最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 平成20年度 第6回 中之島地域委員会 |
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開催日時 | 平成21年2月3日(火) 16:00~17:15 |
開催場所 | 中之島支所 3階 大会議室 |
出席者名 | 【委員】 高森 精二 委員長 学識経験者 田口 正一 副委員長 地域代表 金子 功 地域代表 塩入 清補 地域代表 石川 幸夫 地域代表 高野 輝夫 地域代表 佐々木 清一 地域代表 本名 浩利 地域代表 岩崎 ヨリ子 学識経験者 丸山 綾 学識経験者 藤田 孝知 学識経験者 星野 重助 学識経験者 【長岡市】 地域振興戦略部長 金子 淳一 中之島支所長 小黒 憲雄 支所各課長・事務局 都市計画課2名 下水道課1名 地域振興戦略部2名 【報道関係、傍聴人】 報道関係1名、傍聴人1名 |
欠席者名 | 【委員】 齋藤 徹 地域代表 松澤 悦子 学識経験者 |
報告事項 | 1 都市計画マスタープラン地域別意見交換会の実施報告について(都市計画課) 2 公共下水道事業について(下水道課) |
議題 | 1 平成21年度ふるさと創生基金事業について |
会議の概要 | 平成21年度ふるさと創生基金事業について、事務局が提案した事業を実施することで了解を得た。 |
会議資料 | 平成20年度第6回中之島地域委員会次第(PDF 40KB) 都市計画マスタープラン策定に向けた地域別意見交換会の実施報告について(PDF 4,653KB) 平成21年度長岡市ふるさと創生基金事業(案)(PDF 7,912KB) |
会議の内容
【あいさつ】 | |
高森委員長 | ただいまから、第6回中之島地域委員会を開会する。委員の任期もあとわずかであるが、内容のある有意義な会議としたい。 本日は、金子地域振興戦略部長がお見えになっているので、あいさつをお願いしたい。 |
金子地域振興戦略部長 | 昨年末に行った市長への要望書提出の際には、ご多用の中、大勢の委員の皆様からお越しいただき感謝申し上げる。また、先週は7.13水害からの復興の第一歩の象徴的シンボルとなる中之島大橋が開通した。地域が復興に向かってまたひとつ前進した姿が表されたのではないかと感じている。 市の動きとしては、予算編成が終わり、各課の予算について内示が出されたところであり、現在財政課で予算のとりまとめが行われていると伺っている。 市長が常々話されていることは、世界的大不況の中で、民間は大変な状況となっているが、市はこのような状況のときこそ、必要な事業を前倒しで行い、地域経済を支えていくことが大切であるということである。 本日の地域委員会は、報告事項2件、議題1件ということであるが、熱心にご審議いただき、有意義な会議となるようお願いしたい。 |
高森委員長 | 議事に入る前に、1月27日に行われた中之島大橋開通式の実行委員長を務めた金子委員より報告があるとのことである。 |
金子委員 | 1月27日に行われた中之島大橋開通式には、委員長をはじめ、委員全員からご出席いただいた。天候には恵まれなかったが、盛会のうちに終了することができたことにあらためて感謝申し上げる。 |
高森委員長 | 金子委員におかれては大変ご苦労様でした。中之島大橋は中之島の復興のシンボルと言われているが、これを機会にますます復興が進むよう、今後も委員の皆様のご理解とご協力をお願いしたい。それでは、議事に移る。 【報告事項1 都市計画マスタープラン地域別意見交換会の実施報告について】 |
高森委員長 | 都市計画マスタープラン地域別意見交換会の実施報告について、都市計画課より説明をお願いしたい。 |
川津都市計画課長補佐 | 都市計画マスタープランについては、6月の地域委員会で、内容等についてご説明させていただいたところである。 8月下旬から地域別意見交換会を市内14会場で開催し、延べ576名の方から参加をいただいた。中之島地域においても32名の参加をいただき、ワークショップ形式で活発な意見をいただいた。 意見交換会については、都市計画に直接関係のない意見についても、地域のまちづくりの方向性を探るために必要な情報として活用したいことから、テーマを決めずに自由な意見をいただいた。結果については、関係部局に報告済みである。 本日は、地域別意見交換会で出された内容についてご報告させていただき、委員の皆様からご意見をいただければと思う。 今後は、意見の内容を総合計画やマスタープランの全体構想等と照らし合わせながら、支所内の検討グループで中之島地域の地域別構想の素案を作成し、あらためて地域委員の皆様からご意見をいただき、策定委員会に諮りたい。 (資料:「都市計画マスタープラン策定に向けた地域別意見交換会の実施報告について」により概要説明) |
