市は地域包括ケアを推進するため、平成26年から定期的に「在宅医療・介護連携に向けた多職種勉強会」を開催しています。
10年目のスタートとなった勉強会は、近年増加傾向にある「身寄りがない人の支援」がテーマ。
約15職種・236人が集まり、事例研究とグループワークを行いました。
事例を発表した長岡市社会福祉協議会権利擁護支援課の大川久美子さんは、「身寄りがないことを理由に、必要な医療・介護サービスが不足してはいけない。支援するチームで本人の意思を共有しながら環境をつくる必要がある」と話しました。
35グループに分かれて行ったグループワークでは、参加者がそれぞれの立場で身寄りのない人への支援策を熱心に議論。「訪問看護だけでは本人の情報が断片的で、支援が不十分になることがあった。ヘルパーやデイサービスの支援員からも、本人の生活情報を集めたい」などの活発な意見が飛び交いました。
市は引き続き、誰もが安心して地域で暮らし続けられるよう、支援体制づくりを進めていきます。
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