長岡市街地空撮

詳細は市ホームページで社会の大きな変化に対応
行財政の再構築へ

5つの柱で20億円の改善見込み

行政管理課☎39・2208

 健全な財政を守りながら市民サービスを充実させていく「持続可能な行財政運営プラン」をまとめました。市議会、有識者、市民の意見を聞きながら内容を検討。令和7年度までの5年間で、行財政の再構築に取り組みます。

なぜ今、必要か

 今、人口減少や少子高齢化、自然災害の頻発化など、社会全体が大きな変化に直面しています。こうした中で、長岡市でも税収の伸び悩みや社会保障経費の増加がみられます。
 これまでと同じことを続けるだけでは、市民の安全・安心な暮らしを守れなくなります。市の財政が危機的ではない今から、これからのニーズに対応した行財政運営となるよう抜本的に見直します。

長岡市の人口の将来設計グラフ

1持続可能な運営体制の構築(改善額7.7億円)

 効率性と生産性を向上させ、限られた職員数で質の高いサービスを提供できる市役所の体制をつくります。

主な取り組み
  • 正規職員を約75人削減
  • デジタル化による事務処理の効率化とサービスの向
窓口の混雑状況をWEBで確認

2適正な受益者負担と財源の確保(改善額7.4億円)

 サービスを利用する人としない人の公平性を確保するため、使用料や手数料などを見直します。市有財産の活用で新たな収入を確保します。

主な取り組み
  • 施設の使用料や手数料を改定
  • 下水道使用料の改定
  • 水道料金の改定の検討
  • 未利用地の売却
水道、下水道の
経営戦略を策定

 水道と下水道の安定したサービスの継続を目指し、令和12年度までの経営戦略をそれぞれ定めました。
 施設の効率的な運用や維持、使用料の適正化などに取り組みます。水道局業務課経営企画室☎38・8544、下水道課経営企画室☎39・2235

3経営資源の配分、地域との連携(改善額2億円)

 事業を絶えず見直し、必要性や緊急性が高いものに経営資源を配分します。市民や各団体との連携で、地域共生社会の実現を目指します。

主な取り組み
  • イベント支援や補助金の見直し
  • 地域と行政が連携・協働する体制づくり

4公共施設の適正管理(改善額3.1億円)

 老朽化や人口減少に伴う市民負担の増加を踏まえ、利用状況などに応じた管理運営の効率化や統合、縮小、廃止を進めます。

主な取り組み
  • 開館日時や警備方法の見直し
  • 観光・産業振興・スポーツ施設などの縮小や廃止、運営方法の見直し
次世代の負担を増やさないために
公共施設の適正化計画

 次の世代の負担を増やさないよう、公共施設の総量の抑制、削減と適正な管理を進める「公共建築物適正化計画」を策定しました。計画期間は令和7年度まで。検討の対象は市庁舎、観光施設、スポーツ施設など678施設です。
管財課財産マネジメント室☎39・2211

市の施設、これからどうする?

678施設のうち186施設(約27%)の運営を見直します。▹管理・運営方法の適正化▹民営化の推進、民間サービスの活用▹集約による効率的なサービスの提供▹縮小、廃止

対象施設の方針内訳グラフ

5人材育成と未来への投資

 持続可能な行財政運営には、経済成長による所得の向上や税収の拡大が大切です。安定した財政状況を維持しながら、人材の育成、長岡全体や地域の活性化のための投資を行います。

主な取り組み
  • 将来の長岡を担う人材の育成
  • 人や企業を集めるための投資
タブレット端末を授業に取り入れている市内の中学校
▲タブレット端末を授業に取り入れている市内の中学校
市内の学生起業家が意見交換などを通じて連携を深めた起業家サミット
▲市内の学生起業家が意見交換などを通じて連携を深めた起業家サミット
各年度の改善効果額(令和2年度との比較)
財政は大丈夫?
プランの実施で収支は改善

 プランの取り組みを着実に実施することで、各年度の収支を改善します。新たな投資の経費を確保しつつ、令和7年度には、貯金に当たる財政調整基金の積み増しもできる20億円の効果を見込んでいます。
財政課☎39・2209


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