長岡藩牧野家の藩主と正室の生前の顔を再現するプロジェクトが進んでいます。
今年度、新たに復元が終わった藩主2人と正室2人の顔の模型が、報道陣に公開されました。
プロジェクトは牧野家17代目当主の牧野忠昌さんの協力を得て、新潟医療福祉大学自然人類学研究所所長の奈良貴史さんを中心に進行。東北大、佐賀大、京都芸術大でも研究や復顔模型の制作が行われています。
1980年代、東京にあった牧野家の墓所を長岡へ改葬する際の発掘調査で見つかった頭蓋骨を基に、CT撮影や3Dプリンターなどの新しい技術を用いて今回の復元が実現しました。
復元された藩主の顔は、いずれも面長で鼻が高く、あごが細いことが共通点。柔らかいものを食べていた身分の高い人によく見られる特徴だそうです。
復顔模型は、秋頃に市内で一般公開される予定。
さいわいプラザ2階の「長岡藩主牧野家史料館」には、8代忠寛(ただひろ)公の正室で、今回復顔した長姫(ながひめ)が使っていた漆器やかんざしなどを展示しています。
映画「峠」の公開でも注目が集まる長岡藩。
長岡の歴史をひも解くプロジェクトにこれからも注目です!
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