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栃尾市の歩みと性格

最終更新日 2016年4月1日

栃尾市

栃尾市章
栃尾市章

 栃尾市は新潟県のほぼ中央に位置し、名峰守門岳の豊かな自然に抱かれた源流の里である。守門岳西面に源を発する刈谷田川、そして西谷川、塩谷川の3本の川が谷を刻み、その流域に町や集落が点在している。また、刈谷田川と西谷川の合流点に広がる平地に市街地が形成され、山々から流れ出る豊かな清流に育まれて発展してきた。
 刈谷田川流域の歴史は古く、市内には縄文時代の痕跡が数多くある。戦国時代には長尾氏の有力な城下の一つとなり、城下町としてしだいに発展していく。越後の雄「上杉謙信」は、少壮時代(14歳~19歳)栃尾に居て、城主本庄実乃の補佐により中越の動揺を静めて勇名を馳せた。
 栃尾郷において古くから行われていた養蚕、機織りは、江戸時代中期の縞紬の生産により、全国的な市場を確保するようになる。近代に入ると、織機の機械化、戦後の化学合繊維の生産などを通じて繊維産業は発展を続け、栃尾は全国有数の繊維産地となった。現在の主要産業は繊維関連産業であるが、よりバランスのとれた産業構造を築くため、工業団地造成による企業誘致に努めている。
 山紫水明の地である栃尾市は、各所に数え切れないほどの湧水がある。中でも名水百選に選定された「杜々の森湧水」には、市内外から多くの人々が訪れている。また、守門岳中腹に広がる道院高原は、古くからの守門登山の基地であるが、近年ではオートキャンプ場やグレスデンスキー場などのアウトドア施設が整備され、高原型リゾート地域となっている。
 栃尾名物・ジャンボ油揚げは「あぶらげ」と呼ばれ、市内には20数件のあぶらげ屋が軒を並べている。普通の油揚げの約3倍という大きさがあり、200年以上の時を今に受け継ぐ伝統食品として全国各地に出荷されている。また、絹織物の残り糸を利用して作られたのが始まりといわれる栃尾てまりも、名産品のひとつである。
これら豊富な地域資源を生かしたイベントが、市内のいたるところで行われ、「R290道の駅」を交流の拠点に、年間を通じて多くの人たちが訪れている。
一方、土地区画整理事業や若者向賃貸住宅事業などの定住政策や、福祉政策の充実にも力を入れている。
 自然環境を生かした住空間の創設、そしてテーマ型観光推進による交流人口の増加により、栃尾市は「住みたくなるまち、往きたくなるまち」を目指している。

このページの担当

地域振興戦略部 地域振興班
〒940-0062 新潟県長岡市大手通2-6 (大手通庁舎)
TEL:0258-39-2260  FAX:0258-39-2254

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