市の補助金を活用して7月に起業したヌルアデリン・アブバカルさんが市長を訪れました。
アデリンさんはマレーシア出身。長岡工業高等専門学校、長岡技術科学大学を経て、博士課程を修了後に同大の助教に就任し、水問題の解決に取り組んでいます。今回、さまざまな実証実験を経て商品化した水処理装置「ウォーターチェンジャー」を販売するAQVANA(アクアナ)(株)を設立しました。
同商品は微生物を利用した省エネルギー・低メンテナンスのろ過装置で、使用した水を繰り返し利用できます。能登半島地震の被災地では避難所や福祉施設、工事現場などに提供されたほか、長岡まつり大花火大会では一部の仮設トイレ付近に同商品を活用した手洗いシンクが設置されました。また、陸上養殖や観賞用アクアリウムの製品開発や、マレーシア・マラッカ工科大学の学生と共に同商品の設計コンテストなどを行っており、今後も広い分野での活用や展開が期待されます。
アデリンさんは「社名の“アクア”は水、“ナ”は長岡から付けました。災害の発生や食糧不足はこれからもずっと続く課題なので、国内外でビジネスを展開できると思います」と話しました。
アデリンさんは、令和4年1月号市政だよりの新春座談会などにも登場し、事業化に向けた想いを語ってくれています。併せてご覧ください!
★アデリンさんが登場した記事はこちらから
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