最終更新日 2024年7月19日
長岡市は、平成7年(1995年)に国から環境共生モデル都市に指定されました。
この一環として長岡中央浄化センターでは、これまで焼却処分していた消化ガスの余剰分を都市ガスに近い成分まで精製した上で、平成11年(1999年)4月から北陸ガス㈱へ供給しています。
その量は、年間約22万立方メートルで一般家庭400世帯分に相当します。
この事業が評価され、平成11年(1999年)に「いきいき下水道賞建設大臣賞」などを受賞しました。
さらに令和6年(2024年)5月から長岡市環境衛生センター内にある「生ごみバイオガス発電センター」にも発電用の脱硫ガスの供給を開始しました。
これにより、双方のうち一方の施設設備不具合や点検整備が発生しても、一方への供給が継続されるため、消化ガスをより有効利用することができます。
下水汚泥から発生する消化ガスは、カーボンニュートラルに有効な「バイオガス」としてその環境価値の評価は高まっています。
今後も消化ガスの資源化を高めて、無駄なく有効活用を進めます。
消化ガス供給施設のフローシート
消化タンクで発生したガスには、都市ガスとして使用するには不純物が多すぎるため、それら不純物を取り除く必要があります。長岡中央浄化センターでは、処理水を用いて消化ガスを精製することで、脱硫ガス、精製ガスとなり、燃焼に必要なメタンの割合が高くなります。
脱硫塔及び精製塔の構造
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