令和5年度 予算

変革と人づくりで選ばれるまちに

今こそミライヘ踏み出す!

7月オープンのミライエ長岡で行う「小学生向けの学び」の先行事業
 当初予算が決まりました。予算の骨格をお知らせします。
【問】財政課☎39・2209
 令和5年度は、新たな発想やデジタル技術を取り入れ、変革を促す「長岡版イノベーション」の推進により、市民生活の向上や産業の活性化を図ります。
 また、新しい時代に求められる人材を育て、若者や企業に選ばれるまちを目指します。

 混迷する世界情勢の中、物価高騰や新型コロナウイルスの影響により、私たちは大きな環境の変化に直面しています。 これらに対応するため、「DX※」「女性活躍の推進と多様性の確保」「新しい価値の創出」を共通の視点に設定。 先を見通すことが困難な今こそ、新しい視点と価値観で、長岡の課題に挑みます。

 未来を創る人づくりの心を大切に、市民のみなさんと共に、長岡の明るい未来へ力強く歩みを進めます。
※DX(デジタルトランスフォーメーション)…デジタル技術を取り入れ、市民生活や行政サービスをより良く変化させること

ミライを創る!共通の視点と5本の柱

予算の状況

一般会計は1,299億8,700万円(前年度比1.5%減)

企業会計 312億9,490万円

市が企業として経営し支出は収益で賄います。
下水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥192億2,260万円
水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥110億200万円
簡易水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥10億7,030万円

特別会計 562億8,320万円

特定の収入(保険料や使用料など)で支出を賄います。
国民健康保険‥‥‥‥‥‥‥231億5,070万円
国保寺泊診療所‥‥‥‥‥‥9,210万円
後期高齢者医療‥‥‥‥‥‥32億5,970万円
介護保険‥‥‥‥‥‥‥‥‥294億3,630万円
診療所(小国・山古志)‥‥2億9,150万円
浄化槽整備‥‥‥‥‥‥‥‥5,290万円
一般会計+特別会計+企業会計=

総額2,175億6,510万円

予算書は市ホームページで。アオーレ長岡情報ラウンジ、 各支所の情報閲覧コーナーなどでも閲覧できます
予算の目玉は、4~7ページをチェック!

快適で安全安心なまちづくり

与板中学校の生徒や地域住民、地元企業など250人が参加した、与板地域の旧黒川周辺の清掃活動
■子どもの成長と子育てを応援
妊産婦と子どもの健診体制を強化………2,130万円
 産婦健診費用を助成するほか、3歳児健診に視力屈折検査を導入します。
子どもの発達相談における支援体制を強化………3,105万円
発達特性のある子どもと保護者への支援を強化………428万円
 5歳児健康相談会を実施し、発達特性への気付きや早期の支援につなげます。

■地域コミュニティ力の強化と愛着の持てる地域づくり
自発的なコミュニティ活動を支援(写真1)………8,470万円
支所地域での住民サービスや地域課題への対応を強化………2,226万円
地域の未来を担う高校生を支援………1,005万円
 遠距離通学をする高校生へのバス定期代を助成するほか、支所地域で高校生が集いたくなる環境づくりに向けた検討を進めます。

■医療・福祉・健康づくり
障害者の暮らしを支援………2億1,821万円
 在宅で生活する障害者からの緊急相談を、24時間受け付ける体制づくりなどを実施します。
認知症の人のケアや生活環境の整備 ………2,942万円
 本人と家族への一体的な支援プログラムなどを実施します。
介護予防策を推進 ………5億907万円
 フレイル予防や認知症予防プログラムを実施します。

■生活環境の整備と災害への備え
支所地域での道路や消雪パイプなどの一体的な維持管理(写真2)………3億3,252万円
 越路・寺泊・与板・中之島地域で民間事業者への包括委託を拡充します。
路線バス位置情報配信システム「ながおかバスi」を再構築………2,500万円
 経路検索の利便性を改善します。
女性視点で防災対策を考える有識者懇談会を設置………637万円

管理の一環で実施する道路パトロール。
傷やへこみなどの欠陥の発見から修繕までを一体的に行うことで、素早い処置が可能になります

「新しい米百俵」による人材育成

ミライエ長岡で行う「小学生向けの学び」の先行事業で、
廃材を使ったアート作りを体験する参加者
■ミライエ長岡を拠点にした人材育成
「米百俵プレイス ミライエ長岡」西館の運営………1億5,297万円
 7月22日(土)にオープンする西館で、互尊文庫の運営や各種プログラムを実施します。
互尊文庫
 新しいスタイルの図書館「互尊文庫」では、「くらす」「はたらく」「ひらめく」のテーマ別に並ぶ本を、居心地の良い空間で楽しめます。
 小学生向け講座(写真1)ではSTEAM(スティーム)(科学、技術、工学、芸術、数学)の分野を中心に、学校外の新たな学びを展開します。
「米百俵プレイス」東館を整備………3億9,339万円
 令和7年度にオープンする東館のZEB化(省エネルギー対策)を図ります。

