市民主体で作り上げる音楽発表の場「長岡市民音楽祭」を、長岡市立劇場で開催しました。
昭和37年から「市民が出演し、市民が聞く音楽祭」として、毎年異なるジャンルをテーマに開催しているこのイベント。記念すべき60回を迎えた今年は、ベートーベン作曲の「交響曲第9番(第九)」を10年ぶりのテーマに選びました。
登場したのは、公募の演奏者と長岡交響楽団で編成したオーケストラと、全員が公募で集まった合唱団の総勢約200人です。
オーケストラが力強くハーモニーを奏でると、曲の第4楽章で合唱団の豊かな声が加わり圧巻の迫力。
この日のために積み重ねた約半年間の練習の成果を思う存分発揮し、約1,200人の観客からは惜しみない拍手が送られました。
合唱に参加したメンバーは「出演者がみんな仲間になった。ウイルス禍で合唱をやめようと思ったこともあったが、また続けたくなった」「直前まで入念に練習した。本番は楽しかったしやり切った」と充実の表情で語りました。
この日は、弦楽講座やフルート講座の受講生による発表会も行いました。公募で集まった弦楽18人、フルート14人が練習の成果を披露。美しい音色を響かせ、観客を魅了しました。
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