高森委員長 | 今の説明について、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
高森委員長 | 無いようなので、次の報告事項に入る。 【報告事項2 公共下水道事業について】 |
高森委員長 | 公共下水道事業について、下水道課より説明をお願いしたい。 |
石田下水道課長 | 中之島地域の下水道整備については、合併協議の条件にもあるように、重点的に整備を進めているところである。 平成20年度の施工として、中条地区及び中野地区を平成19年度から引き続き整備し、平成20年度中の完了を予定しており、横山地区から杉之森地区、品之木地区から粕島地区の整備についても平成20年度中の完了を予定している。 平成20年度末の下水道普及率は70.8%を見込んでいる。平成19年度末が54.9%であり、約15%、整備が進んだこととなる。 また、平成20年度末には、今までの事業認可区域を拡大し、下水道区域全域にわたり認可を取得したいと考えている。 平成21年度の予定として、福原地区、末宝地区、坪根地区及び池之島地区の整備を進めていきたいと考えている。 下水道課としては重点的に整備を進めており、普及率も上がってきているが、水洗化については、中之島地域の平成19年度末の水洗化率は54.3%となっている。 水洗化率とは、下水道を使用できる区域の人口に対して、水洗化をしていただいた人口の割合である。 下水道計画区域の7割の整備が完了しているが、水洗化については、整備が完了した区域の約半数しか進んでいない状況である。 下水道法では供用開始告示後3年以内に水洗化することとなっているが、3年と言わず早い時期の水洗化をお願いしたい。 |
高森委員長 | 今の説明について、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
高森委員長 | 水洗化を進めるための広報手段についてお聞かせいただきたい。 |
石田下水道課長 | 事業説明会の際に、排水設備整備に関する融資制度や負担金の説明とあわせて水洗化のお願いをしている。 |
高森委員長 | 他の地域と比べ、中之島地域の普及率はどうか。 |
石田下水道課長 | 長岡市全域の普及率は平成19年度末で93.9%である。中之島地域及び寺泊地域で整備が遅れており、中之島地域の普及率は先ほど説明したとおり平成19年度末で54.9%、寺泊地域の普及率は平成19年度末で31.7%である。 水洗化率については、長岡市全域では平成19年度末で93.9%、中之島地域は54.3%、寺泊地域は38.2%である。 |
高森委員長 | 他に質問、意見等あったら発言願いたい。 |
高森委員長 | 無いようなので、議題に入る。 【平成21年度ふるさと創生基金事業について】 |
高森委員長 | 事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | (資料:「平成21年度長岡市ふるさと創生基金事業について(案)」により概要説明) |
高森委員長 | 今の説明について、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
金子委員 | ふるさとかるた作成事業について、事務局より説明があったように、子どもたちでも取りやすく、理解しやすい大きいサイズのかるたをぜひ作っていただきたい。 |
地域振興課長 | 今ほど説明したとおり、一般的なサイズのかるたと大きいサイズのかるたを作成したいと考えている。大きいサイズのかるたを使って、子どもたちが体育館等で楽しみながらかるた取りをしていただければと考えている。 |
丸山委員 | 保育園のお正月会に参加したとき、かるた取りを行っていた。私もかるたを読ませていただいたが、子どもたちは一生懸命かるたを取っていた。保育園でも楽しめるような大きいかるたをぜひ作っていただきたい。 |
地域振興課長 | 大きいかるたについては、事務局の今の考えでは、A2サイズ程度はどうかと思っているが、今後ふるさと創生事業実行委員会で検討していきたい。 |
岩崎委員 | 昨年商工会のきらめき事業で、中之島の歴史等を問題とした「中之島ものしり検定」が実施されたが、この事業を実施して感じたことは、中之島の歴史や文化等を知らない方が多く、中之島地域の方からもっと中之島について知っていただかなければならないということである。 平成21年度のふるさと創生基金事業として、中之島地域住民を対象に中之島を知ってもらうような事業を提案しようと考えていたが、ふるさと探訪「中之島史跡めぐり」事業の実施を計画されているということで安心しているところである。ぜひ実現していただきたい。 また、今ほど実施回数については平日1回、休日1回を事務局案として考えていると説明があったが、参加者数等に応じて臨機応変に対応していただければと思う。 |
