令和4年度 予算

感染禍を乗り越え、

新たな価値の創造で

活力あるまちづくりを加速

NaDeC BASEでイベントのアイデアを出し合う大学生と小学生
 当初予算が決まりました。予算の骨格をお知らせします。
【問】 財政課 ☎ 39-2209
  令和4年度は、最重要課題である新型コロナウイルス感染症に引き続き対応しつつ、市民生活の安定と向上を図ります。そして、ポストコロナを見据えた成長政策に全力を尽くします。
 人口減少や地方分散の流れ、デジタル化の拡大など、社会は大きく変化しています。令和5年度から順次オープンする「米百俵プレイス ミライエ長岡」の整備を進めるとともに、産業の活性化やあらゆる分野での女性活躍の推進など、選ばれるまちづくりに積極的に取り組みます。さらに、デジタル技術を活用した人材育成や、長岡の歴史文化を次世代へつなぐための地域資源を活用した新たな価値づくりを進めます。
 誰もが暮らしやすいまちの実現へ、生活に密着した福祉・健康・医療、子育て支援をさらに充実させ、長岡に住む人の満足度と生活の質の向上を図ります。また、災害対策や鳥獣被害対策を強化し、安全安心なまちづくりにつなげます。
 そして、時代のニーズの変化に対応していくため、持続可能な行財政運営プランを着実に推進し、行政サービスの高質化などに取り組みます。
 受け継がれてきた「米百俵」の精神のもと、オール長岡で感染禍を乗り越え、新たな価値創造により活力ある長岡を創っていきます。

新年度の重点施策

 元気あふれ選ばれるまちに向けた取り組み
 「新しい米百俵」による人材育成と歴史文化の継承
 誰もが暮らしやすいまちの実現
 安全安心なまちづくり
 持続可能な行財政運営プランの着実な推進

具体的な取り組みは4~7ページへ

予算の状況

一般会計は、1,319億7,800万円(前年度比1.4%増)

企業会計 300億7,400万円

市が企業として経営し支出は収益で賄います。
下水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥183億9,880万円
診療所(小国・山古志) ‥‥‥‥ 2億9,550万円
浄化槽整備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5,190万円

特別会計 557億6,510万円

特定の収入(保険料や使用料など)で支出を賄います。
国民健康保険‥‥‥‥‥‥‥238億2,310万円
国保寺泊診療所‥‥‥‥‥‥‥ 1億1,370万円
後期高齢者医療‥‥‥‥‥‥ 31億5,390万円
介護保険‥‥‥‥‥‥‥‥‥283億2,700万円
水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥106億9,870万円
簡易水道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9億7,650万円
一般会計+特別会計+企業会計=

総額2,178億1,710万円

予算書は、市ホームページ、アオーレ長岡情報ラウンジ、各支所の情報閲覧コーナーなどでご覧いただけます
こちらのQRコードから 


元気あふれ選ばれるまちに向けた取り組み 112.4億円
「ミライエ」の整備と長岡版イノベーションの推進
1.ミライエ内に開設する図書館へのニーズをブックディレクター・幅はばよしたか允孝さんが聞き取ったワークショップ。互尊文庫を移転し、新しいスタイルの図書館として令和5年度にオープンします
企業誘致と移住定住の促進、地域産業の振興
2.「リモートワーク移住」と長岡で暮らしながら首都圏の企業に勤める「ナガオカワーカー」をテーマに行ったオンライン移住セミナー
あらゆる分野における女性活躍の推進
3.空き家の改修に市の補助金を活用し、リモートワークなどに利用できるレンタルスペースを4月に開業する村山祥さちえ恵さん。女性自身が望む多様な活躍を実現できるよう後押しします
求められる都市インフラの整備
魅力発信による関係・交流人口の拡大
4.和島地域の良寛の里美術館にある良寛と愛弟子・貞心尼の像。貞心尼の没後150年に合わせ、散策道の整備や特別展を開催します
感染禍からの早期回復を図る支援

「新しい米百俵」による人材育成と歴史文化の継承 50.7億円
未来をつくる人材育成の推進と教育環境の整備
5.授業でタブレット端末を操作する阪之上小学校の児童。ICTの活用で、多様な人とつながり、誰一人取り残さない教育を実践します
地域の歴史文化とアイデンティティの継承
6.約2,500本の桜が咲き誇る悠久山公園

誰もが暮らしやすいまちの実現 331.6億円
感染防止対策と医療体制の確保
7.ハイブ長岡で行った集団接種。希望する全ての人が受けられるよう、接種を加速します
子育て支援のさらなる充実
身近な生活環境の整備と地域経済の下支え
8.本格運行を目指し、実証実験を進めている寺泊地域の予約制乗り合いタクシー
市民協働の推進と地域の活力創造
9.3月18日にプレオープンしたあおし子ども食堂「すよしのカレー屋さん」
福祉・健康・医療の充実と地域共生社会の推進
10.アオーレ長岡で消毒作業を行う障害者ワークステーションのスタッフ。障害者雇用の理解と促進を図ります

安全安心なまちづくり 32.0億円
災害対策の強化
鳥獣被害対策の強化
11.イノシシやサルを寄せ付けないための電気柵の設置研修。地域や個人で設置する電気柵の導入費用を新たに支援します
カーボンニュートラルの推進

持続可能な行財政運営プランの着実な推進
 令和2年度に策定した「持続可能な行財政運営プラン」に基づき、行財政全般の再構築に取り組みます。時代のニーズの変化に対応していくために、見直すべきは見直し、新たな発想や先端技術を取り入れながら、サービスの高質化や受益者負担および公共施設の見直しなどを進めます。
※プランの詳細は市ホームページで
プランの推進で収支の改善へ
 プランの取り組みを着実に実施することで、令和2年度を起点とした改善効果額は、令和8年度で20億円を見込んでいます。
 今後、歳入では一般財源総額が減少し、歳出では扶助費や公債費が年々増加する見込みです。プランに着実に取り組むとともに、あらゆる財源を活用し、毎年度の収支均衡を図っていきます。
 また、災害や大雪などの緊急事態に対応するため、財政調整基金を最大限確保するよう努めます。