山古志小学校の児童9人と市の景観審議会の委員6人が、山古志地域・金倉山の中腹にある薬師の陵(やくしのおか)でコスモスの種をまきました。
薬師の陵は、管理人の酒井省吾さんと娘の礼子さんが、中越地震で傷んだ山肌をいたわり温かな風景を守ろうと、季節ごとに花々を手植えしている土地です。
子どもたちは、酒井さん親子から整備の大変さや土地の成り立ちなども学習。山古志小学校6年・坂牧美香さんは、「作業は大変だったが、みんなと一緒に楽しくできた。たくさんの花が咲くといい。酒井さんの努力で美しい景色があることを知った」と活動を振り返りました。
酒井さんとともに景観保全の大切さを説明した長岡市緑地協会理事長・鈴木重壱さんは、「住み慣れた地域の良さに気付いてもらういいきっかけとなった。今回の活動が子どもたちの心に残ってほしい」と話しました。
市はこれからも、先人から受け継いだ美しい景観を守るために活動を続けます。
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