最終更新日 2020年12月8日
長岡市は、柏崎刈羽原子力発電所で緊急事態が発生した場合を想定し、10月24日に小国地域の住民を対象とした原子力防災訓練を行いました。
訓練では、まず、原子力事故発生に伴う情報伝達訓練を実施。県からの原子力事故発生の連絡を受けて、市は各集落に情報や指示を伝達しました。連絡を受けた小国地域の住民は、自宅や集落の一時避難場所で、放射線から身を守るために建物の中に避難する屋内退避の訓練を行いました。
続いて、集落の代表者32人は、小国地域の3か所に設置された一時集合場所に集まり、バスに乗車して避難する一時移転訓練に参加。放射性物質による汚染状況を確認するスクリーニング・簡易除染訓練、安定ヨウ素剤の緊急配布訓練も行いました。
訓練は全体を通して、検温・消毒の実施や密にならないようにバスの座席レイアウトを考慮するなど、新型コロナウイルス感染症対策を図りながら行い、原子力災害時の避難の流れを確認しました。
磯田市長は「訓練で見えてきた課題などに意見をもらいながら、避難計画の実効性を高めていきたい」と述べました。
今後も訓練の結果を活かして、防災体制の強化に取り組んでいきます。
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