最終更新日 2017年4月1日
(平成20年9月4日報道発表)
市内摂田屋町2594番地の株式会社ニチロサンフーズ摂田屋工場敷地内で、土地所有者である同社が自主的に行った土壌調査の結果、敷地内の一部で有害物質である鉛が基準を超えて検出されました。平成20年9月4日に同社から正式な調査報告を受けましたのでお知らせします。
その後、土地所有者において汚染土壌の除去工事を実施し、平成21年1月26日に工事が完了した旨、報告を受けました。
概要
土壌汚染が確認された鉛の濃度 | 溶出量 0.031mg/L(土壌溶出量基準は0.01mg/L) 含有量 1100mg/kg(土壌含有量基準は150mg/kg) |
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汚染原因 | 工場では、製造工程において鉛を使用していないほか、毎年の自主検査の結果では、工場内の地下水からは鉛は検出されていないため、汚染原因は不明です。 |
市の対応
(1) 9月3日、同社からの第1報を受け、同日、市では工場の周辺にある井戸8地点で地下水調査を実施しました。
調査の結果、7地点では環境基準を下回っていましたが、1地点から環境基準(0.01mg/L)をわずかに超える鉛0.012mg/Lが検出されました。
その後、環境基準を超えた地下水について再調査した結果、鉛は環境基準を下回っていたことから、土壌汚染に伴う周辺地下水への影響は認められませんでした。
(2) 周辺井戸では地下水の飲用がないため、健康への影響はないと考えられますが、町内会を通じて周辺住民に注意喚起を行いました。
土地所有者の対応
(1)平成20年12月8日から12月27日において、敷地内の汚染土壌の撤去工事を行い、浄化措置を完了しました。
参考
鉛について | 【健康への影響について】 飲用した場合、疲労、頭痛、関節痛等の症状を引き起こすといわれています。 【用途】 バッテリー、顔料、プラスチックの添加物等として含まれています。 |
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