最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 第2回 寺泊地域委員会 |
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開催日時 | 平成21年7月1日(水) 午後2時から午後4時30分まで |
開催場所 | 寺泊支所 2階 大会議室 |
出席者名 | (委員)12名 委員長 河合 潤一 副委員長 遠藤 文則 委 員 伊藤 文彌 〃 大塚 かおる 〃 後藤 敬一郎 〃 年友 要子 〃 成田 純一 〃 早川 吉久 〃 藤田 功 〃 三浦 公司 〃 山田 榮三郎 〃 渡辺 義一 (市 側) 山崎地域政策監、田口都市計画課長、川津課長補佐、相田係長、西川主査、 地域振興戦略部菅沼主査 支所各課長 (事務局)本合支所長、穂刈支所次長、石井係長、八子主査、燕主事 傍聴人(一般1人) |
欠席者名 | 菊地委員、小林委員 |
議題 | (1)議題 ・平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について ・都市計画マスタープランについて (2)報告 ・寺泊港周辺整備のためのワークショップの報告と方向性について |
審議結果の概要 | 議題 (1)平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について 補助金交付対象団体の審査を行なったもの。応募団体は、夏戸城跡保存会の1団体。当該団体から、事業内容・事業目的・事業効果等の説明を受け、当地域委員会において、地域活性化の波及性・事業の実現性や発展性・独自性や先駆性等の観点から審査を行った結果、補助事業として妥当であるとの意見で一致したもの。 (事業名称) 夏戸城跡整備事業 (事業目的) 歴史的に価値のある文化遺産、夏戸城は規模壮大な縄張りを持つ戦国時代後期の城郭であること、山麓に小規模な城下町を形成していたこと、室町時代から戦国時代にかけて、一度の交替もなく終始、志駄氏が居城していたことが知られている。 これらのことから、夏戸城跡は県内に残る数多くの中世城郭の中でも、その存在価値は極めて高いものと考えられ、旧寺泊の貴重な歴史的遺産として、大切に保存するために、地元夏戸集落で整備するものとする。 (事 業 費) 723,000円 (補助金予定額)500,000円 (2)都市計画マスタープランについて 地域における土木・都市整備分野の現状と課題を踏まえ、今後10年間の土地の使い方や道路・公園・下水道などの整備方針について検討した。 報告 (1)寺泊港周辺整備のためのワークショップの報告と方向性について 昨年度の取り組みと今後の方向性を資料に基づき報告。 |
会議資料 | 第2回寺泊地域委員会次第(PDF 4KB) 申込団体(PDF 8KB) 予算書(PDF 228KB) 夏戸城跡の縄張図(PDF 640KB) 2-1マスタープランの策定について(PDF 128KB) 2-2マスタープランの検討状況について(P.1-13)(PDF 1.75MB) 2-2マスタープランの検討状況について(P.14-16)(PDF 828KB) 2-3寺泊地域-第2回地域別意見交換会資料(PDF 488KB) 2-4第1回意見交換会-寺泊(PDF 1.88MB) 2-5都市計画区域の指定に関する検討状況について(寺泊・和島)(PDF 216KB) 3 寺泊港周辺整備のためのワークショップの報告と方向性について(PDF 108KB) |
審議の内容
【開会】 | |
河合委員長 | (省略) |
【地域政策監あいさつ】 | |
山崎地域政策監 | (あいさつ省略) |
【議題 (1)平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について】 | |
河合委員長 | (1)「平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付団体の決定について」事務局より説明をお願いしたい。 |
穂刈支所次長・ 地域振興課長 |
資料NO1をご覧いただきたい。 今年度の応募団体は、「夏土城跡保存会」の1団体。代表は夏戸区長 佐藤久一郎さんで、会員数は、89名。 事業名は、「夏戸城跡整備事業」。事業実施の目的は、記載のとおり。これについては、「公開プレゼンテーション」方式によることから、代表者の方から説明があるため省略させていただく。 |
河合委員長 | 只今の説明のとおり、平成21年度のコミュニティ事業補助金については、応募者が1団体ということである。審査にあたっては「公開プレゼンテーション」方式により行う。 まず、応募団体から事業内容等をご説明いただき、そのうえで、委員のご意見等をお聞きしながら決定したいが、それでよろしいか。 |
委員 | (異議なしの声あり) |
河合委員長 | なお、応募団体に関係されている委員さんもいらっしゃるので、審査の公平を期すため、審査の間、関係委員さんの退席をお願いしたいが、それでよろしいか。 |
委員 | (異議なしの声あり) |
河合委員長 | それでは、そのようにさせていただく。 成田委員、一時退席をお願いしたい。 (成田委員 退室) |
夏戸城跡保存会 | (夏戸城跡保存会 入室し、資料に基づき事業概要を説明) |
