介護施設やIT事業者、大学、市などが参加し、新しい技術やサービスで介護現場の課題解決やビジネスの創出を目指す「長岡介護イノベーション・ハブ」。4つのワーキンググループで、ロボット導入による介護者の身体的負担軽減などの課題に挑んでいます。
このうち、災害対応ワーキンググループで議論してきた緊急時の情報共有・伝達システムが、4月に製品化されました。製品名は、施設職員が「楽にレスポンスできる」ことから「らくレス」に。
介護イノベーション・ハブの取り組みから製品が生まれるのは今回が初めてです。
オンライン報告会では、共同開発者の株式会社KCSがシステムをお披露目。多くの人が使い慣れているLINEアプリを利用しながら、個人のアカウントが知られないようプライバシーにも配慮したことが特徴です。
介護施設で実証試験に参加した職員は「電話やメールに比べて、連絡や状況把握が正確でスムーズです。現場の声も活かされ、使い勝手のよい製品になりました。近々、施設での導入を予定しています」と話しました。
こうした「長岡版イノベーション」の取り組みは、7月にオープンするミライエ長岡でもさまざまな分野で展開します。
これからもぜひご注目ください。
★製品のお問い合わせは株式会社KCS(TEL:0258-47-4861)へ
★新製品開発やデジタル化などに活用できる、市内事業者向け支援制度のご案内はこちら
このページの担当