5つの柱で20億円の改善見込み
行政管理課☎39・2208
健全な財政を守りながら市民サービスを充実させていく「持続可能な行財政運営プラン」をまとめました。市議会、有識者、市民の意見を聞きながら内容を検討。令和7年度までの5年間で、行財政の再構築に取り組みます。
今、人口減少や少子高齢化、自然災害の頻発化など、社会全体が大きな変化に直面しています。こうした中で、長岡市でも税収の伸び悩みや社会保障経費の増加がみられます。
これまでと同じことを続けるだけでは、市民の安全・安心な暮らしを守れなくなります。市の財政が危機的ではない今から、これからのニーズに対応した行財政運営となるよう抜本的に見直します。
効率性と生産性を向上させ、限られた職員数で質の高いサービスを提供できる市役所の体制をつくります。
サービスを利用する人としない人の公平性を確保するため、使用料や手数料などを見直します。市有財産の活用で新たな収入を確保します。
水道と下水道の安定したサービスの継続を目指し、令和12年度までの経営戦略をそれぞれ定めました。
施設の効率的な運用や維持、使用料の適正化などに取り組みます。 水道局業務課経営企画室☎38・8544、下水道課経営企画室☎39・2235
事業を絶えず見直し、必要性や緊急性が高いものに経営資源を配分します。市民や各団体との連携で、地域共生社会の実現を目指します。
老朽化や人口減少に伴う市民負担の増加を踏まえ、利用状況などに応じた管理運営の効率化や統合、縮小、廃止を進めます。
次の世代の負担を増やさないよう、公共施設の総量の抑制、削減と適正な管理を進める「公共建築物適正化計画」を策定しました。計画期間は令和7年度まで。検討の対象は市庁舎、観光施設、スポーツ施設など678施設です。
管財課財産マネジメント室☎39・2211
678施設のうち186施設(約27%)の運営を見直します。▹管理・運営方法の適正化▹民営化の推進、民間サービスの活用▹集約による効率的なサービスの提供▹縮小、廃止
持続可能な行財政運営には、経済成長による所得の向上や税収の拡大が大切です。安定した財政状況を維持しながら、人材の育成、長岡全体や地域の活性化のための投資を行います。
プランの取り組みを着実に実施することで、各年度の収支を改善します。新たな投資の経費を確保しつつ、令和7年度には、貯金に当たる財政調整基金の積み増しもできる20億円の効果を見込んでいます。
財政課☎39・2209