現代版
国漢学校 互尊文庫
大手通坂之上町地区再開発事業

米百俵プレイス(仮称)から
始まる新たな未来

米百俵プレイス

連載 その四 アート

 かつて先人は未来を見据え、長岡のまちの礎を築きました。そして今も同じ志を持って活躍する人がいます。次代を担う若者たちにその想いを伝え、未来へとつなぐ「米百俵プレイス(仮称)」への期待の声と魅力を紹介します。
【問】中心市街地整備室TEL39・2807

駒形十吉画像 全国初「現代美術」を冠した
美術館を開館
実業家で先駆的な現代美術収集家

明治34(1901)年〜平成11(1999)年
商工会議所会頭として復興祭(長岡まつりの前身)に尽力。収集品は駒形十吉記念美術館などに収蔵。



“アート”が新たな時代を切り開く

 「アート」とは、自身の個性を表現すること。芸術家に限らず、個性を表現する人は、すべてが「アーティスト」であると言えます。アートという言葉には、広い意味があるのです。
 そして、今ではアートとデジタルが融合し、表現を発信しやすい時代になっています。
 一方で、僕の学生時代は、自分の足と目で情報を見つけていました。実際に自分で情報を探せる場所、表現を受け入れる場所も必要です。
 米百俵プレイスは、幅広い世代が、表現を発信したり、受け入れたりする多様な経験ができる「表現の場」になってほしいですね。
 さらに、アートは、テクノロジーと結びつくことで、豊かで新しい発想を生み出し、時代を切り開いていきます。
 4大学1高専と企業が連携して起こる化学反応が、数値や技術だけでは解決できないことを、一気に突破できる起爆剤になることを期待しています。

馬場 省吾さん画像 長岡造形大学
学長

馬場 省吾(しょうご) さん

平成6年、大学開学時に講師として着任。専門は金属工芸。学部長などを経て今年4月に学長に就任。地域と“協創”する大学として、産学官金との連携に取り組む。

米プレこんなトコ 往年のアートが放つ
エネギーを活動の源に
米プレこんなトコQR画像

 5階の屋上庭園にはレリーフ「大智浄光」を設置し、かつての長岡現代美術館の記憶を受け継ぐ空間として整備します。アートに触れながら、学生や企業の交流や食のイベント、読書や学習、仕事ができるスペースです。
「屋上庭園」のイメージ画像
▲「屋上庭園」のイメージ



クマ出没中タイトル画像

【問】危機管理防災本部TEL39・2262
市内のクマ出没マップQR画像
▲市内のクマ出没マップはこちらから

 9月、栃尾地域で相次いでクマによる人身被害が発生したことを受け、「長岡市クマ被害対策本部」を設置しました。猟友会、警察などと連携して対策を強化しています。
 今年はブナの実が不作で、例年以上にクマが食糧を求め人里に出没しています。9月23日に北荷頃地区で20代女性が軽いけが、26日には人面地区で70代男性が顔の骨などを折る重傷を負いました。その他、川口・山古志地域など市内で156件の出没情報が寄せられています(10月22日時点)。
 クマに襲われないためには、習性を理解し、遭わないための行動が不可欠です。
 市は今後も、注意喚起のチラシの配布や児童・生徒の登下校時の安全確保、警察と連携したパトロールなどに取り組んでいきます。
ツキノワグマ人身被害防止対策研修画像
▲市職員が専門家からクマの生態などの説明を受けた「ツキノワグマ人身被害防止対策研修」(10月8日)

注意点画像

山本 麻希さん画像

長岡技術科学大学
准教授

山本 麻希(まき) さん
専門
“新世代クマ”が増加中
住民も意識を変え対策を

 クマは非常に学習能力が高い生き物。人里や住宅地に餌があることを覚えると、人を怖がらずに出没します。そうした“新世代クマ”が増える中、共存のためにはクマの習性を理解し、人里に寄せ付けない対策が不可欠です。国の補助を活用して電気柵を設置するのも有効な方法の一つ。防災と同じように、個人や地域で危機意識を持ち、しっかりと取り組んでいきましょう。

猟友
今年は対策を強化。
市民のために力を尽くします

 今年は農作物だけでなく、人命が脅かされるクマの被害が県内で増えている異常な事態です。そうした中、猟友会の役割も変化していると感じます。市や警察などとのわなの設置に加え、山間部や生活地域のパトロールを毎日行うなど、人命を守る対策を強化しています。
 猟友会として、市民の一人として、みなさんの安全・安心のために力を尽くしていきたいです。

竹内 堅さん画像

長岡市鳥獣被害対策
実施隊長岡方面隊長

竹内 (かたし)さん


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