長岡空襲・戦後70年、市町村合併10年の年の大花火大会。
節目を彩る長岡花火はこれまでにないスケールで過去最高の規模を誇るものとなりました。
長岡空襲で亡くなられた方の慰霊と復興、平和への祈り。そして、未来へと歩みを進める強い想いが込められた花火が夜空に咲きました。いまだ感動の余韻が漂う長岡の大花火。写真たっぷりでお伝えします。
冒頭は、長岡市と姉妹都市の米国ハワイ州・ホノルル市による、慰霊と世界平和への祈りを込めた白菊。昨年を上回る観覧者約56万人が打ち上げを見守りました。
森市長はあいさつで、2週間後の8月15日に両市が共にホノルル市・真珠湾で打ち上げることを紹介し、「平和な未来への強い思いを、夜空に咲く「花」に託して世界に届けたい。これが、私たち長岡市民の心です」と観覧客のみなさんによびかけ呼び掛け、ホノルル市から訪れているアメミヤ副市長らと共に白菊の打ち上げを見届けました。
合併10年を記念した新スターマイン「故郷(ふるさと)はひとつ」。
音楽家の宇崎竜童さんが作曲、作詞家・作家の阿木燿子さんが作詞した曲に乗せ、大花火大会の前半で見る人を圧倒させた花火。
5色のスターマインが一斉に打ち上げられた超大型ワイドスターマイン。水面に映る姿が美しさをいっそう際立たせます。
長生橋から長岡大橋間の9カ所2kmから打ち上がった復興祈願花火「フェニックス」。
平原綾香さんの「Jupiter」に合わせた超ワイドな尺玉の連発。今年も、復興への想いと全国への支援の感謝の想いを乗せた不死鳥が夜空に大きく羽ばたきました。
そして、長岡花火の魂、正三尺玉。今年はより平和への祈りを込め、午後8時30分は3連発で。
午後9時はスターマインとの共演で、直径650メートルの大輪が4度開き、その轟音をとどろかせました。
白一色の超大型ミラクルスターマイン。趣向を凝らした構成で新たな花火に。
クライマックスは尺玉百連発。大迫力の連打に会場は大歓声です。
花火師さんの熱い想いとともに、進化を続ける長岡花火。市民や全国からの観客のみなさんと一緒に空を見上げて、平和への想いを共有できる花火は本当に長岡の誇りです。
大花火大会は、明日3日も午後7時20分から開催する予定です。(M)
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