小国診療所

民間ノウハウを活かし
地域医療の充実へ

導入する高齢者向けのフィットネスマシン(イメージ)
新設したリハビリ室
 10月から、小国診療所(小国町楢沢)が新しい体制で診療を始めました。民間事業者などのノウハウを活かして市民サービスの向上と効率的な運営を行う「指定管理者制度」を導入。これまでも地域の医療を支えてきた、社会医療法人崇徳会が管理者になりました。
 医師が3人体制で診療するほか、外来リハビリテーションに対応。高齢者向けのフィットネスマシンなどを置く専用の部屋を新たに設け、理学療法士が常駐します。介護予防や健康寿命延伸に取り組み、より充実した医療を提供します。
 市は今後も、地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、サービスの維持・向上に取り組みます。
【問】保健医療課☎39・2383、小国診療所☎95・2010
地域に届ける新しい医療ぜひ気軽に相談を
小国診療所 院長
福居 和人 さん


 糖尿病などの生活習慣病は、次第に血管が弱って脳梗塞になったり、体が弱って転んで骨折したりということを起こりやすくします。地域のかかりつけ医としての機能をより強化するとともに、運動と結び付けることで新しい形の医療を提供し、みなさんの健康を支えていきます。
 今後は、介護保険の通所リハビリや訪問リハビリも実施予定です。筋力の低下や術後のリハビリをしたいという方は気軽にご相談ください。

雪国植物園が国の自然共生サイトに認定

 雪国植物園が、民間団体などが管理し生物多様性の保全が図られている区域として、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。県内での認定は、越路地域の「朝日城の森」に続き2件目です。
 約850種類の植物が伸び伸びと育ち、里山の原風景を見ることができる同園。管理する平成令終会や市民ボランティアによって、豊かな自然生態系と美しい景観が維持されています。

社員研修で関係・交流人口の創出へ

 市と協定を結ぶコニカミノルタジャパン㈱の社員約50人が、研修で山古志地域を訪問。連携事項の一つである「テレワークを軸とした関係・交流人口創出による地方創生」に基づき行われました。
 参加者は、闘牛場でデジタル村民※が制作したAR(拡張現実)を体験したり、中越大震災の発生当時の状況や復興への歩みの説明を受けたりして、地域の歴史や文化を学びました。(10月8日)

※ デジタル村民…「電子住民票」を兼ねた錦鯉のデジタルアートの購入者。インターネットを通じて地域づくりに参加しています