高森委員長 | 伝統行事体験事業の説明の中に、子どもたちに伝統行事の魅力を体感してもらい、凧組の後継者育成を目指すものとある。 後継者育成については、凧組の実情等踏まえて、いろいろな考えや意見等もあると思うが、ふるさと創生事業実行委員会のメンバーに凧組の関係者は含まれているか。 |
地域振興課長 | 凧組の組長が実行委員となっており、事業の企画や立案についていろいろな意見をいただいている。 |
高森委員長 | 若い方から凧組に入ってもらい、後継者を育成したいということが凧組の望みと思っている。 伝統行事体験事業が凧組の後継者育成につながることを期待している。 |
塩入委員 | 後継者育成については、どの凧組も苦慮しているものと思う。後継者不足、人員不足を解消するため、別の角度から何らかしらの手立てを考えてはどうか。 |
地域振興課長 | 今の意見を凧組に伝えておく。 |
本名委員 | ふるさと探訪「中之島史跡めぐり」事業については、郷土史研究会との連携を図りながら実施することは考えているか。 |
地域振興課長 | ふるさと探訪「中之島史跡めぐり」事業にはガイドが必要であることから、郷土史研究会の方からもご協力をいただきながら実施したいと考えている。 |
星野委員 | 平成21年度予定している4事業の予算配分はどのように考えているか。 |
地域振興課長 | 事務局案としては、伝統行事体験事業で170万円、大口れんこん収穫体験ツアーで38万円、ふるさと探訪「中之島史跡めぐり」事業で40万円、ふるさとかるた作成事業は2ヵ年事業となる公算が大きいが、平成21年度は42万円程度を見込んでいる。また事務局費として24万円を見込んでいる。 これはあくまで事務局案であり、ふるさと創生事業実行委員会で事業の詳細を協議した結果、個々の予算を見直すことをご承知おきいただきたい。 |
金子委員 | 大口れんこん収穫体験ツアーについて、あくまで事務局案ということで38万円の予算を見込んでいるとのことだが、毎年参加者が多い人気の事業であり、大口れんこん生産組合も大変ご苦労されていることと思う。 大口れんこんのPRも兼ねていることと思うが、大口れんこん生産組合の労力や負担に対して見合う予算額と考えてよいか。 |
地域振興課長 | 大口れんこんのPRを目的に実施している大口れんこん収穫体験ツアーには、例年大口れんこん生産組合から全面的にご協力をいただいている。 この事業は参加費を徴収し、参加者には自ら収穫したれんこんのお土産が付き、れんこんをはじめとした地元の食材を使った料理を提供している。 毎年、定員以上の申し込みがあるが、申込者全員を快く受け入れていただいている。 予算については、先ほど説明したとおりあくまで事務局案であり、ふるさと創生事業実行委員会で事業の詳細とあわせて予算についても協議し決定したい。 大口れんこん収穫体験ツアーの予算についても、参加者数に応じた予算を配分したいと考えている。 |
小黒支所長 | 伝統ある大凧合戦は、水害後も途切れることなく開催している。もっと多くの方から大凧合戦を合戦会場間近で堪能してもらうとともに、後継者育成につなげるためにも伝統行事体験事業はもう少しふるさと創生基金事業で取り組んでいきたい。 大口れんこん収穫体験ツアーは、普段はできないれんこんの収穫が体験できることもあり、非常に好評である。参加者も多く、大口れんこんのPRにもつながっている。 地域振興課長が説明したとおり、この事業は大口れんこん生産組合の全面的協力の下で実施しているが、中之島特産の大口れんこんをもっと広めていくためにも継続して実施したい。 いずれの事業も将来的には地域で自主的に取り組んでもらいたいと考えているが、もうしばらくふるさと創生基金事業として関係団体の協力を得ながら実施し、花を咲かせ、実を付けるようにしながら地域での取り組みにしていきたい。 ふるさと探訪「中之島史跡めぐり」事業及びふるさとかるた作成事業については新規事業である。 中之島地域の方からもっと中之島の史跡や文化等を知ってもらい、地域外に発信するきっかけとしていただきたい。 |
高森委員長 | 委員の皆様からいろいろな意見をいただき、有意義に議論が展開できたと思う。 他に質問、意見等が無ければ、平成21年度ふるさと創生基金事業については原案どおりとしてよいか。 (異議なしの声あり) |
高森委員長 | この4事業について、今後ふるさと創生事業実行委員会で詳細を協議していただきたい。 議題については以上である。 その他について、事務局より何かあるか。 |
