若い世代に先の大戦を伝えるドキュメンタリー番組を制作しているアメリカのNPO「第二次世界大戦財団」が、連合艦隊司令長官・山本五十六の人物像に迫る番組取材で長岡を訪れました。
取材班は、同財団の創設者であるティム・グレイさんや五十六終焉の地・ブーゲンビル島を訪れたことのある歴史家2人など6人。如是蔵博物館などのゆかりの地を巡り、河井継之助記念館・稲川明雄館長などのインタビューも収録しました。
五十六記念館では、五十六が戦死した搭乗機の翼や肖像画などを熱心にカメラに収めていました。
アメリカ国民にはパールハーバーの認知度はあるものの、五十六のことはあまり知られていないといい、ティムさんは「開戦に反対していたことや、海軍でありながら航空を重視していたことなど、先見の明があった。出生地である長岡を訪れ、知られざる一面を深く追っていきたい」と語りました。
番組は1時間で、11月に公共放送PBSで全米に放送される予定です。
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