(目的)

第1条　この要綱は、闘牛の飼育者の減少を防止することにより、山古志地域の習俗である牛の角突きの保護育成を図るため、闘牛を飼育することに対して、予算の範囲内において、長岡市山古志地域闘牛飼育奨励金(以下「奨励金」という。)を交付することについて、長岡市補助金等交付規則(昭和36年長岡市規則第6号)に定めるもののほか、必要な事項を定めることを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において「闘牛」とは、次の各号の全ての要件に該当する牛をいう。

(交付対象者)

第3条　奨励金の交付の対象となる者(以下「交付対象者」という。)は、市内に住所を有し、又は生活若しくは活動の本拠を置く飼育者その他牛の角突きの保護育成及び山古志地域の観光の振興に資すると市長が特に認める飼育者とする。

(交付対象事業)

第4条　奨励金の交付の対象となる事業(以下「交付対象事業」という。)は、飼育者が闘牛を飼育する事業とする。

(奨励金の額)

第5条　奨励金の額は、交付対象者が飼育する闘牛1頭につき、年額4万円以内で市長が定める額とする。

(交付申請)

第6条　奨励金の交付を受けようとする交付対象者は、市長が別に定める日までに、当該奨励金に係る闘牛(以下「対象闘牛」という。)の写真を貼付した履歴書その他市長が必要と認める書類を添付して、市長に申請しなければならない。

(交付決定)

第7条　市長は、前条の申請があったときは、これを審査し、奨励金の交付の可否を決定し、その旨を当該申請をした者に通知するものとする。

(代理による申請等)

第8条　交付対象者は、構成員の過半数が交付対象者である団体に、奨励金の交付申請に係る手続及び奨励金の受領を代理させることができる。

(闘牛の使用等に関する制限)

第9条　奨励金の交付の決定を受けた者(以下「交付決定を受けた者」という。)は、交付の決定を受けた年度内において、市長の承認を受けないで、対象闘牛を奨励金の交付の目的若しくは第7条第2項の規定により付された条件に反して使用し、又は対象闘牛を譲渡し、交換し、貸し付け、担保に供し、若しくは処分してはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。

(奨励金の返還)

第10条　市長は、次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、交付決定の全部又は一部を取り消し、交付した奨励金の全部又は一部の返還を命ずることができる。

(台帳の作成等)

第11条　市長は、奨励金の交付の申請のあった全ての闘牛について台帳を作成し、次の事項を記録するものとする。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。