最終更新日 2016年4月1日
小国町
市町村の花 雪おぐに(雪つばきの一種)
小国町の歩みと性格
小国町は、新潟県の中南部に位置し、信濃川支流である渋海川流域にある。東は関田山系の分水嶺を境に小千谷市と接し、西は八石山系の分水嶺を境に柏崎市と隣接しており、標高300mmから500mの山脈に囲まれた盆地にある。まさに「小国」の名にふさわしい地形となっている。
小国町の生い立ちは未だ明らかではないが、渋海川の河岸段丘など数カ所から縄文土器や石器が発見されることから、今から約6,000年前縄文中期から後期にかけて小規模の集落が形成していたと推測される。その後、文献によれば長承2年(1133年)源氏の一族・源頼行が小国保を領地したことから小国の開発は900年前頃から始まったとされている。天和元年(1681年)には幕府直領(天領)となったが、江戸中期以降は領主の交替がたびたびあり明治維新を迎えている。
産業面では、水稲を基幹作物とする農業が中心のため、生産基盤の整備や生産組織の営農を支援し、良質米生産能力を生かした付加価値農業をめざしている。併せて昭和48年農村地域工業導入促進法による指定を受け、以来工業団地の造成など企業誘致に努めてきた。
また、近年交通網の整備や社会情勢の変化に伴って、日常生活圏は飛躍的に拡大され産業構造や就業構造も大きく変化している。
観光資源は、昭和55年森林公園の開園をはじめ小国芸術村、法末自然の家などの整備により体験交流型観光により地域の活性化を図ってきた。今後は、農村生活の体験など自然志向が強まるなかで、自然豊かな田園風景や独自の伝統文化など地域の資源を活かしたグリーンツーリズム事業の推進が課題である。
小国町が形成された歴史図
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