市の“学生起業家創出モデル事業”の第1号が誕生しました。
起業したのは長岡高専の学生らで、産業ロボットの関節部分などに使われている「サイクロイド減速機」の新技術を元に「拾壱・ビッグストーン株式会社」を設立しました。社長は機械工学科5年の大石克輝さんが務めます。
減速機とはモーターの回転を遅くする代わりに強さを上げる機械で、構造や歯車の形状を変えたことにより高強度で小型・軽量化に成功。従来は難しかった介護ロボットや家電などの小型製品にも応用でき、特許を出願中です。大手メーカーとの共同開発も進んでいます。
NaDeC BASEで開いた設立発表会で大石さんは「会社設立や開発で、学校、企業、市役所など多くのみなさんから応援いただいています。長岡を牽引できるような、誰もが知るロボットメーカーになりたいです」と意気込みを語りました。
磯田市長は「高専のネットワークや市内大学の力も活かし、長岡のトップランナーに成長することを期待しています」とエールを送りました。
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