最終更新日 2022年11月22日
10月29日(土)、日越・深才・関原地区、三島地域の住民が、地域防災力の向上や原子力安全対策の強化に向けた県の原子力防災訓練に参加し、燕市・新潟市へ一時移転する訓練を行いました。
訓練では、柏崎刈羽原子力発電所の事故を想定し、まずは情報発信訓練を実施。県からの事故発生の連絡を受け、緊急告知FMラジオや緊急速報メールなどを通じて、住民に情報や指示を発信しました。
各地域の住民は自宅で、放射性物質から身を守る屋内退避訓練を行い、その後、各地域の代表約150人がバスで広域避難先の燕市・新潟市に一時移転する訓練を実施しました。
一時移転訓練では、避難所到着までの一連の流れを確認。それぞれの地域に設置された一時集合場所に集まり、健康確認と模擬の安定ヨウ素剤の緊急配布を受けた上で、燕市交通公園に設けられたスクリーニングポイントに向かい、放射性物質による汚染状況を調べるスクリーニング・簡易除染訓練を行いました。
そして、燕市分水公民館・新潟県総合研修センターに設けられた避難経由所での避難者受付訓練を経て、燕市総合体育館・新潟市立升潟小学校に設けられた避難所での避難者受入訓練を行いました。
参加した住民からは「災害時にとるべき行動を理解することができた」、「日頃から災害に備えることが大切」といった声が寄せられました。磯田市長は「いざという時に避難できるよう、しっかりと考えていきたい」と述べました。
訓練の結果を活かし、今後も国や県、関係市町村との連携を深め、防災体制の強化に取り組んでいきます。
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