小黒支所長 | 地域委員の任期満了に伴う選任方法について若干説明させていただきたい。 ご承知のとおり、3月末で現在の地域委員の任期が満了となる。 中之島地域の地域委員については、当初から、地域住民と一体となったまちづくりを推進するために、連合嘱託員の皆様から就任いただいているところであるが、この基本的な考えは変わらないことから次期改選時も8名の連合嘱託員の皆様を地域委員に推薦し、学識経験者として就任いただいている地域委員については、2名を公募し、その他は支所長推薦としたいと考えている。 また、現在中之島地域委員には、3名の女性委員がおられるが、市としては女性委員の登用については30%以上の登用を努力目標としていることから、次期地域委員は女性委員を4名にしたいと考えている。 |
高森委員長 | 1月22日、23日の両日、正副地域委員長会議があり、出席してきたので、内容について若干報告させていただきたい。 会議では、各地域委員会の活動状況や今後の地域委員会の活動等について意見交換が行われた。 中之島地域は昨年末にケーブルテレビエリア拡大の早期整備の要望書を市長に提出したところであるが、他地域における市長への要望書の提出について、既に要望書を提出した地域、また、今後要望書提出を予定、検討している地域のことについても話題となった。 総じて、地域委員会を今後どのように活性化していくかが共通の課題である。 各地域で分科会を設置したことで、スムーズに意見が出て、より踏み込んだ議論を展開し、有意義な意見交換ができるということで、地域委員会がひとつ活性化したと思うが、これをいかに実行につなげるかどうかは、今後の地域委員会の進め方次第である。 中之島地域についても、地域委員の皆様の知恵をお借りしながら、地域委員会の活性化を目指すとともに、地域委員の役割を再認識し、どのように地域住民の願いを集約していくかが大切であり、そのためにも心を新たにして地域委員会を進めていかなければならないと感じたところである。 |
吉田地域振興戦略部特命主幹 | 高森委員長の報告にあった要望書の件について、補足させていただきたい。 市長への要望書の提出については、平成20年度は5地域が実施した。今後要望書の提出を予定、検討している地域については、地域委員会の総意として取りまとめた後となるため、提出時期については未定である。 |
金子地域振興戦略部長 | 中之島地域をはじめ、いろいろな地域から要望書が提出されているが、例えば、あの地域が道の駅を要望したから、我々の地域も要望しようとなりがちである。 道の駅を国道沿い等集客が見込めそうな場所に建てて、地域の特産品を販売したいという気持ちもわかるが、視点を変えて、地域に存在する既存施設を活用し、特産品の販売とあわせて既存施設の活性化を図るという発想はどうか等市当局と地域委員とのやりとりもある。 地域の宝の発信と地域の実情をセットで考えて、今あるものを有効に活用するということであれば、市としてもサポートしやすい面もある。 個々の要望事項を取り上げてみると、地域の気持ちが十分に表れていることは理解できるが、さらに工夫し、地域の状況を踏まえて活性化のために地域としてどのようにしていくか、また、地域の立地条件や気候条件を活かした、他地域にない抜きん出た何かを要望事項として提案していくことも今後のまちづくりに向けて考えていただければと思う。 地域に足りないものを要望事項として挙げていただくことは構わない。必要があれば本庁の担当課長から地域委員会に出席してもらうので地域委員会の場で議論していただきたい。 地域の総意として、地域委員会として市長と対話し、直接要望したいものであれば、市長への要望書として挙げていただければと思う。 |
高森委員長 | その他として、事務局及び地域振興戦略部から説明があり、私の方から正副地域委員長会議について報告させていただいたが、質問、意見等あったら発言願いたい。また、金子部長及び吉田特命主幹がお見えなので、何かお聞きしたいこと等あったら発言願いたい。 |
塩入委員 | コミュニティセンター建設について、これまで地域委員会や分科会で議論してきて、ある程度方向性が見えてきたものと個人的に感じているが、市としての見解と今後の動きについてお聞きしたい。 |
地域振興課長 | この件については、地域委員の改選時期でもあり、これまでの内容を整理したうえで次期地域委員会及び分科会への引き継ぎ、継続して検討していく事項として考えている。 |
高森委員長 | 以上をもって本日の地域委員会を閉会する。 以上 |
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