河合委員長 | 只今の説明について質疑等があればお願いしたい。 |
渡辺委員 | 当時のもので何か残っているものはあるか。 |
夏戸城跡保存会 | 第6代の志駄定重が刀を弥彦神社に奉納しており、それが神社に保管されている。 |
山田委員 | すばらしい活動だと感じた。今年で3回目となる「にいがた狼煙プロジェクト」にも是非参加してほしい。案内の資料を差し上げるのでよろしくお願いしたい。 |
夏戸城跡保存会 | 高台にあって高低差もある城跡なので、検討してみたい。 |
山田委員 | 寺泊観光協会でも手伝いをさせていただくので是非検討してほしい。 |
伊藤委員 | 夏戸城跡は、地すべり地帯の場所にあると思うので、整備にあたっては頭に入れておいた方が良いと思う。 |
夏戸城跡保存会 | 数年前に地すべり防止の工事が完了したところ。横田切れのころ、二の丸の跡が1箇所だけ崩れているほかは、すべてそのままの状態で残っている。工事が完了したので、地すべりはないと思う。 |
年友委員 | 予算書にパンフレット印刷という項目があるが、観光客用に簡単なパンフレットがあると良いと思う。 |
夏戸城跡保存会 | 山野草が多く採れる場所であり山が荒らされると困るので、地元としてはあまり前面に出したくない気持ちもあるが、大河ドラマでも注目されつつあるので、来た人に説明ができるようなパンフレットを作りたいと考えている。 |
遠藤副委員長 | 事業を継続的に実施して、地域の活性化につなげてほしい。里山地域がどれだけ発展していくかが大事。夏戸城だけでなく、郷土芸能やトキなどを総合的に組み立てて、夏戸地域が発展していけば良いと思う。 |
山田委員 | 一年で終わるのはもったいないので、継続してほしい。事業には大賛成。 |
河合委員長 | 皆様、他に何か質疑等はあるか。 (質疑なし) (夏戸城跡保存会 退室) |
河合委員長 | 「夏戸城跡保存会」さんを「平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金」の交付対象団体に決定することに、異議はないか。 |
委員 | (異議なしの声あり) |
河合委員長 | それでは、「夏戸城跡保存会」を平成21年度長岡市地域コミュニティ事業補助金交付対象団体に決定させていただく。 (成田委員 入室) |
【議題 (2)都市計画マスタープランについて】 | |
河合委員長 | 長岡市都市計画課の方から説明をお願いしたい。 |
都市計画課 | (資料に基づき説明) |
河合委員長 | 只今の説明について、ご質問、ご意見等があればお願いしたい。 |
山田委員 | 10年、20年という話だが、いつから始まった計画なのか。 10年間で策定するということなのか。 |
都市計画課 川津課長補佐 |
今年度中に冊子としてまとめて、平成22年から31年の10年間の計画である。 |
山田委員 | 10年も待っていられないという気持ちがある。 |
都市計画課 川津課長補佐 |
都市計画マスタープランは実施計画ではないので、いつまでに何をするという具体的な計画ではない。 |
年友委員 | 具体的にこうしたいということは言えるか。 |
都市計画課 川津課長補佐 |
言える。 |
年友委員 | 港町らしい景観というのも具体的に想像がつかない。寺泊は、長岡市で一番春が来るのが早い。そういうところから屋外スポーツ施設を作ってもらうことも考えられる。また、観光客ではなく、三条や長岡から釣りに来る際に空き家はないかと言われることがある。空き家を紹介できるような体制ができれば良い。 |
都市計画課 川津課長補佐 |
現在空き家の状況を調べている。 |
藤田委員 | 寺泊が都市計画区域に指定されていないのはなぜか。指定区域になるにはどういう手続きが必要なのか教えてほしい。 |
田口都市計画課長 | 都市計画区域に指定されていないのは当時の町の考え方があったのかもしれない。寺泊地域は人口規模が満たされており観光地であるということを踏まえると、要件を満たしているがゆえに、指定を受けるのが望ましいのではないかと県から指導をいただいている。 メリットの一番大きいところとしては、計画的な地域づくりができること。開発をしていく地域と開発を抑制する地域を分けることができ、開発すべき地域は開発しやすくなる。一方で、建築基準法により細かい規制を受けることはある。 メリット、デメリットはあるが、区域の指定については都市計画マスタープランとは別の説明会を持っていこうと思う。都市計画区域として指定するかどうかにかかわらず、今後地域をどうあるべきかを考えるには良いチャンスで、地域のあり方を考えて大いに議論をしていただきたい。 |
藤田委員 | 指定区域に入るか入らないかというのは先の話で良いということか。 |
田口都市計画課長 | 秋から冬にかけて、別途住民向けの説明会を開きたい。 |
遠藤副委員長 | 寺泊の都市計画区域の指定はすべきと思う。海岸の家並み、国道116号や桐原を中心にした沿線の都市的な発展を目指すことに重きを置くべき。これだけの観光地なので、都市計画と合わせて道路整備をしていくべきだと思う。 大河津地区に民間の電車道がある。遊歩道の整備など有効利用できないか。寺泊の漁港を中心とした観光だけではある程度限界にきていると思う。周辺地域の観光資源を活かしたものを組み合わせて都市計画がなされているということがこれから求められると思う。観光資源をネットワーク化して、海岸を中心とした一大観光拠点に観光と農林業が一体となったまちづくりのコンセプトが必要。 |