■長岡ワークモデルの普及と多様な人材の活用
ミライエを拠点に産業イノベーションを推進………1億3,714万円
 NaDeC BASE(ナデック ベース)を移転拡大し、新たな産学官協創や産業支援の拠点として運営します。
起業・創業を推進………2,738万円
個別指導で事業プランの立て方を学ぶ起業スクール。ミライエでは起業相談やセミナーなどを実施します
外国人材が活躍できる環境を整備………1.220万円

■教育環境の整備
中学校の部活動地域移行を推進………1,540万円
複数の学校から希望者が集まり、技術の向上を図るスポーツ活動推進モデル事業。
同事業などを参考に、部活動の地域移行を進めます
小学生の冬期間の通学を支援………302万円
不登校の小・中学生への支援体制を強化………2,487万円
 専門の担当者を増員するほか、安心できる居場所づくりを行います。

「長岡版イノベーション」による成長戦略と
地域経済の活性化

長岡工業高校のロボコン部など20を超えるものづくりブースが出展した「メイカーズながおかまつり」

■日本初の「イノベーション地区」へ
イノベーションを生み出すまちの調査や研究を推進…………824万円
 AI(人工知能)解析した歩行者通行量などのデータを活用し、まちの活性化に向けた検討を進めます。

■地域と行政のDXを推進
市役所の窓口業務をデジタル化…………3,469万円
 マイナンバーカードの本人情報や聞き取りした内容を職員がシステム入力し、
署名だけで手続きができる「書かない窓口」を導入します。
長岡版スマートアグリを推進…………1,992万円
 女性や若者も就農しやすい環境づくりに向け、最新機器の導入などを支援します。
除雪車の稼働管理システムを全車に導入…………7,700万円

■地域産業の下支えと人材確保
長岡版ワークシェアリングシステムの構築に向けた実証実験…………500万円
 空き時間に働きたい子育て世代や高齢者などと企業をつなげるマッチングシステムを構築します。
デジタルものづくり人材を育成(写真1)…………2,960万円
 製造業のデジタル技術導入を支援するほか、ものづくりフェアなどで魅力を発信します。
デジタル地域通貨「ながおかペイ」の普及促進…………5,000万円
 決済時のポイント付与などを実施します。

■循環型社会の実現へ
「長岡市カーボンニュートラル チャレンジ戦略2050」を推進…………1億9,797万円
 雪国対応太陽光パネルの実証実験を行い、再生可能エネルギーの普及促進などを図ります。
積雪時でも日照を確保できるよう縦型に設置した太陽光パネル
コミュニティセンターや体育館の照明をLED化…………8,320万円
循環型経済社会を実現するバイオコミュニティへの取り組みを推進…………1,735万円

長岡を楽しく元気にする活動の
推進と魅力発信

「地域の宝」おぐに森林公園の豊かな自然の中で行われた
住民主体の音楽交流イベント「音楽の森2022秋」
■若者から高齢者まで元気になれる機会と環境づくり
eスポーツ、アーバンスポーツ体験会を開催…………1,328万円
 競技性を取り入れたコンピュータゲームの対戦や、スケートボード、ボルダリング、BMX、ブレイクダンスなどの都市型スポーツで交流の拡大を図ります。
大ヒットゲーム「モンスターストライク」で競ったeスポーツ体験会
高齢者のデジタル技術活用を支援…………827万円
ニュータウン運動公園野球場の整備に向けた事前準備…………1,000万円

■魅力発信により交流・定住人口を増加
長岡への移住・定住を推進…………3,104万円
ふるさと納税の活用で長岡ファンを獲得…………14億4,683万円
道の駅を中心とした誘客と市内周遊を促進…………876万円
   ながおか花火館をはじめとした4つの道の駅を巡るイベントなどを実施します。

■歴史継承と地域資源を活かしたまちづくり
戦災資料館の移転整備に着手…………8,157万円
「地域の宝」の磨き上げに取り組む住民主体の活動を応援(写真1)…………4,159万円
地域ブランド「越後長岡」を活用した観光事業を推進…………1,572万円
 データマーケティングを活用した観光事業者への伴走型支援などを実施します。

持続可能な行財政運営プランの着実な推進

 令和2年度に策定した「持続可能な行財政運営プラン」に基づき、行財政全般の再構築に着実に取り組みます。社会経済情勢の変化に対応するため、 先端技術を取り入れながら行政サービスの質の向上と業務の効率化を図るとともに、公共施設の見直しなどを進めます。
※プランの詳細は市ホームページで