 私どもも種をまいている。一緒に協力しながら活動していきたい。国定公園内でなければ刑事罰にならないので、看板の文面は考えてほしい。 |
藤田委員 | ハマボウフウは料理としても使われるという話もあった。矛盾する話だと良くない。 |
年友委員 | 寺泊地区では観光協会で種まきをしている。いずれ出荷できたらいいと思う。根ごと採らなければ、増える。 |
野積ハマボウフウ育成会 | 食の陣でハマボウフウが出ていた。栽培していると言っていた。 |
山田委員 | 看板を作るなら立派な看板を少し作るよりも、小さい看板をいくつも作った方が効果があると思う。 |
野積ハマボウフウ育成会 | 数は多い方がいいと考え、お金がかからないように、手書きのものも作っている。 |
遠藤副委員長 | 大事な取り組みだと思う。以前から話を聞いていた。「採るな」と言うと余計採られてしまう。私の集落ではタラの芽の木が一本もなくなってしまった。野積だけの取り組みとならないように、他の活動団体とも連携していってほしい。画期的な取り組みだと思う。 野積ハマボウフ育成会さん、大変ありがとうございました。 |
(退室後) | |
遠藤副委員長 | それでは、審査に移らせていただく。「野積ハマボウフ育成会」を「コミュニティ事業補助金」の交付対象団体とすることの適否について皆様の意見等を伺いたい。 |
早川委員 | 地域づくりに役立つので良い取り組みだと思う。 |
小林委員 | ハマボウフウを採りに来る人は、味を知っている人だ。保護してハマボウフウを特産品として売り出したら良いと思う。 継続していかなければならない。行政としても取り上げて支援してほしいと思う。 |
遠藤副委員長 | 今回、「赤坂山奉賛会」と「野積ハマボウフ育成会」の2団体の申し込みがあったが、地域全体として補助金額50万円以内なら、2団体でも3団体でも良いこととなっており、今回の両団体の申請額を合わせても50万円以下に収まる。「野積ハマボウフウ育成会」を「平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金」の交付対象団体に決定することに、異義はないか。 |
(異議なしの声あり) | |
遠藤副委員長 | それでは、「野積ハマボウフ育成会」を平成22年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付対象団体に決定させていただく。 |
(河合委員長 入室) | |
(休憩) | |
【報告(1)上下水道・消雪パイプ制度の統一について】 | |
河合委員長 | 本庁、地域振興戦略部より説明をお願いしたい。 |
地域振興戦略部特命主幹 | (資料に基づき説明) |
河合委員長 | 只今の説明に対し、何か質問等があればお願いしたい。 |
伊藤委員 | 消雪パイプの話は町内会にはまだ発表しない方が良いか。 |
地域振興戦略部特命主幹 | 他地域で既に町内会長会議が開催されたところでは話している。もし聞かれたら話していただいて結構である。今後、説明していく。 |
年友委員 | 受益者負担をしている地域ではどのくらい負担があるのか。 |
地域振興戦略部特命主幹 | 旧長岡市の場合の平均では月額500円、年間6,000円位である。地域によって戸数や延長が違う。 |
伊藤委員 | 電気料とは別に、管理費はどうなるか。例えば消雪パイプの水が枯渇した場合は、町内会が負担するのか、補助が出るのか。 |
地域振興戦略部長 | 長岡の場合は地盤沈下の問題があるため、機械除雪が基本。どうしてもやりたい方は自分でということになる。 機械除雪と消雪パイプの地区とで住民の労力が違う。機械除雪のところは30分位家の前を除雪してやっと車が出られる場合もある一方で、消雪パイプの場所は何もしなくても出られるので、旧長岡の消雪パイプがある地区では「電気料くらい自分で払ってもいい」という感覚を持っている。自分で業者に頼んで家の周りを除雪してもらう人もいる。 |
地域振興戦略部特命主幹 | 合併して一つの市になったので、新たに負担が増えることがあるということは理解いただきたい。 |
年友委員 | 今まで消雪パイプを使っていたところが、消雪パイプをやめるということはできるか。 |
地域振興戦略部特命主幹 | 除雪車が入らない場合はどうしてみようもない。今まであった消雪パイプを有効利用に利用していきたいというのが原則。寺泊地域の電気料の年間10万円を受益者50件位で割っていただくと負担額の目安が分かると思う。 今後、制度の方向が固まったら、報告させていただく。 |
【報告(2)平成22年度長岡市予算(寺泊支所)の概要について】 | |
河合地域委員長 | 事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | (資料に基づき説明) |
河合委員長 | 只今の説明に対し、何か質問等があればお願いしたい。 無いようなので、次に移らせていただく。 |
【その他】 | |
河合委員長 | 私の方から、正副委員長会議の報告をさせていただく。 4月30日、寺泊支所で市内の正副委員長が集まり会議が開催された。汐見台、順動丸のシャフト、魚の市場通り、高内の菜の花を見学し、グループ討議をした。普段気がつかないことに気がつかされ、よその人が寺泊のことを良く知っていた。足元にいろんなものが埋まっていることに気づいた。 |
遠藤副委員長 | 地域独自のものはあった方が良いという結論に至った。二つの分科会の取り組みは、実のあるものにしていかなければならない。 |
山田委員 | 資料で配った「灯りの祭典」に、皆さんからも参加してもらいたい。 |
地域振興戦略部特命主幹 | 各地域で灯りに関する団体があるので声をかけたい。地域委員会の活動について、住民から何をしているか分からないという声のある地域もあるので、地域に積極的に出てほしい。 |
遠藤副委員長 | 海岸、農村部が一体となった良いイベントだと思う。地域をあげて参加したい。 |
山田委員 | アオーレ長岡の資料を配ったが、観光、食べ物などのそれぞれのカテゴリーで、屋根つき広場で寄り合ってできる出し物で寺泊地域としては何があるか、実行委員会で出し合って決めていこうということなので、紹介できるものがあれば提出してほしい。 6月7日、午後3時から寺泊観光振興懇話会を開催する。パネリストとして観光庁の人や県の観光関係の人も来るので、話を聞きにきてほしい。 |
河合委員長 | 他に意見が無いようなので、以上で本日の地域委員会を終わらせていただく。 |
【閉会】 |
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