早川委員 | 雨水対策について、新島崎川自体の排水が間に合わないのは昔からの課題である。これを10年で解消できる計画があるか。 |
笠原建設課長 | 新島崎川期成同盟会が県に働きかけ、流れがよくなるよう堤防の補修をしたりしているという動きは聞いている。市としては吉川の改修をしている。県道の冠水はここ最近ないと理解している。2級河川で市の河川ではないので、要望をしていく。 |
伊藤委員 | 公共交通ネットワークがうたわれているが、病院や買い物などで燕市の方に行きたい人が結構いるので、それも考慮に入れてほしい。 |
田口都市計画課長 | 全てを行政がやるのは限界がある。山古志ではNPOがコミュニティバスの運行している。地域でできれば検討課題になるかもしれないが、持ち帰らせていただき議論させていただきたい。 |
伊藤委員 | 絵に描いたもちにならないよう、実現性のあるようにプランを作っていかなければならない。 |
遠藤副委員長 | このマスタープランができると、アクションプランが作られる予定になっているという理解で良いか。 |
田口都市計画課長 | 実施計画というようなアクションプランを別途作成する予定はない。これに基づいて必要なものは予算措置を行っていく。 |
成田委員 | 産業を考えると、市の事業ではないかもしれないが、長岡駅、長岡インターチェンジ、寺泊港を4車線の道路を整備すればいろいろな経済効果があると思う。 |
田口都市計画課長 | 交通量が関係してくるので難しい面もあるが、短時間でアクセスできるということは必要なことだと思う。 |
河合委員長 | いろいろな議論があるが、いろいろなお話をさせていただきありがたい。また機会があればお話をさせていただきたい。都市計画マスタープランについてはこれで終わりとしたい。 (休憩) |
【報告(1)寺泊港周辺整備のためのワークショップの報告と方向性について】 | |
河合委員長 | 「次第の4.」報告に移らせていただく。 (1)「寺泊港周辺整備のためのワークショップの報告と方向性について」事務局より説明をお願いしたい。 |
穂刈支所次長・ 地域振興課長 |
(資料に基づき説明) |
河合委員長 | 只今の説明に対し、何かご質問等があればお願いしたい。 |
山田委員 | 都市計画マスタープランの違いは何か。また、構成員と予算についてお聞きしたい。 |
穂刈支所次長・ 地域振興課長 |
都市計画マスタープランとの違いは、ワークショップは地域の中で自分たちの地域を考えていく人が集まり、具体的に実践していこうというものを議論しているもの。 構成員は報告書の61ページの9名。予算についてはワークショップの運営を地域交流センターに委託する経費だけ。 |
山崎地域政策監 | 和島のはちすば通りの整備も、ワークショップで議論している。 |
山田委員 | 寺泊は遅かったということか。 |
田口都市計画課長 | 和島ではもともと地元の機運が高かったということがある。そこで行政がアドバイスしていった結果盛り上がった。 |
遠藤副委員長 | 寺泊地域のいいものをもっと情報発信していく方法を今後のワークショップで議論してほしい。 |
穂刈支所次長・ 地域振興課長 |
今回のワークショップは、寺泊港を中心とした限られたエリアの中での議論である。地域委員の皆さんからは寺泊全体のことや他地域とのつながりなど広い視野を持って考えていただきたい。情報発信という面では県内、全国に発信していく必要があり、その手法についても考えていかなければならない。 |
山田委員 | 寺泊が有名になったのは魚市場が原点。周辺の良いものも確かにあるが、魚市場にももっと力を入れることが大事かと思う。 |
本合支所長 | 観光だけでなく、寺泊に住んでいる人に地域の良いものを知ってほしいということもある。総合的にすばらしいところだということをPRしていければ良い。 |
河合委員長 | ワークショップについてはこれで終わりにしたい。 |
【その他】 | |
河合委員長 | 次に、「5.その他」に移らせていただく。 次回から方向付けとして、分科会を設置し2班に分かれて具体的な協議を進めるような方向に持っていきたい。コミュニケーションが図られ全員で集まるよりも効率が良いと思うのでお願いしたい。 メンバーについては割り振りをしたかったが、時間もないので事務局と私の方で決めたいのでご了承いただきたい。 |
委員 | (異議なしの声あり) |
河合委員長 | 他に意見等はあるか。 |
年友委員 | 都市計画マスタープランの関連で話したい。休みはあるがお金は使いたくないという考えの人が最近では多くなってきている。広大な砂浜があるので、キャンプする人を受け入れるような場所があったら良いと思う。また、海水浴場で水上バイクが来ると危ないので、現状を理解していただきたい。 |
遠藤副委員長 | キャンプをする人がゴミを置いていくという問題もある。寺泊には横文字の看板がないので案内看板を着けるといいと思う。 |
【閉会】 |
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