昭和20年8月1日の長岡空襲から今年で76年。空襲を体験した人が少なくなる中、当時の記憶を風化させないよう、さまざまなカタチで次の世代へ語り継いでいきます。
■「空襲から復興へ」写真カラー化の2年目始動
AI(人工知能)の画像認識を用いた戦前戦後の白黒写真のカラー化を、東京大学大学院教授・渡邉英徳さん、新潟日報社と共に進めています。
令和元年度に続く2年目の今年は、千手小学校2年生の集合写真など5枚をカラー化。
復元の過程で聞き取った体験者の記憶と鮮明なカラー写真で、今を生きる人に戦争や空襲を現実のものとして感じてもらいます。
■空襲紙芝居、演者を養成
平成29年度に作成した空襲体験を題材にした紙芝居「みちこのいのち」の演者を養成しています。紙芝居は、1歳半の長女・美智子ちゃんを失った故七里アイさんの体験を20枚にまとめたもので、市内の全小学校に配り平和学習に活用しています。
講座は、紙芝居塾主宰の今井和江さんが講師となり、長岡戦災資料館の運営ボランティア7人を対象に実施。今秋以降、市内の小学校や資料館での公演を目標に、演技力の向上を目指します。
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