「パワーエレクトロニクス」、略してパワエレ。初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。
パワエレとは、電気を無駄なく使いやすい形に変換する技術のこと。スマホの充電器やエアコン、冷蔵庫から太陽光発電、電気自動車、鉄道まで、身の回りにある電気機器のほとんどがパワエレを使って動いています。
市と長岡技術科学大学、関係企業で構成する長岡パワーエレクトロニクス研究会が「子どもパワエレ理科教室」をNaDeC BASE(ナデックベース)で開催。この技術の国内最大の研究拠点である技大や関係企業が集まる長岡で、多くの人からパワエレに親しんでもらおうと企画しました。
小学校高学年と保護者の約40人が参加。理科の授業でおなじみの乾電池で動く電気自動車の製作などを通じて、電池の直列、並列つなぎでの動きの違い、電圧によるライトの明かりの変化などを探りました。
キットの製作に没頭していた小学6年生は、「電池のつなぎ方で、電力の大きさが変わる仕組みを改めて学びました。製作を通して、パワエレは身近にあるものだと感じました」と話してくれました。
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