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トップ > 市政 > 計画・事業 > AIと証言による白黒写真のカラー化 > 昭和30年の長岡駅前・大手通り

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昭和30年の長岡駅前・大手通り

最終更新日 2021年3月5日

撮影時期:昭和30年(1955)
所蔵:長岡市広報課 カラー化:渡邉英徳

before after

白線を左右に動かすと白黒とカラーを見比べることができます

大手通り再生 急ピッチ

 長岡空襲から10年がたった1955年。長岡駅前と大手通りは復興を遂げ、戦災の爪痕が見当たらない。近代都市をイメージして街路を拡幅し、現在の街並みの原型ができた。駅前広場には平和像(現在は平和の森公園に移転)が設置され、市民の慰霊と平和への願いを象徴した。
 県内で唯一の大規模爆撃を受けた長岡は、近隣自治体の支援も受けて急ピッチで復興が進められた。長岡市史によると、空襲翌年の46年には住宅の半数近くが再建された。53年、全国の戦災都市で最速となる復興都市計画事業の完工式を行い、55年には一部の清算事業などを除き、全事業が終了した。
 駅前広場は、緑や池がある憩いの場となり、通り沿いには大きな商業用看板が並ぶ。バスや自動車が行き交い、街には活気が戻っている。大手通りの近くに住んでいて空襲を体験した今泉弥さん(86)は「区画整理のため、せっかく建てたバラックを動かすことが当たり前にあった。よく10年で復興がまとまったと思う」と感慨深げに語った。

(新潟日報 令和2年12月6日朝刊13面より)

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